LSPX-P1をもっと知る
TVの無い部屋でもテレビ番組や映画を見る“贅沢”体験
- 超短焦点プロジェクター LSPX-P1 -スマホの普及で、私たちと「画面」の距離感は大きな変化のときを迎えている。かつて映像はテレビで見るものだったけれど、 「LSPX-P1」は、それが固定概念かもしれないことに気づかせてくれる。「LSPX-P1」がもたらす新しいスタイルとは…? グッズの使いこなしや新しい視点でのモノの遊び方提案を得意とするフリーライターの納富廉邦さんに聞いてみた。
かつて、画面を見るというと、それはテレビを見ることだった。それがスマホ普及以降、画面というとスマホかタブレットのことを指すのが普通になっている。
実際、さっと手にして、どこでも見られるという快適さは、わざわざテレビがあるところに行って番組を見るという、それまで当たり前だった行為を、とても面倒くさいものに変えてしまった。
落ち着いて、ゆっくり見るなら、テレビよりもむしろ映画館に行きたいと思ってしまうし、ちょっとしたコンテンツなら、テレビ番組も含めて、スマホで済んでしまう。
『LSPX-P1』を使って気づいた
決まった場所でしか見られないことは面倒くさい?
寝室や仕事部屋でも使える便利さ。
ソニーの超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」を使って最初に思ったのは、好きなところでリラックスして見られるなら、スマホよりも大きな画面の方が、やっぱり気持ち良いということだった。別にテレビ画面が嫌いになったわけではなくて、決まった場所でしか見られないことが面倒くさいと思っていたことに気がついたのだ。
だから、仕事机の奥に設置したプロジェクターで、机のすぐ向こうの壁に投影できるようにした瞬間から、何かというと、壁に投影した映像を見るようになっていたのだ。
そして時々、より大きく表示できる別の壁の前に持っていって、コーヒーを淹れて、ゆったりと映画を見たり。そもそも、壁に面して置かれている机の奥に置いて、本来、デッドスペースというかポスターを貼るくらいしか使い道がなかった壁いっぱいに画面を投影できるプロジェクターという存在が、何だかもう未来だ。
そして、それをすんなり受け入れてしまうあたりが、人間のどん欲さというか、快適なものにはすぐ慣れるというか。プロジェクター本体がどこにあるかも分からないような場所に設置しているのに、目の前の壁に見たいコンテンツが大きく映し出されているという、その光景自体がちょっと感動的なのだった。
本体を持って見たい場所へ移動するだけで
その場所が「パーソナルな映画館」
テレビの前に集まって、同じ番組を見るというのも悪くない。だから、やっぱりリビングにテレビは欲しいと思う。でも、一人でゆっくり映画を楽しみたい時もある。そういう時に、ケーブルやアンテナ接続といった面倒なしに、寝室や子ども部屋、書斎などの見たい部屋や見たいところに持っていくだけで、そこがパーソナルな映画館になる。今まで映像を楽しむことなんて想像もしなかった部屋や場所で自由に楽しむことができる。なんて自由、そして贅沢な体験だろう。
一連の動作がストレスフリー
仕事部屋だって、寝室だって「リビングにできる」贅沢
アンテナが来ていない部屋でも、電源コンセントが近くにない場所でも使える大画面というのは、テレビを好きな場所に持っていけるというのではなくて、どこでもリビングにしてしまえるということなのかも知れない。
仕事部屋だって、寝室だって、廊下だって、洗面所だって…、みんなで画面を囲めばリビングだ。一人で、寝室を自分だけのリビングにしてしまうことだってできる。家族がいない解放感を家族がいても楽しめる贅沢、とか言うと怒られるだろうか。
「置き場所」を考えなくていい手軽さは
2台目のTVとしても使える最大の魅力
テレビをもう一台増やそうと思った時に、一番考えなければならなかった「置き場所」の問題を、ほとんど考える必要がないというのは、何て自由になれるのだろうと思う。
本体を壁の近くに置けばオッケーで、しかも、ちょっと壁から離すだけで「そこまで大画面にならなくても」というくらいデカく投影される。
これなら凄く疲れていても、「ま、映画でも見ようか」という気分になれるのだ。そんな風に、家のあらゆる場所で使えるというのは、二台目として理想的。それはもう、三台目四台目を買ったようなものではないか。
リモコンはスマホアプリになっているから、「あ、リモコンはリビングだ」といった面倒もない。細かいことだけど、こういうちょっとしたことが本当に面倒なのだ。
この「LSPX-P1」の最も優れた点は、そういう小さな面倒を徹底的に無くしている所なのだ。だからこそ、何も考えずに好きな場所に持っていって使えるのだと思う。
「投影された映像」ならではの
独特の質感と匂いがとても気持ちいい
部屋を薄暗くして、壁に投影した画面を見るのは、テレビやスマホの画面を見るのに比べて、とても楽な気分で見ることができるのも発見だった。リラックスの度合いが違うのだ。だから、連続ドラマを長時間見続けていても疲れない。
子どもの頃、影絵や幻灯機に夢中になったように、学校の授業のスライド投影にワクワクしたように、「投影された映像」には、独特の質感と匂いがある。部屋を暗くすることで、映像に集中しやすくなるということもあるだろう。それ以上に、自分が好きなところに投影した映像を、ぼーっと見ているのが、とても気持ち良いのだ。