株式会社glad
田中俊作 氏

広島市に活動の拠点を置く株式会社gladは、スクールフォト、ウェディングフォト、家族写真、3つの領域を軸に撮影事業を展開している写真スタジオです。そのなかでスクールフォトは、売上げの7割を占めているメイン事業で、ソニーのカメラを使い、写真撮影だけではなく動画も撮影することでオリジナリティを打ち出し、事業を拡大してきました。ここでは、スタジオの代表を務める田中 俊作 様に、写真と動画の両方を撮る際のαのメリットや、動画を加えたことでの営業面への効果などをお聞きしました。

2021年に創業した株式会社gladは、広島県と山口県を中心に幼稚園から高校まで約50校と提携して撮影を行っています。我々がつくる卒業アルバムは「当たり前の日常を特別に写す」をコンセプトに、日常シーンをアルバムに多く取り入れていることが大きな特長です。今までの卒業アルバムはさまざまな学校行事を撮影して、その中からセレクトする「記念写真集」のようなものでしたが、私たちは友達との登下校や休み時間、運動会や合唱祭の練習風景など、子どもたちの日常の様子も撮影します。大人になって学生時代を思い返すと、学校行事よりも友達と過ごした何気ない日常のほうが覚えていたりするものです。こういった心に残るような日常シーンこそ、写真を撮るべきだと考え、アルバムづくりに取り組んでいます。
さらに、卒業式で流すための動画撮影を同時にしているのも当社の特長です。動画は写真では伝えることができない音や動き、空気感まで記録することができます。卒業アルバムに関わり始めてまだ4年目なので今は動画の魅力を広めている最中で、サービスで撮影・編集をして希望購入という形をとっていますが、約8割の学校が写真だけではなく動画とセットで購入されています。
基本的に、静止画撮影も動画撮影も1台のカメラで撮影しています。αは静止画と動画の切り替えが簡単に素早くできて便利です。とっさの判断で静止画から動画に切り替えても、すぐに録画できるのでストレスがまったくありません。
また、動体を追従するAF性能の高さや高速連写ができるところもαの大きなメリット。体育祭はもちろん、日常生活でも子どもたちは動き回っているので、どんな状況でも人物にピントを合わせ続けてくれるAF性能は必須です。1枚の写真には複数の子どもたちが写るので、全員がこちらを向いて、目を開いている写真を撮るのはかなり難しいのですが、高速連写ができれば複数枚の写真の中からいいカットを選ぶことができます。
高解像であるということは当然重要です。例えば、100人以上の集合写真を撮るとなると1人ひとりの顔が小さくなってしまいます。そんな時、現在メインで使っている『α1 II』の有効約5010万画素の高解像が強みになります。その他、豊富なレンズラインアップや操作性も魅力ですし、動画と写真を撮影するので、設定の切り替えが素早くできるカスタムボタンも魅力です。学校写真では「ごめん、今のもう1回やって」が絶対にできないんです。「いいな」と思った一瞬を撮れるかどうかが非常に重要なので、素早く設定を変えられるようにカスタムできるところも気に入っています。

片手で撮ることもあるので、強力な手ブレ補正にも助けられています。背景までしっかり写るように絞りはF11を多用しているので、多少暗いシーンではシャッタースピードが1/30秒くらいになるんです。できれば感度を上げたくないので、こういったシーンでは手ブレ補正が非常にありがたい。修学旅行では一日中持ち歩くので、レンズを含めても軽量コンパクトで手になじむフィット感も好印象です。
以前は他社製のカメラも使っていましたが、他社製のカメラは「使う」、ソニーのカメラは「任せられる」という感じです。「使う」ことにもやりがいや楽しさがありますが、仕事としてクオリティを出さなくてはいけない時にαなら何も考えずに任せることができる。かなり重要な場面でも任せられるので、完成度がものすごく高いと感じます。子どもたちが「撮って」と勢いよく集まってきても、何も考えずにカメラ任せにできるので、僕は子どもたちとコミュニケーションをとって盛り上げるだけ。それが結果的にスピード感にも繋がっています。とても頼もしい相棒ですね。
卒業式で流す動画に関しては、学校側だけではなく、保護者のかたからもたくさんの反響をいただいています。何気ない日常シーンを見て泣いたり笑ったりしている子どもたちがたくさんいたそうで、先生からは「教壇以外からの視点が新鮮だった」といった声をいただきました。保護者のかたからは、「家では見られない表情や姿を動画で見られた」と喜ばれていたそうです。
最近は私立学校との提携が増えているのですが、学校のPRに力を入れているところが多いため、SNSや学校紹介にも動画を活用できると喜ばれています。先生はすでに「学校生活での日常の価値」に気付いていて、入学パンフレットやホームページに掲載すれば学校のイメージアップに繋がるとわかっているのです。
動画を撮ることで、営業面にも大きなメリットがあります。まさに「百聞は一見にしかず」で、動画は見せるだけでたくさんのことを伝えることができますから。今までは当社の魅力や想いを言葉でどう伝えるか試行錯誤を続けていましたが、動画は見ていただけるだけで魅力が伝わりますし、プレゼンテーション中に感動して涙する先生もいるほど効果的です。音や動き、空気感、僕たちカメラマンと子どもたちとの関係性が伝わる。それが営業には非常に有効です。つまり、売上にならなかったとしても、「契約を増やす」という部分で動画は強力な営業ツールになっている、ということ。もちろん動画まで僕らに依頼すれば1年間のデータのほか、ドキュメンタリー性のある映像までストックできる点もアピールポイントです。今は手探りの部分もありますが、今後は売上につながっていくと確信しています。学校という特別な場所で流れる時間や、子どもたちが見せる一瞬の表情は、学校カメラマンだからこそ残せるものです。かけがえのない瞬間を、写真だけでなく動画としても丁寧に記録し、未来へと手渡していきたい。そのために、私はソニーのαを手に、今日も学校に立ち続けています。