プロフェッショナル/業務用製品情報>映像制作機材>システムカメラ>デジタルトライアックスカメラシステムの特長
HSC-300、HXC-100はソニーが長年つちかってきたHD技術を生かしながら、新開発のデジタルトライアックス伝送技術により、コストパフォーマンスの高いシステム構築を可能にするHDカメラシステムです。トライアックスケーブルを使って、HD映像を長距離伝送することが可能です。
すでにトライアックス環境で運用されているお客様は、既存環境をそのまま利用することで、投資を抑えたHD化が可能です。新規にトライアックスケーブルを導入される場合でも、光ファイバーケーブルに比べて安価に導入することが可能です。また、ケーブルの取り扱いも容易です。

HSC-300では最長1.8km、HXC-100では最長1.2kmまでの伝送が可能です。
| Φ14.5mmケーブル使用時 | Φ8.5mmケーブル使用時 | |
|---|---|---|
| HSC-300/HSCU-300 | 最長1,800m | 最長900m |
| HXC-100/HXCU-100 | 最長1,200m | 最長600m |
※最短距離:50m以上推奨

HDC-1000シリーズで定評のある"PowerHAD"FX CCDを採用。新開発の2/3型220万画素プログレッシブIT型CCDにより、高感度・低スミアを実現しています。また、14ビットA/Dコンバーターと独自開発の信号処理LSI搭載により、高画質な映像が得られます。

従来のシステムカメラでは暗部はサチュレーション不足に陥り、黒つぶれが発生していました。HSC-300、HXC-100に搭載されたローキーサチュレーション機能は暗部のカラーサチュレーションを増加させることにより、自然な色再現を可能にしました。

人間の額部分など輝度が非常に高い被写体を撮影すると、白とびや色ずれなどを起こすことがありますが、HSC-300、HXC-100に搭載したニーサチュレーション機能はこの白とびや色ずれを補正し、被写体の高輝度部分を自然に再現することができます。

HSC-300、HXC-100のマルチマトリクス機能により、位相とサチュレーションを独立でコントロールすることができます。異なるカメラ間での色合わせなど微妙な調整が簡単にできるので、ある特定の色だけを補正したい時などに有効です。またこの機能は、現在お持ちのSDカメラと、HSC-300、HXC-100を併用して撮影する場合のトーン合わせにも効果を発揮します。

通常のライティングに加え、カメラに内蔵したガンマを活用することで映像の質感を変えることができます。さまざまなご要望にお応えすべく7種類の標準ガンマと、4種類のハイパーガンマを搭載しています。
フォーカス調整をサポートする「VFディテール」、「フォーカスアシストインジケーター」という2種類のフォーカスアシスト機能を搭載しています。

直観的にフォーカス点を認識できるように、ビューファインダー映像の輪郭部分に色をつけて強調信号を付加することができます。
ビューファインダー上のインジケーターの振れ幅によって、フォーカス度合いを直観的に把握することができます。特に広角映像の撮影時に威力を発揮します。
