基本コンセプト

誰が何を撮影しても、好ましいと思える画像に仕上げること。
これが、デジタル一眼レフカメラにおける、画作りの基本方針です。
しかし、本来、「理想の画作り」は、撮影者の好みや表現テーマなどによってちがうもの。
クリエイティブスタイルは、この矛盾を解決するために生まれました。
画作りの意図や特徴が異なる、複数の画像スタイルを用意。
表現テーマやシーンに合った画像スタイルを選ぶだけで、写真表現の自由度が大きく拡大します。
さらに、それをベースに撮影者が自ら画作りを楽しめる、こだわりの機能です。
イメージのおもむくまま、存分にクリエイティビティを発揮することができます。

画作りとは?

デジタル画像は、色合いや色の濃さ、明るさ、シャープネス、コントラストといった要素をコントロールすることで、 さまざまに印象を変えることが可能です。画作りとは、これら多くの要素を表現意図などに合わせて最適にバランスさせ、 イメージ通りの画像に仕上げること。自在に画作りが行えることは、フィルムカメラにはない、デジタルカメラならではの楽しみ方です。

14の多彩な画像スタイル

α700は、14種類という充実した画像スタイルを用意。
作画や表現の意図、好み、撮影シーンに幅広く対応することが可能です。
*α350/α300/α200には、8種類の画像スタイルがプリセットされています。

明度(高)
コントラスト(低)
彩度(高)
彩度(低)
コントラスト(高)
明度(低)

*図は目安です。各画像スタイルは、この他にも色再現やシャープネス、ホワイトバランス、トーンカーブなど、 さまざまな要素をきめ細かくコントロールし、特性の異なる画像を生み出します。したがって、図の画作り要素(明度/彩度/コントラスト)を調整しても、 画像スタイルが異なれば、同じ仕上がりとなることはありません。


1-スタンダード 2-ビビット 3-ニュートラル 4-クリア 5-ディープ 6-ライト
7-ポートレート 8-風景 9-夕景 10-夜景 11-紅葉

シーン・被写体に合わせて選ぶ画像スタイル

クリエイティブスタイルとシーンセレクションの違い

クリエイティブスタイルは、画像の仕上げを自由に調整するための機能です。画作りのさまざまな要素をきめ細かくコントロールする、 高度な処理を行います。また、絞りやシャッタースピードによる露出制御とは独立しているため、被写界深度や動感を思い通りに表現しつつ、 意図に合った仕上げが得られます。一方、シーンセレクションでは、画作りの基本的な要素(コントラスト・彩度など)だけをコントロール。さらに絞り・シャッタースピードもカメラが最適に制御します。
*シーンセレクションではクリエイティブスタイルは使用できません。