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湘南ケーブルネットワーク株式会社 様

ケーブルテレビ

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デジタルマルチコアカメラHXC-D70とカメラアダプターCA-TX70によるライブカメラシステムを3式導入し、自主制作番組の中継/収録に本格稼働中。

湘南ケーブルネットワーク株式会社 様

湘南ケーブルネットワーク株式会社様は、2013年3月、コミュニティーチャンネルのHDフォーマットにXDCAMを採用することで自主制作番組のファイルベース化によるハイビジョン放送を開始されました。併せて、中継/収録用のカメラシステムとしてデジタルマルチコアカメラHXC-D70とカメラアダプターCA-TX70、カメラコントロールユニットHXCU-100を3式導入され、2013年4月より本格運用を開始しました。

同社 営業本部 技術部 制作編成グループ リーダー 西村和敏様に、設備更新のコンセプトや、HXC-D70/CA-TX70を採用したカメラシステム導入の目的・用途、採用の決め手、運用状況と成果、そして性能・機能・使い勝手についての評価などを伺いました。

HDクオリティーの確保は当然のことながら、コストパフォーマンスや使い勝手の良さなど、多角的な観点から中継/収録用カメラシステムを検討し、今回のシステム採用を決定


営業本部 技術部
制作編成グループ リーダー
西村和敏 様

当社は、コミュニティーチャンネルのHD化計画を推進し、2013年3月より自社制作番組のハイビジョン放送を開始しました。HDフォーマットにはXDCAMを採用し、ファイルベースによる送出サーバーと番組自動送出システムSWEV-N100Aでオンエアする仕組みを採用しました。これと並行する形で、中継/収録用のカメラシステムの選定作業を行い、国内外のメーカーを対象に比較・検討を行った結果、最終的にデジタルマルチコアカメラHXC-D70とカメラアダプターCA-TX70の組み合わせによるカメラシステム3式を採用し、2013年4月より幅広い自主制作番組の中継/収録用途に本格運用を開始しました。

今回のカメラシステム選定にあたっては、HDクオリティーの確保は当然のこととして、当社の稼働率や運用状況に合った使い勝手や、コストパフォーマンスの高さも要件としました。当初は効率性の観点から、取材用カムコーダーに他メーカーの光伝送装置を組み合わせる方法を検討していましたが、重量的に肩載せでの運用が厳しいだけでなく、タリー、リターン、インカムなどカメラ周りのインターフェースが複雑になり、トラブルの原因ともなりかねません。そこで、専用のカメラシステムを構築することにしました。もちろん、選定条件には増設時やトラブル時の対応など、カメラの普及度やアフターフォロー体制も重視しました。

こうした選定基準の元に、国内外3社に絞り込んで比較・検討を行いました。性能的には満足できるがケーブルテレビ局で運用するには高額過ぎて現実的でない、あるいは、海外製は価格的には期待できるが保守サポートが不透明であったり、トラブル時の代替機の対応に不安があったりしました。最終的に残ったのがソニーで、今回導入したカメラシステムは当社の選定基準をすべてクリアしました。当初、HXC-D70とマルチコアケーブルでの運用を検討しましたが、CCUとの接続距離が最長100mという点が懸案事項となりました。野球などのスポーツ中継を考えると、最低でも400m程度伝送できる機材にしたいということで、カメラアダプターCA-TX70を使ったデジタルトライアックス伝送のシステムにしました。これにより、Φ8.5mmのトライアックスケーブルで最長600mの長距離伝送が可能になりました。

既存のトライアックスケーブルを使って効率的にHD化できる点や、軽量・コンパクト、接続距離など、当社の運用に適した使い勝手の良さ、信頼性の高さなどを高く評価



平塚市立小学校音楽会でのセッティング風景

今回導入したカメラシステムの最大の魅力は、既存のトライアックスケーブルをそのまま使ってHD化できる点です。従来のオペレーションを踏襲できるだけでなく、運用コストを含めたコスト的なメリットは採用の大きな決め手となっています。もちろん、HXC-D70のF12の高感度、SN比59dBの低ノイズ、水平解像度1000TV本という高性能・高画質や多彩な映像表現を可能にする機能などは、当社の求めるHDクオリティーを十二分に確保してくれます。このコストパフォーマンスの高さが、ケーブルテレビ局にとっては大きな魅力です。

カメラアダプターCA-TX70も採用の大きな決め手の一つになっています。前述した既存のトライアックス環境を利用してHDシステムカメラ運用ができることや、伝送距離だけでなく、使い勝手の良さや信頼性の高さも魅力です。ケーブルレスでダイレクト接続が可能な点やタリー、リターン、インカム、プロンプター出力など、ライブカメラ運用に必要となるインターフェースをフルに装備しています。現場でのセッティングがスピーディーに行えるだけでなく、用途・目的に応じて三脚、ショルダー運用に機敏に対応できます。この機動性の高さは、あまり大勢のスタッフを投入できず、しかも各種催事・イベントからスポーツまで幅広い用途に運用するケーブルテレビ局の運用には最適であると思います。

当社では、中継/収録の際、中継車を運用するのではなく、現場でベースを組んでライブ中継や番組収録を行っています。そこで、カメラ、CCUをそれぞれ専用ケースに収納し、用途に応じて必要な台数を速やかに持ち出せる体制を整えています。今回導入したカメラシステムは、いずれも軽量・コンパクトなので、この点でも使い勝手の良さと効率的な運用が可能になっています。スタッフの負担が少なくて済むだけでなく、現場でも混乱することなくスムーズに用途に合ったセッティング、オペレーションができます。放送用途に不可欠な安定性・信頼性の向上にも大きく寄与してくれていると思っています。

湘南平塚を代表するイベント「よさこい祭り」、「七夕祭り」、「花火大会」などにフル稼働。トラブルもなく、高品質で魅力的な中継/収録番組の制作に大きく貢献



湘南よさこい祭り

今回導入したカメラシステムは、2013年4月から本格運用を開始しました。大きなイベントである6月の「湘南よさこい祭り」の収録や、7月の地域を代表する夏のお祭りである「第63回湘南ひらつか七夕祭り」の中継、そして8月の「第63回湘南ひらつか花火大会」の中継などに活用しています。HD化のメリットは、地域の視聴者の方々にも実感していただけているようです。特に、「湘南ひらつか花火大会」の生中継では、去年よりきれいだった、花火の色の違いが明確だった、といった視聴者の声が多数寄せられました。また、規模的に一番大きかった「湘南よさこい祭り」の収録でも、各チームの踊りの様子やコンテストの雰囲気など、長時間の収録となりましたが、スムーズに収録できただけでなく、アングルや撮影ポイントを柔軟に変えることで、より魅力的なコンテンツに仕上げることができたと思います。これらは、まだ短期間の運用ではありますが、新しいカメラシステム導入の具体的な成果の一つであると感じています。

今回導入したカメラシステムは、今後も各種行政情報、あるいはマラソン、野球、サッカーなどのスポーツイベントの中継/収録業務に運用していく予定です。こうした実際の運用を通して社内スタッフ間のノウハウや運用能力を一層向上していくことで、「SCN」の愛称で地域の人々に親しまれている当社の自主制作番組を、より高画質で、さらに魅力的なコンテンツにしていきたいと考えています。

湘南ケーブルネットワーク株式会社

1988年に設立、1990年に開局したケーブルテレビ局の運営会社(本社:神奈川県平塚市)。2013年9月現在、平塚市、大磯町、二宮町、中井町をサービスエリアとする湘南ケーブルテレビ局と、大井町、松田町をサービスエリアとする大井松田ケーブルテレビ局を運営し、約40,000世帯の契約世帯に有線テレビ放送、インターネット・IP電話の通信サービスを提供しています。また、開局以来、自主制作番組等を放送するコミュニティーチャンネルの充実にも積極的に取り組み、「情報カフェ!湘南館」、「Go!Go!ベルマーレ」、「ココLoコ!」、「わが街の元気な会社」などの人気番組を通して、地域情報の発信基地「SCN」として地元の人々に親しまれています。

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