筐体の中にプロフェッショナルディスク15枚収納可能なディスクビン2式と、DCHS(Dual Channel Head System)プロフェッショナルディスクドライブ、ディスクチェンジャーを搭載したオールインワンタイプのディスクライブラリーです。最大30枚のディスクを格納し、ディスクチェンジ作業を自動化することで、ディスクフォーマットやダビング、アーカイブなど作業の効率化を実現します。
1層ディスク(PFD23A)、2層ディスク(PFD50DLA)、4層ライトワンス型ディスク(PFD128QLW)のすべてのプロフェッショナルディスクに対応し、運用に合わせて混在運用することも可能です。
プロフェッショナルディスクでサポートしているすべてのフォーマットMPEG HD422(50Mbps)、MPEG HD(35/25/18Mbps)、MPEG IMX(50/40/30Mbps)、DVCAM(25Mbps)のファイルの読み出し、書き込みが可能です。
また、プロフェッショナルディスクのUserDataフォルダにはMXFファイル以外の一般ファイルの読み書きができ、MXFファイルに紐づいたテキスト原稿などの付帯情報を同じディスク上に格納しておくことも可能です。
入出力はネットワーク(1000Base-T)によるファイル転送です。(ベースバンド記録・再生には対応していません)
500GBのHDDをキャッシュ用として搭載。プロフェッショナルディスクに書き込みを行うファイルを一時的にHDDに格納することで、転送を高速化しています。また、HDDは2台搭載しており、信頼性を確保するため、RAID-1(*)(ミラーリング)を構成しています。
別売の冗長電源ユニットXDBK-101を装着することで、電源ユニットを2基に拡張することができます。これにより、一方の電源に障害が発生した場合でも運用を継続でき、高い信頼性が要求されるシステムにも対応可能です。
Webアプリケーションを標準搭載しており、アプリケーションを制作することなくWebブラウザー上で以下の操作を行うことが可能です。
1)オートインジェスト:複数枚のプロフェッショナルディスクに格納されたデータを、サーバーやノンリニア編集機などに転送することができます。
2)オートアーカイブ:XDCAMレコーダーやXDCAM Station、サーバーに格納されているファイルや、ノンリニア編集機で編集したファイルを、XDCAM Jukeに格納されている指定のプロフェッショナルディスクに書き込むことができます。
3)オートデュプリケート:マスターのプロフェッショナルディスクから複製ディスクを一括して作成します。
4)オートフォーマット:複数枚の使用済プロフェッショナルディスクを一括してフォーマットすることができます。
5)オートファイナライズ:複数枚の4層ライトワンス型プロフェッショナルディスク(PFD128QLW)のファイナライズ処理を一括して行うことができます。
XDCAM Juke本体にRFIDのリーダー/ライターを装備。プロフェッショナルディスクにRFIDタグを貼付すれば、ディスクIDやディスクタイトル、記録されているファイル名などメタデータの読み書きが可能です。また、RFIDに記録されたメタデータは、ディスクをXDCAMデッキなどに装填しなくても、ハンディタイプのリーダー/ライターやRFIDに対応したスマートフォンから非接触で読み書きできますので、棚管理されたディスクに記録されたメタデータをその場で確認することができます。(RFID内のデータの読み書きには、別途、専用のアプリケーションが必要です。)