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「H2Aロケット31号機打ち上げ」におけるXDCAMワイヤレスワークフロー事例

2016年11月2日、鹿児島県の種子島宇宙センターより打ち上げられた、H2Aロケット31号機(気象衛星ひまわり9号搭載)の取材において、株式会社 鹿児島放送様(以下、鹿児島放送様)により、業界初2/3型イメージセンサーを搭載したソニー製4K対応ショルダーカムコーダーPXW-Z450(2016年12月発売)が撮影に使用されました。

種子島宇宙センターより打ち上げられた、H2Aロケット31号機(気象衛星ひまわり9号搭載)


『PXW-Z450』で撮影する様子

今回、撮影と同時にPXW-Z450のワイヤレス伝送機能を使って、ワイヤレス伝送の実証実験を行いました。中継先である種子島宇宙センターより、LTE回線を使用したライブストリーミング、および、プロキシ映像のファイル転送を併用しながら、素材を鹿児島放送様の本局へワイヤレス伝送しました。プロキシ映像のファイル転送については、ソニービジネスソリューション株式会社(以下、ソニービジネスソリューション)がクラウド上に準備した素材管理システムへ転送することで利便性を向上。ワイヤレス伝送されたHD素材は、実際のOAで使用されました。

H2Aロケット31号機 打ち上げ撮影 - ワイヤレスワークフロー運用イメージ

この取り組みは、鹿児島放送様とソニービジネスソリューションとの協業により、トライアル運用として実現しました。PXW-Z450は、富士フイルム社製の4K対応22倍ズームレンズ FUJINON UA22X8BERD-S8との組み合わせで、打ち上げ前日の夜間に行われた機体移動(ロケットを機体組立棟から射台へ移動する作業)、および、射台から約4kmの地点にある種子島宇宙センター竹崎展望台からのロケット打ち上げの撮影にて使用されました。なお、ロケット打ち上げの4K撮影は民放局として初めての試みとなりました。

PXW-Z450は、従来のHD対応ENGカメラと同様の使い勝手で撮影できるため、従来どおりのカメラオペレーションで4K撮影ができること、また、従来のENGカメラと比較して感度が高いため、夜間の機体移動の取材においても、ゲインアップを抑え、低ノイズで明るく撮れることが、撮影担当者から高い評価をいただきました。

鹿児島放送様のコメント:本システムにより、効率の良い報道番組制作が行えることが確認できました。今後、導入されるファイルベースシステムとの連携など、さらなるワークフローの改善に貢献してくれることを期待しています。

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