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ソニーのデジタルシネマ

  • 高画質なデジタルシネマ“4K”
  • ソニー独自のデジタルシネマ3D技術
  • デジタルシネマ上映システム/デジタルシネマソリューションサービス

はじめに

映画館のデジタル化が全世界で加速しています。多くのお客様がデジタルならではのマスター画質のクオリティを堪能し、最新の映像表現を駆使した3D映画や、コンサート、スポーツなどの映画以外のコンテンツを映画館で楽しむ時代になりました。
コンテンツ・サービスを提供する業界関係者側もこの大きな変化を受けて新しいビジネスの可能性を追求しています。
ソニーは、更なるエンタテインメント体験をお客様に提供できる最先端の技術と多様なソリューションで映画業界のニーズに応え、デジタル化による市場の活性化を積極的に支援・推進してまいります。

Sony Digital Cinema ™ 4K 高画質なデジタルシネマ“4K”

デジタルシネマの技術仕様はDCI※によって定められています。DCI仕様では映像の解像度について“2K”と“4K”の2つのフォーマットがあります。“2K”映像は、ご家庭の高画質なハイビジョンテレビ、ブルーレイディスクに使用される“HD(ハイ・ディフィニション)”映像の解像度(1920×1080ピクセル)とほぼ同等の解像度(2048×1080ピクセル)のフォーマットです。それに対し、“4K”映像の解像度は4096×2160ピクセルで、“2K”映像の4倍の情報量を有しています。

従来の映画制作・上映に使用されているフィルムでは、フィルムそのものが持つ非常に小さな粒子構造により、大画面で上映しても細部に至るまで美しい映像を表現することが可能でした。フィルムからデジタルに変わることにより、映像の構成要素は、フィルムの粒子からデジタルピクセルに変わります。より小さなピクセルサイズで一画面に含まれるピクセル数が多いほど、高精細で自然な映像を表現することが可能になります。高精細の“4K”映像は、スクリーン上のピクセルの大きさが“HD”、“2K”映像と比較して約1/4と非常に小さくなっています。

昨今、映画館の客席の配置は、よりスクリーンに近く傾斜のあるスタジアムタイプが増えてきております。臨場感を楽しむのに、スクリーンに近いこの配置は有効ですが、スクリーンに近づきすぎるとデジタル映像のピクセルが目立ってしまい、不自然な映像になってしまいます。このような時も“4K”映像はその小さなピクセルサイズにより、 “HD”“2K”映像と比較してピクセルに気づきにくく、映画館の客席の前方で観賞されるお客様に、とてもメリットがあります。

ソニーはデジタルシネマ時代を見据え、2005年に、独自開発のデバイス「4K SXRD」を搭載し、“4K”映像を実現する高精細プロジェクターを発売しました。その後2007年に、プロジェクターのみならず上映サーバーも含めたデジタルシネマ上映システムを発売。2011年3月に業界で初めてプロジェクターと上映サーバーを組み合わせたシステムとして正式にDCI仕様に準拠しました。 ソニーの“4K”デジタルシネマ上映システムは世界中の映画館に採用されており、2011年9月に累計出荷台数1万台を達成。世界中で高画質な“4K”上映を楽しんで頂ける機会を提供しております。 2012年には、新開発8K CMOSイメージセンサーを搭載した業界最高画質のCineAltaカメラF65を発売し、撮影から上映まで“4K”の超高画質ワークフローを提供できる商品群が整いました。 ソニーはこれからも最先端の技術で“4K”デジタルシネマ時代をリードして参ります。

  1. *1ハリウッド映画・7大スタジオが構成する業界団体
  2. *2ハリウッド映画・7大スタジオが構成する業界団体 DCI(Digital Cinema Initiative)が定めたデジタルシネマの要求仕様書

ソニー独自のデジタルシネマ3D技術

3D映画作品は、デジタルシネマならではの魅力的なコンテンツです。映画館における3D上映には多様な方式がありますが、ソニーのデジタルシネマプロジェクターを用いた3D映像はその独自技術で他の方式と異なる高画質を実現しています。

従来の2K解像度のプロジェクターでは、「トリプルフラッシュ」と呼ばれる左目用の映像と右目用の映像を交互に切り替えてスクリーン上に3D映像を投射する方法を用いています。 一方、ソニーは、4K解像度のプロジェクターと専用のデュアルレンズを用いて、2K画質の左目用の映像と右目用の映像を同時に出す方式を開発しました。この方式はちらつきが少なく、長時間の視聴でも疲れにくい、なめらかで自然な3D上映を実現しています。

ソニーは、プロフェッショナルからご家庭まで幅広い3D技術で業界をリードしてきました。映画館で楽しむことのできる3Dコンテンツは映画作品のみならず、スポーツ、音楽、演劇など多様な可能性を秘めております。ソニーは3Dにおける豊富なノウハウと最新の技術開発で、映画館における3Dエンタテインメント体験の進化に貢献して参ります。

  1. ソニーのデジタルシネマプロジェクターを3D上映対応にするには、専用の機器の導入が別途必要です。詳細については営業担当者へお問い合わせください。

デジタルシネマ上映システム/デジタルシネマ・ソリューションサービス

デジタルシネマ上映システム | 写真はデジタルシネマプロジェクター SRX-R320(メディアブロックLMT-300を内蔵)

デジタルシネマ時代の到来に備え、映画館には上映する為の機器・システムが必要になります。ソニーは、規格に準拠したデジタルシネマプロジェクター、上映用サーバー(メディアブロック)を自社製品で構成した「デジタルシネマ上映システム」をパッケージとして販売し、国内メーカーとして安心のサポートと共に提供しております。

映画館経営者様にとりましては、いかに効率良く、投資負担を少なくして、デジタル対応をするかが経営課題となっております。ソニーは、すでに米国で実績のあるファイナンシャル・スキームを日本国内で初めてビジネスモデル化し、「デジタルシネマ上映システム」の導入コストを軽減することを可能にした、国内映画館のデジタル化を支援する「デジタルシネマ・ソリューションサービス」を提供しております。ソニーのデジタルシネマ上映システム/デジタルシネマ・ソリューションサービスを導入することにより、高品質なデジタルシネマ視聴体験をお客様にご提供することが可能になります。

※デジタルシネマ上映システム/デジタルシネマ・ソリューションサービスの詳細につきましては、ソニーの営業担当者もしくは業務用商品相談窓口にお問い合わせ下さい。

関連サービス・ソリューション

ソニーの多様な映像コンテンツサービス・ソリューションを活用し、お客様のデジタルシネマ関連ビジネスの付加価値の向上、経営の効率化に貢献してまいります。

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