法人のお客様オプティカルディスク・アーカイブ 事例紹介 株式会社テレビ信州 様

事例紹介

オプティカルディスク・アーカイブ
お客様事例

株式会社テレビ信州 様

全社横断プロジェクトによる検討の結果、
15年間にわたる使用を前提としたメリットを評価し、
オプティカルディスク・アーカイブシステムに更新。

  • ODS-D280U
  • ODS-L30M
  • ODS-L60E
  • ODS-L100E
  • ODS-D280F
  • PWS-100TD1

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株式会社テレビ信州 様

  • 長田 正子 様

  • 宮尾 卓 様

  • 吉川 啓美 様

  • 高橋 直嗣 様

  • 澤山 晃一 様

  • 松澤 亮 様

  • 保坂 和秀 様

  • 原山 永士 様

株式会社テレビ信州様は、これまで1/2インチテープを主力に運用してきたアーカイブシステムを、光ディスクを使用するオプティカルディスク・アーカイブ(以下、ODA)システムに更新され、9月中旬より本格運用を開始されました。
新システム選定のメンバーでもある同社 編成業務局次長 兼 編成部長 長田正子様、同局 編成部専任部長 宮尾 卓様、同局 編成部副部長 吉川啓美様、技術局 放送技術部 次長 高橋直嗣様、同局 副部長 澤山晃一様、報道制作局 報道部副部長 松澤 亮様、同局 制作部 副部長 保坂和秀様、総務局 総務部副部長 原山永士様にシステム更新の背景、コンセプト、ODA選定の決め手、現段階での運用の成果や評価、今後の本格運用での期待などを伺いました。
なお、記事は2017年10月上旬に取材した内容を、弊社にてまとめたものです。

全社横断プロジェクトによるスムーズかつ迅速な検討

当社ではこれまで、番組収録にはXDCAMやHDCAMテープでの収録を行ってきました。しかし、1/2インチテープのサポート完了時期に近づき、アーカイブシステムの更新を行うことになりました。そこで、編成、技術、総務、報道、制作のメンバーを入れた全社横断プロジェクト「ソフト整備委員会」を立ち上げて2016年7月に検討を開始しました。委員会では他局のいくつかのアーカイブシステムを見学するなどし、アーカイブにおけるカートシステムを使ったオートメーション化の有効性を見出し、導入を決めました。
15年間の使用を前提としたシステムの提案を複数社に依頼しました。検討項目は、ハードウェアおよびシステム構成や価格、メディアコスト、保守費などでした。各社の提案を比較検討した結果、ソニーのODAおよびアーカイブシステムに決めました。ODAは特にハードウェアをIT機器ではなく長期運用に根差した放送機器ととらえているところが評価できました。また、転送速度、正副の保存が不要なメディア堅牢性に優位性がありました。選定後の実際のアーカイブシステム構築にあたっては、ソフトウェアのカスタマイズなどで我々の要望に柔軟に対応をいただけたことが非常に印象的でした。
こうして2017年9月にシステムは稼働開始しました。短い期間で検討開始から導入までを達成できたのは、全社横断のプロジェクトであったために、委員会メンバーからそれぞれの部内への周知が迅速にできたことによるところが大きかったと感じています。

ライブラリー室のスタッフも効率的なオペレーションに満足感


ライブラリー室でのインジェストの様子とマスター室に設置されたPetaSite拡張型ライブラリー。


ライブラリー室では、HDCAMをはじめとしたさまざまなテープやXDCAMなどの素材がPWS-100TD1によりインジェストされています。

更新したアーカイブシステムは、運用を開始してまだ半月あまりの段階ですが、非常に安定した状態で稼働しています。特に本格運用を開始したライブラリー室では効率的な保管テープメディアのファイル変換業務を進めています。テープデジタイズステーション PWS-100TD1を採用したことで、インジェスト、レビュー、転送の3ステップで簡単にファイル変換できること、1台で複数のデジタイズ作業が可能であること、6TBハードディスクストレージキャッシュ、自動クオリティーチェック機能なども作業効率化に貢献しています。
また、ソニーの柔軟な対応でカスタマイズしていただいたソフトウェア Media Backbone Ensemble ライブラリーシステムも好評です。カートシステムの導入により、24時間映像の出庫ができ、引き出した映像ファイルは直接ノンリニア編集機から取得できるようにもなっています。現在はテープ素材をファイル化することを優先しており、限られた人員と就労時間の中で作業が進められます。ODAカートリッジへのデータ書き出しや貸出業務をライブラリーシステムで自動化することで、昨今話題の「働き方改革」にも役立つと考えています。データベースについては、旧ライブラリーシステムのメタデータ情報を新システムに移行しています。今後は報道支援システムとの連携により報道素材についてはこれまでに登録した詳細なメタデータ情報を紐付ける予定です。メタデータ情報が少ない素材に関しては、EPG情報やラテ情報などを入力することで、より検索がしやすい状態にしていく予定です。

長期に渡って安定した運用と管理、効率的な再活用などに期待


(写真・左)サブアウト収録用のXDCAMメモリーレコーダー PMW-1000。
(写真・右)マスター室のPetaSite拡張型ライブラリーシリーズ用マスターユニット ODS-L30M。

カートシステムを構成するODS-L30Mとカートリッジ拡張ユニット ODS-L100EなどPetaSite拡張型ライブラリーシステムは、マスタールームのラックに設置しています。またサブにもXDCAMメモリーレコーダー PMW-1000を配置し、サブアウト収録をしています。各機材はネットワークで接続され、収録素材のファイル化を進め、社内の各部署が連携した形で番組制作ができるようにしていきます。
将来的には今回導入したアーカイブシステムを報道支援システムと連携する予定です。コストを抑えた状態で報道制作ができるだけなく、映像素材とメタデータの紐付け作業が簡単にできるようになり、管理、検索がしやすくなると大いに期待しています。

ソニーには、今後も充実した放送機器やシステムのラインアップ強化に努めて欲しいですし、当社の要望にも今回の対応と同様に柔軟に対応してくれるサポート体制を維持して欲しいと思っています。その一環として、すでに公表されているODAの第3世代モデルの商品化にも大いに期待しています。容量が5.5TB、読み出し3Gbps、書き込み1.5Gbpsの高速転送は大きな魅力ですし、収録から保管までの運用改善に貢献してくれるものと期待しています。

2018年2月掲載
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