スイッチャー
AWS-G500E
ライブコンテンツプロデューサー

AWS-G500E

商品の特長

どこにでも気軽に持ち運べる小さなボディに、ビデオスイッチング、オーディオミキシング、ビデオモニター、カメラコントロールといったライブ映像制作やイベント収録に必要な機能を凝縮させた、オールインワンタイプの制作機器です。
多くの機材を用意する必要がなく、機材の設置、配線、調整にかかっていた手間と時間を大幅に削減できます。

・別売のインターフェースモジュールを装着することにより、アナログ、DV、SDI、HDアナログ、HD SDI、RGBによる最大6系統の入力映像を切り換えできます。
・ミックスやワイプのトランジションエフェクト(映像の切り換え効果)、ピクチャーインピクチャーによる合成、ルミナンスキーやクロマキーを使ったキーイング(映像の切り抜き)機能を装備しています。
・画像を切り換える前に、次に映し出すように選択した入力画像を、あらかじめプレビュービューアーで確認できます。
・ワイプなどでスイッチングしている2つの映像に、別の映像を切り抜いて合成(キーイング)し、さらに文字などを合成(ダウンストリームキー)させ、著作権ロゴも表示させておくという、最大5つの効果を同時に使って映像を構成できます。
・映像効果の状態をビデオエフェクトスナップショットとして登録しておき、必要な効果を瞬時に呼び出すことができます。

簡単なタイトルを作成することができるテキストタイピングツールソフトウェアがインストールされています。
このソフトウェアで作成したタイトルは、DSK(ダウンストリームキー)やルミナンスキーとしてすぐに使うことができます。

最大6系統の入力音声をミキシングできます。各チャンネルには、フェーダー、インプットトリム、フィルター、イコライザー、リミッター、コンプレッサー、パン(バランス)などのさまざまな機能が装備されていますので、チャンネルごとに音質やレベルを調整できます。
また、各チャンネルでは、フェーダーによる調整が効いていない状態でモニターできるプリフェーダーリッスン機能を、各出力では、ビデオ/オーディオ間で発生する遅延を補正できるディレイ機能を装備しています。

・VISCA対応カメラに対して、パン、チルト、ズームなどの遠隔コントロールが行えます。
・パン、チルト、ズームなどの状態を記憶させておけるカメラプリセット機能を搭載しています。カメラプリセット機能を利用すると、必要なときにボタンを押すだけで、カメラが自動的にあらかじめ記憶させておいた状態になります。

SDビデオインターフェースモジュール(BKAW-570)またはシリアルデジタルインターフェースモジュール(BKAW-580)のi.LINK端子に接続した外付ハードディスクに、プログラム出力や本機に入力している映像素材(映像と音)を記録(.avi)できます。
また、外付ハードディスクに記録したファイルを、入力素材として再生することができます。本機では、オプションモジュールの構成により最大3台の外付ハードディスクに、最大6素材の同時記録が可能です。

本機で行ったスイッチングの情報をEDL(Edit Decision List)として保存し、“メモリースティック”やUSBフラッシュメモリーにエクスポートしてノンリニア編集システムで利用することができます。
EDLを作成しながらスイッチングを行い、同時に素材(映像と音)を外付ハードディスクに記録しておけば、作成したEDLと外付ハードディスクをノンリニア編集システムに渡すことで、編集作業を一から始める手間を省くことができます。

Real Media ストリーミングファイルフォーマット(.rm)にリアルタイムエンコードし、ライブ配信できます。また、ライブ配信をVODファイルとして本機の内蔵ハードディスクに保存し、内部サーバーを利用して配信を行ったり、VODファイルをエクスポートして別のサーバーから配信することもできます。

アスペクト比4:3、16:9の両方の出力モードに対応しています。
モードの切り換えによって、メニューの項目やビューアー表示、本機からの各プログラム出力がそれぞれのモードに対応します。入力素材に関しては、どちらのモードでも混在が可能です。

本機からSDビデオインターフェースモジュール(BKAW-570)のDV端子に接続されているVTRの再生操作ができます。また、テープ上の任意の位置を登録し、必要に応じて呼び出すこともできます。

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