“αレンズ”特集

APS-C サイズでの85mmは35mmフルサイズ換算で約127.5mmの中望遠レンズとなる。その画角は、例えば公園のチューリップ畑での撮影などでも威力を発揮する。背景だけでなく、手前にボケを入れることで、より効果的に被写体が浮かび上がってきた。チューリップのディティールを出すために、少し絞り込み F2.5で撮影。（作例は16:9にて撮影）

焦点距離:85mm　絞り:F2.5　シャッタースピード:1/4000秒

ポートレートや花以外にも風景やスナップ撮影にも威力を発揮する。適度に距離を置いた被写体では、絞り開放でも背景のボケが弱まり、目で見たものに近い、記憶に残っている風景そのものとして残すことができる。
（作例は16:9にて撮影）

焦点距離:85mm　絞り:F1.4　シャッタースピード:1/1250秒

ポートレートは大人の女性だけではなく、子どもの自然な表情の撮影などにもぜひ、使ってほしいレンズ。近寄らないで撮ることができるため、自然な表情と背景のボケとのバランスを慎重に狙うことができた。
単に絞り効果によるボケ味も需要だが、被写体と背景の組み合わせも大切。最適の構図を得るために自分自身も動いてみること。その上で被写体のディティールを生かす絞り値を選択する。

焦点距離:85mm　絞り:F2.5　シャッタースピード:1/640秒