

業務用モニターは…
映像制作用途の測定器として、「素の画」を映しだすように設計されています。
PCモニターは…
「静止画を正面から見て操作しやすい」ように設計されています。
テレビは…
作品を「美しく綺麗に」見せるために設計されています。

撮影された素の映像を正確に映し出すため独自の技術を搭載し、映像制作をサポートします。
- 黒の再現性をあげるため、色々調整したまま編集して、別モニターで完パケをみてみたら、想像と違う表現になっていた。 テレビを編集用モニターとしてみたら、黒が異様に沈んでいている・・
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黒の再現性は液晶の弱点の一つと言われています。階調が正確に再現されないモニターで画を見ると、夕日や空などの繊細な色移りの部分で黒潰れが起こることもあります。
黒の再現性を高めるために、ガンマカーブの調整を行うなど設定をいじると、素の映像全体に余計な調整が掛かってしまい、そのまま編集すれば作品の出来栄えに影響を及ぼすこともあります。従って、カメラで撮影し映像がその通りに表現されてることは、編集用モニターの重要な条件と言えます。

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ソニー製業務用モニターは、正確な階調表現を追及しています。液晶パネルの特性であるS字ガンマカーブから、CRTモニターと同じガンマカーブ特性γ=2.2に合わせこむため、独自の技術を搭載しています。特に「ChromaTRU」*1を搭載したソニー製モニター*2は、10ビット画像処理エンジンを搭載し、γ=2.2への調整を精査に行うことで滑らかな階調を実現しています。
- *1:「ChromaTRU」は、BVMシリーズの色再現を追及したソニー製液晶モニターの技術ブランドです。
- *2:「ChromaTRU」を搭載したモニターは、LMD-XX50Wシリーズ(17型、20型、24型、42型)です。

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ガンマカーブと階調

階調表現を決定付ける重要な要素のひとつとして、ガンマカーブ補正があります。これは、各デバイス固有の応答特性を元に、最終的な全体出力をγ=1に近づけることで階調再現を高める技術です。
液晶モニターのガンマカーブは、本来アルファベットのS字のようなカーブを描きます。このS字ガンマカーブのままだと、ビデオ信号γ=0.45に対して、最終的な全体出力をγ=1に補正することは不可能といえます。(γ=1に補正するにはモニターの応答特性をγ=2.2に極力近づける必要があります。)ガンマ補正が正確でないと、実際の映像がどのようなことになるのか、下の写真の例をみてみます。
PCモニターと業務用モニターのグラデーション(ランプ波形)を見てみると、業務用モニターは黒から均一的に白へ移行しているのに対して、PCモニターの波形は黒が一部盛り上がったような粗い表現となっています。黒からグレー、グレーから白までの表現が粗く表現されることで、実際の映像も粗く表現されてしまいます。PCモニターで表現された雲は、白一色で塗りつぶしたように映っています。
業務用モニターは、正確なガンマ補正を施し「素の画」を表現することで、他の設定を犠牲にすることなく、映像の編集が行えます。
- お客様のテレビで色味がおかしく表現されていた。測定器である業務用モニターで編集していなかったため、編集のやり直しとなった。
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これは撮影や編集した際に使用したモニターの基準色と、作品を観賞した時のモニターの基準色が異なっているために起こる現象です。「美しく表現すること」に重点を置くPCモニターやテレビは、「綺麗な画」を映し出そうというコンセプトから、明るくカラフルに表現する技術が搭載されています。そのため、作品を鑑賞するには適しているものの、編集時にPCモニター/テレビを基準とすると、本来のカラースペース上の色からずれた状態で作業するため、完成した画をテレビで見ると、更に色が変化する可能性が高いといえます。
さらに、液晶モニターは同じ型名やモデルでも個体差があると言われています。業務用モニターは複数台並べて使用することを想定しているため、個体差を少なくするため色管理を徹底する場合がほとんどです。一方、PCモニターやテレビは、個体差を問題と捉えないので個体の色管理を実施していないケースが大概です。この個体差が、色の統一感を更に失わせている原因と言えます。
このように、業務用モニターは正確な色表現を追及したモニターです。万が一お客様のテレビでおかしな色味で再現されたとしても、編集時業務用モニターを使用していれば、本来の色再現に近いのは業務用モニターであると説明することも出来ます。

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ソニー製業務用モニターは、カラースペース上の正確な色再現を追及し、独自の「ChromaTRU」技術により、EBU、SMPTE-C、及びITU-R BT.709 の色域を再現しました。
また、個体間の差を極力無くすため、工場出荷時にモニター一台一台色調整を行っています*3。
そのため、制作領域で利用されている、D93、D65のカラースペース上の数値に 比較的近い数値を維持でききます。
反対に、正確な色再現を必要としないPCモニターやテレビは、本来のカラースペース上の座標から大幅にずれてしまっている可能性が高いと言えます*4。- *3:ソフトウェアで色管理を行っているのは、「ChromaTRU」を搭載したLMDモニターになります。
- *4:記載は、各モニターを工場出荷時状態で測定した数値をソニービジネスソリューション株式会社で測定した数値を参考にしています。

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デコーダーの特性について
NTSC方式の場合、B-YとR-Yを90度の位相で復調すれば、もとのRGB信号が得られます。業務用モニターでは、この復調軸は正確に90度に設定されていますが、一般のテレビは肌色をきれいに見せたいという意図から、復調軸は110度など、90度より広く設定されている場合が多くあります。
更に、復調軸の設定はメーカーによって異なっており、一般のPCモニターやテレビではクロマ・フェーズを調整しても正確に色再現することはほぼ不可能です。
- 何も映りこんでいないか、アンダースキャンできちんと確認したい。
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モニターによって表示エリアは異なります。業務用モニターがアンダースキャンや ノーマルスキャンなどのモードを選択することによって 表示エリアを変更できるのに対して、テレビでは100%の映像は表示されず、 その表示範囲もメーカーやモデルによって変動します。一方、PCモニターでは常にアンダースキャンでの表示が基本となっています。
撮影編集時にはセーフティエリアマーカーや、アンダースキャンといった機能を使い、アウトプット時の映像表示範囲を想定した上で映像制作を進める必要があります。

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映像制作をする上で利便性の高い機能を、業務用モニターは多く搭載しています。スキャン機能以外にも、エリアマーカー、二画面機能(サイドバイサイド、ピクチャインピクチャ)、ウェーブフォーム、オーディオレベルメーターなど、多彩な機能を備えていることは業務用モニターの特長と言えます*5。
- *5:モニターによって、搭載している機能は異なります。お求め頂く製品がどの機能を有しているのかは、カタログ等でご確認ください。
- 数人が違う角度からモニターを見て意見を交わしたが、視野角が狭く、イメージが統一しなかった。
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視野角は液晶技術の弱点の中の一つとして言われてきました。もともと、液晶モニターは、液晶分子に電圧をかけ、分子の角度を変化させることでバックライトからの光の進行方向をコントロールし、輝度を調整しています。液晶分子の配列方法は様々ですが、どの配列方法を採用するかで高コントラストや広視野角など、モニターの特性を決定付けることになります。多くのPCモニターは使用者が正面からモニターを見ることを前提としているので、視野角を広くとる必要が少なく、VA方式や、TN方式を採用しています。
業務用モニターは、広視野角を実現できるIPS方式が一般的です。
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ソニー製業務用モニターは、広視野角を確保するため、IPS方式を採用しています*6。IPS方式のパネルは、どの角度から見てもパネル面に対して液晶が並行方向に配列されているので、視野角が広くなると言われています。
反対に、PCモニターやテレビに多く採用されるVA方式は見る角度によって液晶分子の角度が変化してしまうため、視野角が悪い傾向にあります。
VA方式を採用したモニターを横からみると、映像が白く濁ったような色味になってしまうこともあります。- *6:一部のモデルはVA方式を採用しています。

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VA方式とIPS方式
広視野角とは、どの角度から見ても色の変化が少なく、輝度の変化が緩やかであることを言います。
IPS方式は、液晶分子をパネルに並行に配列し、電圧をかけると水平の状態のまま90度回転する配列方法のことを言います。どの角度からみても、液晶分子はパネル面に対して水平の位置を保っているため、視野角への影響が少ないと言えます。
VA方式は、電圧をかけない状態では液晶分子がパネル面に垂直に立ち、電圧がかかると寝た状態となります。原理的に、コントラストを高くしやすいメリットがありますが、見る角度によって液晶分子の角度が異なるため、視野角特性が悪いと言えます。
- モニターを動かす頻度が高いので、ケーブルトラブルが怖い
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その際に、ピンジャックのようなロックされないケーブルを使用していれば、ケーブルトラブル率は更に高くなってしまいます。
業務用モニター等に採用されているBNCコネクタは、内蔵バネでケーブルをしっかり固定し、ケーブルトラブルを予防します。
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業務用モニターは、映像制作の様々な場面での使用を想定し、豊富な入出力端子を備えています。
同軸ケーブルのコネクタ形状も安定性に優れたBNC形状を採用し、ケーブルトラブルを予防出来ます。



