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音楽CDと同等の高音質を実現したリニアPCM対応が新しい録音の世界を広げる

録音する楽しさを知っていただく入門機として

橋本: 小型化という面では、前SXシリーズが好評だったので、まずはそのサイズを引き継いでいこうと考えました。
技術者としては高性能化ということも含めて小型化しようという情熱がありますね。やはりユーザーの方に持って出かけてもらいたいし、また小型化することで高性能という印象を持っていただけると思うんです。
やはりユーザーの方にせっかく買っていただくのですから、家の飾りにするよりは気に入って使っていただくことが設計者としては一番うれしいことですからね。デザインが良くて飾るものであればそれでもいいんですけど、やはりこれは動くものですし、音を録るものですから、眺めるだけじゃもったいない。
このICレコーダーの使い方としては、一眼レフとコンパクトデジカメの話ではありませんが、PCM-D1やD50を買われた方の中にもサブ機としてこのSXシリーズを買われる方はいるのではないかと思っています。
D1、D50は大きさ的に「音を録りにいこう」という時に持っていくという使い方になると思いますが、ICレコーダーは、カバンの中に入れて毎日持ち歩けるくらいの大きさですから、普段使い用に買われる方が多いと思いますね。

宮崎: 小さくなっていくと使う幅が広がっていきますからね。そういった意味ではデザインで使い方が表現できると一番いいですね。モノを見ただけで、こういうところで使えばいいというようなことをデザインしたいですね。
言い換えれば新しい使い方をデザインで提案するということでもありますね。
そういう意味では今回のSXシリーズもある意味使う場所をデザインで表現できているかなと思います。

橋本: こういった機械というのは一時的なブームで終わって欲しくないですし、コンパクトデジカメを使ってる方がだんだん面白みがわかってきて一眼レフが欲しくなるように、SXで録音する面白さを知っていただいて、その上のPCMレコーダーにも興味を持っていただければ本当にうれしいと思います。楽器の録音でもフィールドレコーディングでもいいのですが、そういった趣味とか実用も含めて、SXシリーズをきっかけにそういった楽しみを増やしていただけたらと思います。
録音機というものは何に使えばいいのかわからない方もいらっしゃると思うんですが、それは常に持ち歩いていただければ面白みがだんだんわかってもらえると思うんです。中にははまる方もいらっしゃるでしょうし、そんな風に広がっていけばなあと思っています。
こちらが思いもかけないような使い方をするユーザーもいらっしゃるでしょうし、それがまた次の商品開発にも繋がるのではないかと思います。

ステレオICレコーダー CD-SX900

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ステレオICレコーダー CD-SX900

ステレオICレコーダー CD-SX800

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ステレオICレコーダー CD-SX800