法人のお客様オプティカルディスク・アーカイブ 事例紹介 NTTラーニングシステムズ株式会社 様

事例紹介

オプティカルディスク・アーカイブ
お客様事例

NTTラーニングシステムズ株式会社 様

クライアントが利用しやすいアーカイブソリューションの提供へ
Content Managerを活用したApple ProResファイルの簡単管理を実現

  • ODS-D77U

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NTTラーニングシステムズ株式会社 様

  • 後藤 歩 様

  • 瀬川 裕二 様

  • 千葉 崇弘 様

NTTラーニングシステムズ株式会社様は、各種デジタルコンテンツ制作を担うコンテンツ事業部門に、2015年11月にオプティカルディスク・アーカイブドライブユニットODS-D77Uを導入されました。グループ企業やクライアントが保存する放送業務用テープをオプティカルディスク・アーカイブへ移行することで、クライアントにとって取り扱いが容易で、貴重な映像コンテンツの長期保管に応えるソリューションの提供をスタートしています。
同社 コンテンツ事業部 制作技術部長 後藤 歩様、同事業部 制作技術部 営業担当 瀬川裕二様、同技術担当 千葉崇弘様にオプティカルディスク・アーカイブ導入の決め手、運用状況と成果、今後の期待などを伺いました。なお、記事は2016年2月下旬に取材した内容を、弊社にてまとめたものです。

ファイル保管への移行と長期保存というクライアントのニーズに対応するアーカイブソリューションを検討

当社は、企業向け教育研修事業の他、Webソリューション事業とコンテンツソリューション事業を事業ドメインとしています。コンテンツ事業部は、プリプロダクションからポストプロダクションまでワンストップサービスを提供しているだけでなく、CGやVFX、さらに4K制作にも対応することで、あらゆるジャンルのメディア制作でクライアントのビジネスやコミュニケーションの活性化をサポートしています。そしてもう一つ、自社内はもちろん、グループ企業に対してアーカイブソリューションを提供しています。メディアの制作・納品だけでなく、映像資産の利活用促進やフォーマット変換業務にも対応しています。

こうしたアーカイブソリューションに対して、クライアントからの要望に変化が現れています。一つは、ベースバンドアーカイブからファイルベースアーカイブへの移行です。多くの映像資産がテープで保存されていますが、ベースバンドの記録・再生環境がいつまで保証されるのか不安を感じつつあることが背景にあると想定されます。実際、グループ企業で保有するアーカイブメディアのほとんどがベータカムやベータカムSP、DVCAMといったテープメディアです。ファイル化を急ぎたいと考えるのは当然とも言えます。加えて、単一メディアで長期間保管できることや、扱いやすい状態で管理することも求められています。

当社でもこうした要望に応えられる新しいアーカイブソリューションを提案、提供する必要があります。これまでは可搬型ハードディスクで対応することもありましたが、長期間の安定した保存という観点には不安があります。そこで、部内でクライアントのニーズに対応できるアーカイブシステムのリニューアルを検討することにしました。編集室のバックアップ用途で運用してきた経緯と使い慣れた安心感もあり、磁気テープを使ったLTOが第一の候補となりました。しかし、逆に言えば、それ以外の選択肢は思いつかなかったというのが正直なところでもあります。そうした折に、技術スタッフから提案されたのが、ソニーのオプティカルディスク・アーカイブの存在でした。

検証テストを通して機能性や使い勝手の優位性を高く評価し、採用へ

早速、ソニーのホームページで概要を調べたのですが、特長について簡単に理解できただけでなく、クライアントの要望にも柔軟に対応できると判断することができました。そこで、ソニーの協力を得て、事前に検証テストを実施しました。スペックシートに書かれた内容だけではなく、実際に運用するスタッフ、オペレーターにとって「使い勝手の良さ」を特に把握することができました。こうした経緯を経て、オプティカルディスク・アーカイブはLTOと比較しても多くの点で優位性があると考え、当社内でも柔軟に運用できるだろうと判断し、採用を決めました。

オプティカルディスク・アーカイブの優位性は、記録メディアに光ディスクを使っている点でした。「クライアントがどのような環境下で管理するのかわからない」という状況も想定されるため、高温・多湿の保存環境にも耐えられることは提案する我々にも大きなメリットになります。また、磁気テープは接触型の読み出しを行うためチリ・ホコリや劣化によるトラブルはこれまでも体験していました。不具合によるデータの破損や劣化の不安が磁気テープにはありますが、非接触型の光ディスクでは、クライアントがトラブルに巻き込まれる不安が解消されました。

長期利用の観点では、マイグレーションなしで後方互換性を保つロードマップが発表されている点も評価できます。これから長期に渡って、安定した状態で保存・管理する必要があるアーカイブでは、ランニングコストを含めたトータルコストパフォーマンスが重要となりますので、その意味でオプティカルディスク・アーカイブは優位と考えました。
そして、特徴的な機能がランダムアクセス性です。クライアントが利用するため、外付けHDDのように簡単にデータにアクセスしたり、不慣れな担当者でも簡単に扱えることは、長期的に利用する設備を提案する上でも重要な機能でした。


マシンルームに設置されたオプティカルディスク・アーカイブドライブユニットODS-D77U。

コンテンツ管理には標準バンドルされる「Content Manager」を利用

今回はオプティカルディスク・アーカイブドライブユニットODS-D77Uを採用し、2016年2月より本格運用を開始しました。幅広い映像フォーマットを管理できる「Content Manager」も選定のポイントでした

現在は、依頼を受けたテープ素材をApple ProResに変換してキャッシュに保存し、そこから「Content Manager」を利用してオプティカルディスク・アーカイブに記録するというワークフローをメインに対応しています。「Content Manager」の使い勝手の良さも実感しつつあります。利用者に分かりやすいGUIが社内でも好評です。また、XAVC 4K、XDCAM HD422、AVCHDなど幅広いコーデックに対応している点も魅力です。クライアントの要望として、再編集しやすいことと低圧縮でクオリティーを確保できるApple ProResコーデックを望まれるケースがありますが、Mac 端末を利用すればApple ProResからプロキシ映像やサムネイルを作成して管理できることも決め手となりました。


テープに保存された映像をApple ProResに変換し、その後オプティカルディスク・アーカイブに保存しています。

「Content Manager」の使い勝手の良さも好評です。クライアントから要望のあるApple ProResコーデックにもMac端末を利用して対応できることも今回の導入の決め手の一つになっています。


アーカイブカートリッジには容量1.5TBのODC1500Rを利用。追記型で保存映像を書き換えで消去してしまうといったことがない点も高く評価されています。クライアントが悩みに抱える膨大なテープ資産のファイル化に、柔軟に対応しています。

運用を開始して間もないので、総合的な評価ができる段階ではありませんが、大きなトラブルや記録ミスといった問題が発生することもなく安定した状態で運用できています。直近では、オプティカルディスク・アーカイブカートリッジ ODC1500Rに記録して納品を行っています。お客様が利用されるメディアとして、今回オプティカルディスク・アーカイブを選択したことに間違いはなかったと思っていますし、今後の本格運用への期待も大きくなっています。ランダムアクセスを活用した再利用のメリットなどについても、これからクライアントの方々に分かりやすい形でアピールしていきたいと思っています。

オプティカルディスク・アーカイブをフル活用。運用状況に合わせてシステム拡張も検討

今後は、オプティカルディスク・アーカイブをフル活用して、さらに魅力的なアーカイブソリューションを提供していきたいと思います。また、運用状況に合わせてシステムを拡張していくことも検討していきます。ソニーにはサポートの継続は当然のこととして、ロードマップに即した大容量化、高速転送化を実現していってもらうとともに、業界全体にオプティカルディスク・アーカイブの魅力をもっともっと伝えていって欲しいと思います。そして、どこでも扱えるよう対応メーカーが増加していくことにも期待しています。

NTTラーニングシステムズ株式会社 (中村克央社長)

1987年(昭和62年)、主にNTTグループの人材育成を目的に創業し、その後、教材の作成からコンテンツ、インターネットへと事業領域の拡大を進め、1992年、NTTメディアラボを開設し、コンテンツ制作事業へ本格的な取り組みを始めました。現在では、ICTを活用する「教育研修事業」、企業向けWebソリューションを展開する「インタラクティブコミュニケーション事業」、NTTメディアラボを中核とする「コンテンツ事業」の機能連携によって、NTTグループ各社はもちろん、官公庁や自治体、企業・団体といったクライアントの多彩な要望に、コンテンツとコミュニケーションで対応するクリエイティブソリューションカンパニーとして活躍、貢献されています。

http://www.nttls.co.jp/

2016年3月掲載
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