小笠原 このリモコンと、画面上のGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)は、今回の<ベガ>の特長のひとつです。画面上のアイコンを左右、上下に動かしてメニューを選択するので、テレビ放送を見る時はもちろん、基本的なメニューはジョイスティックで操作が可能です。これには“PSX”の技術が活かされています。 W 私は自宅でDVDプレーヤーなどをリモコンで操作していると、止めたいところで止まらなかったりして、イライラすることが多いのですが、この<ベガ>は、自分の思考にリモコンがピッタリついてきてくれる感じがします。 酒井 多チャンネル化したテレビの番組表を1週間分取り込んだり、双方向でコミュニケーションするようになると、GUIが速く動かないとストレスになります。CPUの処理能力が小さければフリーズしてしまうところですが、今度の<ベガ>は処理能力が高いCPUを搭載しているので快適な操作性が可能になりました。
W このリモコンは、閉じていると手にしっくりと収まって、本当に操作がしやすいですね。 小笠原 リモコンを開くとボタンがたくさん並んでいて従来のようにも使えますが、いつも使う機能だけは閉じた状態でも操作ができるように、工夫しました。デザインにあたっては、携帯電話のデザイナーにもプロジェクトに参加してもらいました。テレビはあらゆる年代の人たちが毎日使うものなので、すべての人が満足できるリモコンを目指して、開発に力を入れました。
W このGUIのおかげで、いろいろな操作が楽しくできますね。「サイバーショット」の画像も、まるでビデオクリップのように自動で再生してくれるのがかっこいいなあと思いました。友達に見せる時などに自慢できますね。テレビにあらかじめ内蔵されたBGMにのせて、さまざまな再生方法が楽しめますね。 酒井 BGMが3種類、エフェクトが3種類あり、再生スピードも変えられるので、組み合わせて楽しめます。もちろんエフェクトをかけずにそのままの画像を見ることもできますよ。<ベガ>と「サイバーショット」をUSBケーブルでつなげば画像を再生できるようになり、見終わったらUSBケーブルを抜けばよいだけなので、お手軽に楽しむことができます。
W <ベガ>はもともとシンプルでインテリア性の高いテレビだと思うのですが、今回の<ベガ>はさらに研ぎ澄まされている感じです。北欧の家具のようなたたずまいというか・・・。 酒井 今回の<ベガ>はいままでの機種で好評をいただいているフローティングデザインを継承しつつ、過剰なデザインを抑えて、ぎりぎりまで無駄をそぎ落としていくという「ミニマルカーブデザイン」をコンセプトとしています。音へのこだわりからサイドにスピーカーをつけているのでどうしても幅が広くなりがちなのですが、それでも横幅をぎりぎりまで押さえました。サイドは下に向けてかすかに絞るようにカーブを描かせていることで、スタイリッシュで大画面でも圧迫感を感じさせないようにしました。 W 厚みに関してはいかがですか? これまでの<ベガ>よりも薄いように感じます。 小笠原 チューナー一体型でありながら、プラズマでは奥行き89ミリの薄さを実現しました。
酒井 とにかくこのリモコンを手に取って、新しい<ベガ>を体験してみてほしいですね。新しく広がる世界を感じていただけると思います。 W ありがとうございました!
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ホームネットワーク プロダクツマーケティング部 ディスプレイMK課 プラズマ担当 マーケティングマネージャー 酒井 博史 ホームネットワーク プロダクツマーケティング部 ディスプレイMK課 液晶担当 マーケティングマネージャー 小笠原 啓克 |
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聞き手 フリーライター 鷲頭あや子 編集プロダクションを経て、99年からフリーライターに。ファッション誌、女性誌、マネー雑誌などで執筆しているほか、書籍の企画・編集・執筆も行っている。 > |
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