プレスリリース

2016年10月28日
2016年11月14日改訂
  • 新商品

高性能オートフォーカスと光学式5軸手ブレ補正機能を小型ボディに凝縮
オールラウンドに活躍するAPS-Cセンサー搭載ミラーレス一眼カメラの最上位機種 『α6500』を発売

〜タッチパネルによる直感的で即時性の高いフォーカス操作を実現〜
レンズ交換式デジタル一眼カメラ『α6500』ボディ
レンズ交換式デジタル一眼カメラ『α6500』ボディ
『α6500』で撮影した作品
『α6500』で撮影した作品

ソニーは、独自のAF(オートフォーカス)システム「4Dフォーカス™」による高速・高精度かつ追従性にも優れたAF性能と、新たに開発したフロントエンドLSIの搭載により実現した連続撮影性能を備え、また新たに光学式5軸ボディ内手ブレ補正機能とタッチパネルも追加したレンズ交換式デジタル一眼カメラ 『α6500』を発売します。本機は、APS-Cセンサー搭載のミラーレス一眼カメラの最上位機種として、高性能AF・高速連写性能を重視するシーンはもちろん、高画質・動画機能・操作性などのすべてを高いレベルで実現し、オールラウンドで活躍するカメラとして幅広いシーンにお使いいただけます。

  • *『α6500』で撮影した高画質作例は、Sony Photo Galleryをご覧ください。
  • *『α6500』で撮影した高画質な4K動画は、Sony Camera Channelをご覧ください。
型名 発売日 価格
『α6500』 ボディ ILCE-6500(Eマウント) 12月2日 オープン価格

※ 予約販売は11月2日(水)10時より開始します。

新商品『α6500』は、世界最多※1 425点の像面位相差検出AFセンサーをイメージセンサーの画面ほぼ全域に配置し、広範囲でのピント合わせが可能。さらに、位相差検出AFとコントラスト検出AFを併用したファストハイブリッドAFなどにより、世界最速※2 0.05秒のAFを実現。動体追従性能を大幅に向上させる高密度AF追従テクノロジー、AF/AE(自動露出制御)追従 最高11コマ/秒(連続撮影モード「Hi+」時)の高速連写のほか、ライブビューでの撮影時に被写体を瞬時にファインダーや液晶に表示できる、最高約8コマ/秒(連続撮影モード「Hi」時)の高速ライブビュー連写機能にも対応します。
加えて、新開発のフロントエンドLSIを搭載。大容量データを高速に処理して画像処理の最適化を実現し、307枚(約36秒)※3まで高画質に連続撮影が可能です。
また、APS-Cサイズのセンサー用に開発した光学式5軸ボディ内手ブレ補正機能を搭載し、5.0段分※4の補正効果や、様々なレンズでの手ブレ補正を実現。さらに、動画撮影時にも5軸で手ブレを補正します。タッチパネルもα6000シリーズとして初めて搭載し、タッチ操作によるスムーズなフォーカス位置の選択や移動が可能です。
画質においては、最高ISO51200※5までの幅広い感度域に対応し、特に中感度から高感度域での解像感や質感の描写力を向上させています。画素加算のない全画素読み出しによる高解像4K動画記録のほか、新たな撮影モードのスロー&クイックモーション※6も搭載しています。

  • ※1:デジタル一眼カメラとして。2016年10月28日広報発表時点。ソニー調べ。
  • ※2:APS-Cセンサー搭載デジタル一眼カメラとして。CIPAガイドライン準拠、内部測定方法、プリAFオフ時、ファインダー使用時。E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS(レンズ)装着時。2016年10月28日広報発表時点。ソニー調べ。
  • ※3:連続撮影モード「Hi」、画質「ファイン」時。
  • ※4:CIPA規格準拠、ピッチ/ヨー方向、Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(レンズ)装着時、長秒時ノイズリダクションオフ時。
  • ※5:静止画時の拡張上限ISO感度。動画撮影時は最高ISO25600。
  • ※6:音声記録はできません。 Class 10以上のSDHC/SDXCカードが必要です。
主な特長
1. 俊敏な動きも逃さず捉え続け、高速応答性・追従性に優れた高精度なAF性能「4Dフォーカス」
世界最多※1 425点全面位相差検出AFセンサー搭載

世界最多※1 425点の像面位相差検出AFセンサーと169点※7のコントラスト検出AFセンサーを、画面のほぼ全域に配置。広範囲・高密度に測距点を配置することで、被写体をより高精度に捉えます。

世界最速※2 0.05秒の高速AF

位相差検出AFとコントラスト検出AFを併用するファストハイブリッドAFシステムと、本機に最適化した画像処理エンジンBIONZ X™の高速処理により、世界最速※2 0.05秒AFを実現します。

動体追従性能を大幅に向上させる高密度AF追従テクノロジー
動体追従性能を大幅に向上させる高密度AF追従テクノロジー

像面位相差検出AFシステムならではの高密度AF追従テクノロジーにより、位相差検出AFが被写体の動きに連動して高密度に集中したAF枠を動的に配置できるため、より高精度かつ安定した追従性を実現。離れた場所で俊敏に走る動きなど、複雑に動く小さい被写体でも高精度に捉え続けます。

AF/AE追従最高約8コマ/秒の高速ライブビュー連写と307枚※3までの高速連写

最高11コマ/秒のアフタービュー方式による高速連写に加えて、表示ラグを抑えたライブビュー表示を連続撮影モード「Hi」時に最高約8コマ/秒まで実現。ライブビュー方式での連写速度は、撮影シーンにあわせて約8コマ、約6コマ、約3コマ/秒※3の三段階から選択が可能です。さらにフロントエンドLSIの大容量化したバッファメモリーによって、307枚(約36秒)※3までの連続撮影が可能となり、より確実に一瞬を捉えることができます。また、連続撮影後すぐに撮影画像の確認ができるようになったほか、連写の書き込み残り枚数の表示も追加しています。

Aマウントレンズ装着時の像面位相差検出AFに対応

専用位相差検出AFセンサーを搭載していないマウントアダプター(LA-EA3)を介したAマウントレンズ装着時でも、像面位相差検出AF※8を実現。425点の像面位相差検出AFセンサーによる広いAFカバー範囲と高速レスポンス、高い追従性能をAマウントレンズでも楽しめます。

瞳を検出してオートフォーカスする瞳AF機能

瞳AF機能により、瞳を検出して緻密にピントを合わせます。またAF-Cモードにも対応しているので、被写体が動いても425点の高密度な像面位相差検出AFセンサーで高精度にピントを合わせ続けることができます。

  • ※7:169点=25点AF枠の中央の9点のみ更に細分化。
  • ※8:SSMレンズまたは、SAMレンズ装着時。メニュー内の「AFシステム」設定から位相差検出AF/コントラスト検出AFを選択して使用できます。動画撮影時は「像面位相差検出AF」に対応していません。 AF-CはAFシステムで 「位相差検出AF」を選択時のみ使用可能ですが、連写(Hi+、Hi、Mid)で撮影中は動体追従しません。
2. 手ブレを補正する光学式5軸手ブレ補正機能をボディに内蔵
光学式5軸手ブレ補正機能を小型ボディに搭載
光学式5軸手ブレ補正機能を小型ボディに搭載

35mmフルサイズ対応の『α7 II』、『α7R II』、『α7S II』に採用している光学式5軸手ブレ補正機構を、ソニー製APS-Cイメージセンサーのカメラにも初めて搭載。その手ブレ補正ユニットをカメラボディに内蔵しながらも、シャッターユニットを含めた機構部を新規に開発することで、『α6300』と同等サイズ※9を維持しています。
望遠レンズ装着時に起こりやすい角度ブレ(ピッチ/ヨー)、マクロ撮影時など撮影倍率が大きくなるに従い顕著に現れるシフトブレ(X軸/Y軸)、手持ちでの動画撮影時などに目立つ回転ブレ(ロール)など、様々なブレに対して5軸で検出して補正。新開発の高精度ジャイロセンサーを搭載し、5.0段※4の補正効果を発揮、さらに動画撮影時でも5軸で手ブレを補正するため、静止画と動画共に高精度の手ブレ補正が行えます。

様々なレンズで手ブレを補正※10

ボディ内に手ブレ補正機能を搭載したことで、手ブレ補正非搭載のEマウントレンズはもちろん、マウントアダプターを介して使用するAマウントレンズ※11など様々なレンズで手ブレを補正。また、手ブレ補正搭載Eマウントレンズ※12装着時には、角度ブレ(ピッチ/ヨー)補正をレンズ側で行い、残りの3軸はボディ側で補正することで、最適な5軸手ブレ補正を行います。

ライブビュー映像で手ブレ補正効果を確認

手ブレ補正機能非搭載のEマウントレンズやAマウントレンズ装着時※11も、静止画撮影中の手ブレ補正効果をライブビュー映像で確認可能。望遠撮影時やマクロ撮影時にも、ライブビューでフレーミングやピント合わせが可能です。

  • ※9:グリップ部分を除く、正面視のサイズおよびカメラボディの厚みが『α6300』と同等。
  • ※10:ボディ・レンズの機能互換性の詳細は、サポートサイトをご覧ください。
  • ※11:一部のレンズでは3軸(ピッチ/ヨー/ロール)で補正を行います。
  • ※12:FE 90mm F2.8 Macro G OSS(レンズ)装着時は、すべてボディ内で5軸補正を行います。
3. 直感的なフォーカス操作ができるタッチパネルを新搭載
タッチ操作によるスムーズなフォーカス位置の選択や移動が可能
タッチ操作によるスムーズなフォーカス位置の選択や移動が可能

スクリーン画面上の被写体にタッチするだけで直感的にフォーカスを合わせるタッチフォーカスを搭載。さらにファインダーを覗きながらでも、スクリーンをタッチパッドのように指でなぞるタッチパッド機能を使えば、画面の端から端までスムーズにフォーカスの位置を移動できます。動画撮影中も、スクリーンをタッチすることでスムーズにフォーカスの位置を変更できます。

4. 最高ISO51200※5の高感度撮影に対応し、暗所や室内でもクリアで高画質に撮影
有効約2420万画素APS-CサイズExmor®(エクスモア)CMOSセンサーを搭載

銅を採用した配線層の低層化とこれに伴う高い集光効率により、ISO100〜51200※5の幅広い感度域に対応し、暗所や薄暗い室内での高感度撮影時にも、優れた低ノイズ性能を発揮し高画質に撮影できます。

進化した画像処理システムにより、さらに描写力が向上

画像処理エンジンBIONZ Xと画像処理をサポートする新開発のフロントエンドLSIを搭載。画像処理のアルゴリズムを最適化し、中感度から高感度域での解像感や質感の描写力を向上させています。さらに、14ビットRAW出力にも対応し、より豊かな階調表現が可能です。

5. 高解像4K動画記録とプロの映像制作に対応する多彩な動画機能
画素加算のない全画素読み出しによる解像力の高い4K動画記録

スーパー35mmフォーマットで高解像度4K動画の本体内記録ができ、4K(QFHD:3840×2160)映像に必要な画素数の約2.4倍※13(6K相当)の豊富な情報量を活用して4K映像を出力し、より解像感の高い臨場感のある映像表現ができます。

高ビットレート記録フォーマットXAVC S™※14に対応

業務用映像制作に使用されているXAVC®を民生用に拡張したXAVC S※14を採用。4K 30p/24p記録時やフルHD120p記録時には最大100Mbps、フルHD 60p/30p/24p記録時には50Mbpsの高ビットレートでの高画質記録が可能で、高精細かつ圧縮ノイズの少ない美しい映像を実現します。

動画撮影時にはファストハイブリッドAFが活躍、新たに動画からの静止画切り出しにも対応

ファストハイブリッドAFシステムにより、ピントの正確性がより求められる4K動画撮影時も、被写体をスムーズにそして高精度に捉え続けます。撮影した動画から決定的瞬間を選んで、静止画として切り出して保存できます。4K動画からは約800万画素、フルHD動画からは約200万画素の静止画ファイルを作成します。

プロの映像制作をサポートする多彩な動画機能を搭載

S-Log3、S-Log2ガンマ※15の採用により、白とび、黒つぶれを抑え広いダイナミックレンジ(1300%)で撮影でき、撮影後の編集時に、色味やトーンを整えるグレーディングによって幅広い映像表現を楽しめます。色域には、ソニーが定義するS-Gamut、S-Gamut3、S-Gamut3.Cineにも対応。フルHD映像※16で120fpsのハイスピード撮影もできます。

スロー&クイックモーション機能を新たに搭載※6

新たに、最大5倍までのスローモーションと、最大60倍までのクイックモーション撮影機能を搭載。最大50Mbpsの高画質フルHDで本体内記録が可能です。撮影フレームレートは、1〜120fpsまでの8段階より、また記録時のフレームレートは24p/30p/60pから選択可能です。撮影後の作業もなくすぐにスロー効果、クイック効果をプレビュー確認できます。

  • ※13:24p記録時。30p記録時は、約1.6倍。
  • ※14:XAVC S記録方式での動画撮影時はClass 10以上のSDHC/SDXCカードが必要です。100Mbps記録時には、UHS-I(U3)のSDHC/SDXCカードが必要です。
  • ※15:S-Log2またはS-Log3は撮影後映像処理をすることが前提の機能です。
  • ※16:フルHD動画記録に必要な画素数領域を、イメージセンサーから読み出します。
6. 堅牢な小型ボディに、磨きをかけた操作感を実現
フルマグネシウム合金の小型ボディで高い堅牢性や耐久性を実現

約20万回※17のレリーズ耐久性を実現した低振動・高耐久シャッターを新たに採用。シャッター後幕の走行完了前にブレーキ機構を追加することで、シャッター走行によるブレの発生も低減し、シャッター音も静音化。軽量かつ剛性の高いマグネシウム合金を採用し、高い堅牢性と軽量化を両立。屋外撮影に適し防塵・防滴※18にも配慮した設計の他、多彩なレンズでの使用を想定して高剛性のマウント構造を採用しています。

高フレームレートで動体が追いやすいXGA OLED Tru-Finder®を内蔵

高コントラスト・高解像度を実現する約236万ドット XGA OLED Tru-Finderを搭載。また、ファインダーフレームレートは60fps/120fpsから選択でき、120fpsでは動体撮影時により残像を少なく、なめらかに表示します。

モバイル機器と連携した位置情報取得※19

モバイルアプリケーション Play Memories Mobile™※20をインストールしたスマートフォンやタブレットとBluetooth経由で接続・連携することで、スマートフォンなどから位置情報を取得し、映像に位置情報を記録することが可能です。

強化された操作性

最新のα7シリーズの操作性を継承し、天面にカスタム(C2)ボタンを追加して合計で3つのカスタム (C1,C2,C3)ボタンを搭載。グリップ形状が深くなりホールド性が向上した他、柔らかな感触になり使用感が向上した同梱のアイピースカップなど、操作感を追及しています。高い検索性を備えた新インターフェースを採用し、撮影中の設定変更などもスムーズに行えます。

充実の撮影基本機能

従来搭載していた3つの測光モード(マルチパターン測光、中央部重点測光、スポット測光)に加え、ハイライト重点測光と画面全体平均測光を追加。スポット測光は中央固定の他、フォーカス位置にも連動可能です。また、お好みに合わせて適正露出値を1/6段刻みで-1段から+1段までの範囲で変更できます。

  • ※17:ソニー内部の試験条件にて、電子先幕シャッター時。
  • ※18:防塵・防滴に配慮した構造となっていますが、ほこりや水滴の浸入を完全に防ぐものではありません。
  • ※19:対応するスマートフォン Android端末:Android 5.0以降でBluetooth 4.0以降対応 iPhone/iPad:iPhone 4S以降/iPad(第3世代)以降。
  • ※20:スマートフォンやタブレットなどモバイル端末に、最新のPlayMemories Mobileがインストールされている必要があります。PlayMemories Mobileは「Google Play」または「App Store」から入手できます。
別売アクセサリー
ボディケース ボディケース
ボディケース『LCS-EBG』

高級感のある本革を採用したα6500専用ボディケースです。ジャストフィットで握りやすいデザインと、カメラに装着しやすいネジ固定式を採用。カメラにボディケースを装着したまま、バッテリーやメモリーカードの交換、ケーブル接続、液晶画面の角度変更などの操作ができます。
対応機種:α6500 <発売日:12月2日 メーカー希望小売価格:9,500円+税>

アイピースカップ アイピースカップ
アイピースカップ『FDA-EP17』

同梱のアイピースカップと同等品です。柔らかな素材を採用し使用感が向上しました。目の周辺部から入り込む光を遮断することで、ファインダー像を見やすくします。
対応機種:α6500 <発売日:2017年2月24日 メーカー希望小売価格:1,300円+税>

<先行展示のお知らせ>

本製品のお客様向け先行展示を11月19日(土)より、ソニーショールーム/ソニーストア 銀座、ソニーストア 大阪、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 福岡天神にて行います。詳細は、以下のURLでご覧いただけます。

  • 先行展示開始日を11月26日(土)から19日(土)に更新しました。
<主な仕様や詳細に関しては、下記URLからご確認ください。>
  • α、4Dフォーカス、BIONZ X、Exmor、XAVC、XAVC S、PlayMemories Mobileは、ソニー株式会社の商標です。
  • その他記載されている会社および商品名は、各社の商標または登録商標です。

関連情報

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