法人のお客様

HDCAM-SR

SRW-9000PL
HDCAM-SRカムコーダー

SRW-9000PL

商品の特長

デジタルシネマカメラの最高峰として国内外で多数採用されているデジタルシネマカメラF35 と同じスーパー35mm相当の単板CCDを搭載。フィルムカメラと同様の被写界深度(ボケ味)を実現しました。このソニー独自の単板ストライプ構造CCD は、1,920×1,080の各ピクセルにR、G、Bの各チャンネルの画素を有しており、ベイヤー方式CMOSとは異なる極めてピュアな「FULL RGB」撮像が可能です。

映画用フィルムカメラと同じPLレンズマウントに対応。多彩なシネマ用レンズによる豊かな映像表現が可能になります。

既に多くの放送局、ポストプロダクションで採用されているHDCAM-SRフォーマットをカムコーダースタイルで記録することができます。440Mbpsまたは880Mbpsの高い映像転送レートに対応することで、いままで以上の高画質制作が可能になりました。

23.98PsF、29.97PsFに加え、50pのプログレッシブ記録に対応しています。また50pでの撮影後に、23.98PsF再生することで、約2倍速のハイスピード撮影(スロー)も可能です。

別売のピクチャーキャッシュボードHKSR-9002を装着することで、撮影コマ数を1−50コマまで任意に選択することができるようになります。これにより、異なるスピードによる多彩なスロー/クイックモーションの映像表現が可能になります。撮影時はムダなコマを記録しないので、その場ですぐにプレビュー再生が可能で、映像効果をすぐに確認することができます。また記録中にコマ数を変更できるRamp機能も搭載しています。さらにピクチャーキャッシュ機能により、記録開始の最大4秒前にさかのぼって記録できます。

RGB 4:4:4プロセッサーボードHKSR-9003(別売)を追加することにより、オリジナル映像情報をより忠実に再現でき、ブルーバック/グリーンバック合成用素材の収録に適したRGB 4:4:4での記録が可能となります。優れた映像クオリティーとポストプロダクションでの作業効率を大幅に向上できます。

RGB 4:4:4プロセッサーボードHKSR-9003(別売)を追加することにより、S-Logの広いダイナミックレンジでの撮影も可能になります。
S-Logはダイナミックレンジ800%で記録するためのネガティブフィルムワークフローを実現し、暗部からハイライトまでの階調を記録することができます。

  • ※ RGB4:4:4 1080/50p記録は、ピクチャーキャッシュボードHKSR-9002(別売)も装着する必要があります
    ※ S-LogについてはCineAltaホームページの「How To F35/F23」のS-Log White Paperを参照下さい

HDCAMカムコーダーHDW-F900より活用いただいているハイパーガンマや専用のソフトウェアCvpFileEditor V4.0を使ってパソコン上で任意のガンマデータを作成し、“メモリースティック”を経由して、カメラ本体に読み込むユーザーガンマを使用することができます。

・S-Gamutモード(ワイドモード)
広色域撮像を実現するモードです。新開発プリズムと最適化信号処理により、従来のHDカメラでは難しかった微妙な色の違いをデジタルでキャプチャーすることが可能になりました。ポストプロダクション作業と組み合わせて加工すれば、色表現の自由度が大幅に広がります。

・F900モード
HDW-F900に代表される従来のカメラに近い色再現を実現するモードです。S-Gamutモードと比較して、撮影可能な色域の範囲は狭まるものの、独自のCMS(Color Management System)技術を使用することで、従来機種と色を合わせつつも、色再現力を向上させています。

専用ライザープレート(付属)を介して、ドイツARRI(Arnold&Richter)社のブリッジプレートやフォローフォーカスユニット、マットボックスなどの多様なアクセサリーと接続できます。
また、ライザープレートをVシュープレート(付属)に交換することで、既存の三脚アダプターVCT-14にも装着できます。
さらに、付属のコントロールパネルは、HDCAM-SRレコーダーSRW-1と、アシスタントパネル(別売)はデジタルシネマカメラF35、F23とそれぞれ互換性を確保しております。
加えて、リモートコントロールユニットRM-B750、RM-B150など既存のカムコーダー用アクセサリーにも対応しています。

ARRI LDS(Lens Data System)と Cooke/iレンズに対応することで、レンズデータインターフェースを確立しました。これによりレンズファイルの自動選択や、レンズ型番・アイリス・フォーカスなどのレンズデータをメタデータとしてHDCAM-SRテープもしくはメモリースティックに記録できます。レンズのシリアルナンバーを元にレンズファイルを自動選択することも可能です。12ピンレンズコネクターは、レンズサーボコントロールやRecトリガー用ユーティリティー電源を確保することができます。

HD-SDI拡張ボードHKSR-9001(別売)を追加することにより、標準搭載のHD-SDIモニター出力2本(同出力)に加え、1.5Gデュアルリンクもしくは3Gシングルリンクによる出力(RGB4:4:4・ 1080/30PsFもしくはYCbCr4:2:2・1080/60p)が可能です。また、本ボードにて12chの音声を入力することができます。

カタログPDFダウンロード