インターネットを快適に利用できるISDNだが、実際に導入してみると、いろいろと気になる点も多い。なかでも多くのユーザーが体験しているのが配線の折り返しだ。
最近の多くのISDNターミナルアダプターは、DSUやアナログポートを内蔵したオールインワンタイプ製品の人気が高い。DSU内蔵ターミナルアダプターにすることにより、DSUとISDNターミナルアダプタの配線を省略できるが、パソコンを利用する部屋と電話機を利用する部屋が離れているような環境では、配線の折り返しが起きてしまう。具体的には、屋内配線の引き込み口(モジュラージャック)がある居間などから、ISDNターミナルアダプターを設置したパソコンを利用する部屋への配線、そこから |
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電話機を利用する居間への配線という形になってしまい、配線を折り返すことになってしまう。
ISDNを導入したのはいいが、電話機やFAXといったコミュニケーションツールの中心がDSU内蔵ターミナルアダプターの設置場所に左右される形となるわけだ。
そこで活用したいのがソニーのISDN・TA用ワイヤレスアダプター『WNS-230』だ。WNS-230はRS-232Cポートをワイヤレス化するもので、通信速度は最大230.4kbpsまで対応する。ISDN回線で128kbps接続をする場合、パソコンとISDNターミナルアダプタの通信速度を230.4kbps以上に設定しなければ、十分なパフォーマンスが得られないが、こういったニーズにも |