Optical Disc Archive
オプティカルディスク・アーカイブ

オプティカルディスク・アーカイブとは

オプティカルディスク・アーカイブとは

「オプティカルディスク・アーカイブ」は放送業務用機器XDCAMで培った光ディスクの技術と信頼性を継承しつつ、複数枚のディスクを1つのボリュームとして扱うことで低価格・大容量化を図った新しいコンセプトのデータストレージです。
光ディスクの良さを生かし、メディアの長期保存性や信頼性、再生互換性などデータテープやHDDの不満点を解消することで、特に映像アーカイブに適した新しいデータストレージシステムを実現しました。

長期アーカイブにかかる総コスト(TCO)は、メディアコストだけではなく、長期保存する為の人件費や維持管理費も大きな要因となります。光ディスク技術は、30年前に開発されたCDが現在のドライブでも再生できるように、再生互換性に優れた技術です。さらに、メディアライフも100年以上*と長期保存性に優れ、数年ごとに最新のメディアにデータコピーするメディアマイグレーション作業が必要がなく、オリジナルメディアのまま長期保存が可能なため、TCOを抑えることが可能です。

* ISO標準に基づいた弊社加速試験結果による推定値

スリムなカートリッジに複数枚の光ディスクを格納

複数枚のディスクをコンパクトなカートリッジに収め、1つのボリュームとして認識させるドライブソフトウェアを開発。また、ドライブには内部に1枚ずつ自動でディスク交換する小型チェンジャーメカを搭載し、ディスクを意識することなく大容量ストレージとして運用いただけます。

幅広いメディアのラインアップ

300GBから3.3TBまで6種類のメディアをラインアップ。運用に合わせてメディアを選択可能です。

型名 タイプ 記憶容量   記録時間
フォーマット XAVC-I 4K300 XAVC-I HD100 MPEG HD422 MPEG HD
ビットレート 600Mbps 100Mbps 50Mbps 35Mbps
ODC3300R 追記型 3.3TB 10.2時間 51時間 100時間 150時間
ODC1500R 追記型 1.5TB 4.9時間 24時間 48時間 72時間
ODC1200RE 書換型 1.2TB 3.9時間 19時間 38時間 57時間
ODC600R/RE 追記型
書換型
600GB 1.9時間 9.2時間 18.5時間 27.5時間
ODC300R/RE 追記型
書換型
300GB 0.9時間 4.3時間 8.5時間 13時間
  • ※記録するファイル数やデータサイズにより、実際に記録できるデータ容量は異なります。
  • ※記録時間は1ファイルとしてフルに記録した場合の参考値です。
  • ※追記型は、都度ファイルを追記することができます。フォーマットした場合、残記憶容量を引き続き利用することができます。
  • ※書換型は、ディスク上のファイルを消去する場合はインデックスの参照だけ消去するため、消去後もディスク上の空き容量は増えません。
    ロールバック機能により最後に記録された記録領域の復活が可能です。また、再フォーマットすることにより初期記録容量を復活させることができます。

100年以上の長期保存性とメディアの信頼性

相変化記録方式採用。さらにポリカーボネートのカートリッジに収納することで、記録面が剥き出しの状態で扱うことがないため、アーカイブメディアとしてプロフェッショナル用途の高い信頼性と堅牢性を確保しています。また、ISO標準の試験基準に基づいた加速試験による推定寿命として、50年以上データが保存可能であることが実証されています。
第2世代においては、酸化物材料とより精度の高い成膜技術を採用することで、同試験において100年以上の推定寿命を実現しています。

その他、防塵テストや紫外線照射テストなど、厳しい品質基準をクリアしており、長期間のデータアーカイブに最適なメディアです。

信頼性の高い記録・再生方式

経年変化のない相変化記録方式を採用。さらに、記録時のDetect(欠陥)検出により、欠陥部を回避して未記録エリアへ継続記録します。また、パリティチェック方式による誤り検出と強力なエラー訂正機能により、再生の信頼性を確保しています。
さらに信頼性を高める機能として、ベリファイ記録機能*1、リカバリーファイル機能、ロールバック機能も搭載しています。

*1 Discにデータを記録しながら、正しくデータが記録されているかどうか、同時にデータ比較を行い確認するモード。

データの高速転送

オプティカルディスク・アーカイブでは、ソニー独自の高速化技術により、合計4Head / 8channelのレーザーでArchival Discのデータの読み書きを行います。現在の最大1.1Gbpsの転送速度から、最大2Gbps(250MB/s)の読み出し、ベリファイON時最大1Gbps(125MB/s)の書き込み速度を確保し、アーカイブメディアの中でも圧倒的に高速なデータ処理を行うことができます。

レーザヘッドを2個(2チャネル)搭載したドライブ内部アセンブリ

ヘッドアセンブリをドライブ内に2個搭載し、さらに両面対応してヘッドは合計8個

TCO (Total Cost of Ownership)における優位性

長期アーカイブにかかる総コストは、最初のメディアコストだけではなく、それらを長期に保存する為の人件費や維持費も大きな要因となります。光ディスク技術は、30年前に開発されたCDが現在のドライブでも再生できるように、将来の再生互換性を確保できる唯一の技術です。更に、メディアも100年以上という長期保存性に優れているため、数年ごとに最新のメディアにデータをコピーするメディアマイグレーション作業が必要ありません。オリジナルメディアのまま長期保存が可能な為、結果としてコピーに要するメディアコスト、人件費などが不要となり、TCOを抑えることが可能です。

環境への配慮

オプティカルディスク・アーカイブメディアは、温度・湿度条件に優れ、保存の為の特別なコンディション管理が必要ない為、エネルギーの消費を抑え、CO2削減にもつながります。

■消費電力比較シミュレーション例(10年間試算)
  • *1 記録再生時に20W. 5時間/年(0.5時間x10回)x10年で試算
  • *2 2TB/6W。10年間50個のHDDを24時間通電した場合で試算
  • データテープの場合、年間を通して空調管理が必要。
  • オプティカルディスクの場合は、夏の3か月間のみ。