?藤原さんのブログやインスタグラムを拝見すると、様々なアイテムの写真をアップされていますが、紹介する／しないの基準はあるのでしょうか？

藤原：感覚なので説明することが難しいですが、自分が面白いと思ったものですね。

ー日常で出会った面白いモノや出来事などは、どのようにして残しているのですか？

藤原：誰かが面白いことを言ったりすればテキストとして残しますし、車の中とかで思いついた歌詞やメロディなら、その場で口ずさんで録音することが多いですね。面白いモノや人に出会った時、または記録に残したいと思った出来事に遭遇した時は、カメラのシャッターを切って写真をメモとして残すことが多いですね。

ー撮影した写真はどうされるのですか。

藤原：写真はあまり捨てないタイプなので、パソコンに保存されています。たまにネタ探しに見返したりするので、メモとして残しておきたいんですよ。このカメラは、どんな状況でも高画質な写真を残せるのが魅力ですね。言葉で表現することが難しい感覚や思いを高画質なメモとして残すことができるので、クリエイティブな仕事をする人たちとは相性が良いと思います。

ーハニカム編集部でも実際にNEX-5Rを使ってみたのですが、非常に相性が良いと思うんですよ。

藤原：そうかもしれないですね。取材の時にスマートフォンでとかで写真撮られてもいやだもんね（笑）。持ち運びやすさやスペック、使いやすさからも、ウェブ系のプロフェッショナルな人にはすごく良いと思いますよ。

1/15 秒 F3.5 ＋0.0 EV ISO100

1/5 秒 F3.5 ＋0.0 EV ISO100

―藤原さんらしいデジタルカメラの使い方や撮影方法ってありますか？

藤原：例えば空を撮影したこの写真は、『最新のデジタルをいかにアナログに使うか』をテーマに撮影しました。日が落ちる夕方に撮影したのですが、マニュアルモードでホワイトバランスを『白熱灯』に設定して、あえて青色に振っています。『ブルー』の色の発色が綺麗でヴィヴィッドというかはっきりしている。自然光で撮影すると、写真が青くなるのですが、こういうトーンも好きなんです。あと、部屋の中を撮影したこの写真ですが、窓から見える空の色は、自分の頭の中で思い描いてた微妙なニュアンスの青色がちゃんと表現できていますね。色もキレイに出ていると思うし、一番好きな写真です。

1/60 秒 F3.5 ＋0.0 EV ISO3200

藤原：これはリビングで、暖炉の炎をバックに撮影したメトロノームの写真です。暖炉の炎が良い感じにボケていてメトロノームがフォーカスされているのですが、このボケ感は特に意識して撮ったというより、自然とこうなったという感じです。NEX-5Rだとボケ感がキレイに表現されますね。

1/25 秒 F3.5 ＋0.0 EV ISO100

藤原：これは友人宅で撮影した写真なのですが、後ろのガラスに反射して写ったライトが綺麗だったので、思わずシャッターを押しました。NEX-5Rは使い勝手が良くて、特にシャッタースピードと絞りをコントロールするダイアルがシャッターのすぐそばにあるので操作が直感的。親指一つで操作しやすいし、慣れればもっと使いこなせるようになると思いますね。

―Wi-Fiやカメラアプリのダウンロード配信など、NEX-5Rが先駆けて行っていますが、新時代のカメラのカタチとしてNEX-5Rはいかがでしょうか。

藤原：機能をダウンロードするかたちでカメラをカスタマイズしていき、自分好みのカメラにするというシステムは面白いですね。あと、Wi-Fi機能もあるんですね。Wi-Fiを使ってカメラから直接、高画質な写真を友人や編集者に送れるのは便利かもしれないですね。テクノロジーにはあまり詳しくないのですが、今後、勉強しようと思います。

―最後に、藤原さんが思うNEX-5Rの魅力を教えて下さい。

藤原：そうですね。ボケ味や色彩の表現力に加えて、マニュアル操作がスムーズ。レンズのラインアップも豊富で、アプリによってカメラの使い勝手を自分なりにカスタマイズできるところでしょうか。あと動画にも可能性を感じていて、今まではあまり自分で動画を撮ることはなかったのですが、NEX-5Rを使ってみて写真とはまた違った使い方が動画にはありそうだなと思いましたね。