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KINGDOM OF WILDLIFE 敷地面積1万3500ヘクタール。かつては狩猟場だった野生動物の聖域。ここでしか見られない神秘的な生命の営みとは? 2014.8.29-9.11

STORY

アフリカ大陸有数の広さを誇る、南アフリカクルーガー国立公園に隣接するマラマラ私営動物保護区。BIG5と称される野生動物(ゾウ、サイ、ライオン、ヒョウ、バッファロー)たちの、動物園では決して見ることのできない生命の営みを映像におさめるミッションに選ばれたのは、やはり一連のプロジェクトにおいて数々の実績を重ねてきた4KカメラPXW-Z100とアクションカムHDR-AS100Vの組み合わせであった。

広大なサバンナの中、ジープオープンカーで生い茂る木々の合間を縫い、超至近距離から野生動物を捉えるという危険なもの。常に砂塵が巻き上がる中であったが、ボディ一体型Gレンズでレンズ交換なしに、広角から望遠まで片手で自在にカバーできるPXW-Z100はその性能を如何なく発揮。動物たちの生態を4Kの高解像度でありのまま、その毛並みの1本1本まで鮮明に映し出すことができた。また、野生動物を警戒させないため、シープを降りることは許されず、手持ち撮影を余儀なくされる中、本ミッションではPXW-Z100の手ブレ補正が大きく活かされた。

一方、HDR-AS100Vの高度な防塵性能、そして小型軽量による機動力はそんな環境をものともしない。いつ現れるともわからない野生動物の動きを撮り逃さないために、西川氏は本ミッションにおいて常に胸ポケットにHDR-AS100Vを携行していたという。加えて多くの野生動物は夜間に活動するため、ジープで移動しながらの暗所撮影は困難を極めたが、Exmor R CMOSセンサーによる高感度性能により、動物たちのリアルな生態を鮮明に記録することに成功した。

写真:PXW-Z100の4K解像度は動物たちの毛並みの1本1本まで鮮明に映し出す

写真:HDR-AS100Vの小型軽量による高い機動力は駆け巡る野生動物を警戒させることなくそのリアルな生態を捉えた

マラマラ私営動物保護区とは

南アフリカ共和国クルーガー国立公園に隣接する私営動物保護区。1960年代前半までは最高級の狩猟場として運営されてきたが、1964年以降は所有者の意向により野生動物の保護区に転換。世界中のどこよりもBIG5(ゾウ、サイ、ライオン、ヒョウ、バッファロー)に出会える場所とも呼ばれている。

西川茂樹

アドベンチャーTVカメラマン。山岳ガイド。国内外の山岳地帯・秘境での撮影に加え、ラフティング、ウインドサーフィン、マウンテンバイクといった激しいアクションのアドベンチャースポーツでの特殊撮影分野で高い評価を得ている。

この撮影に使われたビデオカメラ

XDCAM メモリーカムコーダー PXW-Z100

ソニー初のレンズ一体型4Kカムコーダー。4Kの高解像度を維持しつつ、小型軽量化。機動性を確保した1台。2013年11月発売。

XDCAMラインナップ

デジタルHDビデオカメラレコーダー アクションカム HDR-AS100V

アクションカムの3号機。本体防滴により、撮影シーンの幅を大きく広げた1台。2014年3月発売。

アクションカムラインナップ