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株式会社テレビ松本ケーブルビジョン 様

ケーブルテレビ

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より魅力的な生放送を地域の視聴者に提供するために、同社初のHD中継車にデジタルトライアックスカメラシステムHXC-100を4式導入

株式会社テレビ松本ケーブルビジョン 様

長野県松本市を拠点に活躍するケーブルテレビ、株式会社テレビ松本ケーブルビジョン様は、2012年10月に同社初となるHD中継車を導入され、開局40周年・自主放送開始30周年を迎える2013年4月からの本格運用を目指して、トレーニングを兼ねたテスト運用を開始しています。

同社 代表取締役社長 佐藤浩市様、取締役 編成部長 伏見聡様に、HD中継車導入の目的・用途、カメラシステムにデジタルトライアックスカメラシステムHXC-100/HXCU-100を採用した決め手、テスト運用での成果と今後の運用計画や新しいコンテンツ制作における期待感などを伺いました。

ケーブルテレビの一番のキラーコンテンツは地域の人々を、きれいな映像で提供すること。さらにリアルタイムの臨場感を効率的に伝える上で、中継車は不可欠の存在と考えていました


代表取締役 佐藤浩市 様

取締役 編成部長 伏見聡 様

いま全国のケーブルテレビは、厳しい環境にあるのは間違いありません。契約者の高齢化、サービス環境の変化、全般的なテレビ離れなど、複雑な要素が背景となっています。当社も決して例外ではなく、小規模な地元の独立企業体として40年運営してきた自負はあるものの、今後の一層の発展のためには、具体的な打開策が必要になっています。その中で最も有効で確実な方法が、自主放送コンテンツの充実と強化であり、特に生放送の拡充が鍵を握っているのではないかと考えています。これが、今回HD中継車を導入した一番の狙いです。

ケーブルテレビの一番のキラーコンテンツは、地域の人々にほかなりません。当社では、これまでにも地元の祭事・イベント、あるいはスポーツなどの生中継を積極的に行い、地元の大勢の人々の様子を映像として提供し、好評を得てきました。HD中継車の導入により、この生中継の回数を増やし、よりきれいで臨場感と迫力に富んだハイビジョン映像を提供することが可能になります。これがテレビ松本のコンテンツを一層強化することにつながり、ファン層さらには契約世帯の拡大につながると期待しています。

HD中継車は、ハイビジョン化とファイルベースワークフローの構築を基本コンセプトにしました。その上で最新の性能・機能・操作性を実現するとともに、当社の運用に適した柔軟性、長期間の使用に耐える信頼性・安定性を確保できる機種の選定を、比較検討を繰り返しながら約1年をかけて行いました。その結果、カメラシステムにHXC-100/HXCU-100を4式採用し、さらに6台まで拡張できる仕様にしました。サッカー、野球をはじめとしたスポーツ中継にも柔軟に対応できるポテンシャルを実現しました。また、収録用にXDCAM HD422フィールドステーションPDW-HR1、収録のバックアップと素材の取り込みや撮って出し運用を想定したXDCAM プロフェッショナルメディアステーションXDS-PD1000を採用。モニターにも業務用有機ELモニターPVM-1741/PVM-740を採用するなど、最新鋭の機器でシステムを構築することができました。

HXC-100の高感度・高解像度の映像は、すでに卒業音楽会などのテスト運用で実感。恒例の「松本ぼんぼん」などのお祭り生中継でも、威力を発揮してくれるものと期待



HXC-100/HXCU-100が4式配備されたHD中継車

今回カメラシステムにHXC-100/HXCU-100を選んだ決め手は、一言で言えばコストパフォーマンスの高さにあります。当初は、カムコーダーに光カメラケーブルをつなぐという従来からの手法を踏襲する案も出ましたが、やはりコストの高さやオペレーションの点で困難でした。その点、HXC-100/HXCU-100は高画質・高感度といった性能に加え、表現の幅を広げる機能、そしてハンディ運用での操作性に優れていました。また、当社が想定する中継・収録業務に十二分に適合できる柔軟性やオペレーションのしやすさも大きな魅力でした。 実は、近隣のケーブルテレビでも中継車にHXC-100を採用しており、防災訓練の中継を一緒に行ったときに、実際にHXC-100の映像を見たり、操作や運用について話を聞いており、そうした性能や運用についての安心感も採用の決め手の一つになっています。

実際、これまでのHD中継車のテスト運用の中でも、HXC-100の高画質・高感度は実感しています。導入後、すでに「松本市小学校卒業音楽会」、「東日本なぎなた選手権大会」、「テレビ松本卓球大会」、お客様感謝デーや年末特別番組などの生中継で今回の中継車を稼働していますが、ハイビジョンならではの臨場感と迫力に富み、かつ柔らかい感じの映像は大きな魅力でした。たとえば、卒業音楽会での子供達を撮ったシーンなどでは、非常に生き生きとしていると同時に柔らかな表情が映し出されており、家族だけでなく多くの視聴者に喜びとか感動を伝えられる映像だと思いました。

カメラの機能については、まだすべてを使いこなしている段階ではありませんが、オペレーションのしやすさや幅広い中継業務への対応力などについては、テスト運用の中でも体験済みです。たとえば、CCUオペレーションのメリットもその一つです。当社では中継の際にスイッチャーがVEを兼任することも少なくないのですが、スイッチングしながらCCU側でアイリス調整ができる点などは非常に有効です。急に暗くなったり、急に明るくなり過ぎたりといった一番避けたい画を未然に防止できるのも便利です。また、φ8.5mmのトライアックスケーブルで最長600mまでの伝送が可能なので、4台のカメラを使って幅広いスポーツ中継に対応できます。

最低月に2回の生中継番組と高校野球の収録などに、HD中継車をフル稼働する計画。地域の人々が集まる場所に、常にテレビ松本の中継車があることで地域発展に貢献したい



「テレビ松本卓球大会」

今回導入したHD中継車は、2013年4月から本格稼働する予定です。すでに、「四賀福寿草まつり」、「奈良井宿場まつり」、そして約20万人が参加する長野県最大規模の「松本ぼんぼん」などの祭事、バスケットボールの「bjリーグ戦」、プロ野球独立リーグの「BCリーグ戦」、J2松本山雅の応援番組「松本山雅&スポーツチャンネル」などスポーツ生中継を合わせて19本、そして高校野球、リトルリーグ大会などの収録番組などにフル稼働する予定になっています。さらに月1本ぐらいのペースで生中継番組を増やしたいと考えており、地元の公共・商業施設との連携や情報番組なども、中継回線の確保と併行しながら鋭意検討・模索中です。

もちろん生中継を増やすといっても、あくまでケーブルテレビらしい視点と工夫、つまり地元の人々が主役であることは忘れてなりません。たとえば、スポーツ中継でも野球やサッカーといったメジャーな競技だけでなく、これまでと同様になぎなたや卓球などの競技にも注目していくこともポイントの一つです。とにかく、祭事・イベント、スポーツ、ステージ、各種発表会と、地元の人々が集まる場所には、常にテレビ松本の中継車が来ていると地域の人々に思われる存在にしていけたら理想的です。

ケーブルテレビらしい、新しい魅力的な生中継を企画していくためには、社内で意見を出し合って検討することが必須ですが、地域の人々や視聴者の意見や知恵を出してもらうことも有効です。一緒に考えて、協力して番組制作することは、コンテンツの充実・強化だけでなく、地域振興にも寄与することだと思います。そういう機会を作り、また増やしていくことも検討していきたいと思います。
テレビ松本開局40周年、放送開始30周年の節目の年に念願のHD中継車を運用することができるようになった幸運を、これからの当社と地域の一層の発展のために活かしていきたいと思います。4台のデジタルトライアックスカメラシステムHXC-100/HXCU-100が、縦横無尽に、多彩に活躍することで、そうした思いをサポートしてくれることを大いに期待しています。

株式会社テレビ松本ケーブルビジョン

1974年に設立されたケーブルテレビ局。松本市・塩尻市・山形村・朝日村をサービスエリアに、約72,000世帯の契約世帯に地上/BS/CSのテレビ放送の配信、インターネットやIPフォン、Wi-Fiなどの通信サービスを行っています。1983年に開始した自主放送にも積極的に取り組み、地元のテレビ、地域情報の発信基地として地域の人々に親しまれています。また、松本市、塩尻市の「行政チャンネル」、日本初の大学専門チャンネル「信州大学テレビ」や地元のスポーツ応援チャンネル「松本山雅&スポーツチャンネル」、「緊急地震速報サービス」のほか、文化芸術、スポーツなどの多彩な自主事業を通して地域発展にも大きく貢献。設立以来、代表取締役を務める佐藤浩市氏は、財団法人 全日本なぎなた連盟会長でもあり、幅広いスポーツ振興にも尽力されています。

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