法人のお客様 ニュースリリース一覧 クラウドベースの映像制作コラボレーションツール「Ci Media Cloud Services」の運用を拡大するエントリープランを新たに発売 -日本語 UI対応やスマートフォン/Apple TV 4K用アプリ追加により、使いやすさがさらに進化-

2022年4月25日

クラウドベースの映像制作コラボレーションツール「Ci Media Cloud Services」の
運用を拡大するエントリープランを新たに発売

-日本語 UI対応やスマートフォン/Apple TV 4K用アプリ追加により、使いやすさがさらに進化-

ソニーマーケティング株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:粂川滋、以下、ソニーマーケティング)は、クラウドベースで効率的なメディア共有・運用を実現する統合プラットフォーム「Ci Media Cloud Services (シーメディアクラウドサービス)」を、より手軽に運用可能な契約プランを新たに発売します。

商品概要

サービス名 Ci Media Cloud Services
契約プラン名称 カンパニーネットワーク エントリープラン
提供開始予定日 2022年5月上旬
サービス利用料 38,500円/月(税込)(税別 35,000円/月)

このたび、現在提供しているエンタープライズネットワークプラン、カンパニーネットワークプラン(各600,000円〜/月、120,000円〜/月、税別サービス利用料) に加えて、「カンパニーネットワーク エントリープラン」を発売します。上位プランと比較し、バンドルされるアップロード容量 (100 GB)、ダウンロード容量 (100 GB)、ストレージ容量 (500 GB) を少なく設定することで、費用を抑えながらカンパニーネットワークプランと同等の機能をより手軽に利用できます。上位プラン同様に従量課金制となるため、開始時のコストを最小限に抑えつつ、利用状況に合わせて運用したいお客さまのニーズに対応します。

さらに今回のアップデートにより、全プランにおいて、日本語UI(ユーザーインターフェース)対応*1や、スマートフォン/Apple TV 4K用アプリのリリースなど、共同作業における制作ワークフローを改善する新機能を追加し、使い勝手を向上します。

「Ci Media Cloud Services」は、2013年にアメリカで開始した、ソニー初のパブリッククラウド型の映像制作コラボレーションツール(SaaS*2)です。メディアの管理や制作コラボレーションに特化したクラウドサービスで、インジェスト(取り込み)、素材管理、プレビュー、粗編集、パッケージのディストリビューション(配布)、クラウド上でのアーカイブなどの多様な機能が一つのプラットフォームで利用可能です。映画制作をはじめ、映像制作業界で広く使われており、2020年11月から国内向けにサービスを開始しています。

*1:Webブラウザーでの表示に対応
*2:Software as a Serviceの略。利用者側でソフトウェアをインストールする必要がなく、インターネット上で必要な機能をすぐに利用できる

アップデートの主な内容

1. 日本語UIに対応

「Ci Media Cloud Services」は、映像制作プロフェッショナルのさまざまな要求に応えつつ、専門知識を持たないユーザーでも直感的に必要な作業が行えるように、UIや操作フローなどのUX(ユーザー体験)を最適化しています。今回のバージョンアップでは、従来の英語UIに加えて、要望が多かった日本語UIにWebブラウザー使用時に対応します。ブラウザー上で表示される操作画面、ポップアップメッセージ、外部ユーザーへメディア共有する際に使用される公開用Webページなどが日本語に対応し、さらに便利に利用可能です。

日本語UIの一例

2. スマートフォン/Apple TV 4K用アプリのリリース

スマートフォンの普及や視聴環境の変化を受けて、PC以外のデバイスからのアクセスや視聴のニーズが高まっています。その要望に応え、今回新たにスマートフォン用とApple TV 4K用の2種類のアプリを提供開始します。デバイスの特性を活かして、用途に合わせた使用が可能です。
スマートフォン用アプリ「Ci: View & Share Media」(シー:ビュー&シェアメディア)*3は、クラウド上にあるメディアの検索やプレビューに加えて、外部ユーザーとのメディア共有などの操作が可能です。スマートフォンのディスプレイに合わせて表示画面を最適化し、視認性を確保しています。
Apple TV 4K用アプリ「Ci: MediaBox Screener」(シー:メディアボックススクリーナー)は、ロケ地などで収録された撮影素材や編集されたパッケージ素材を、離れた場所にいるプロデューサーや制作チームメンバーに共有し、大型テレビでの確認や試写を手軽に実現します。

*3:iOSとAndroidに対応

「Ci: View & Share Media」の使用例とUI
「Ci: MediaBox Screener」使用時の視聴イメージ

3. カメラ連携クラウドサービス「C3 Portal」との連携強化

2021年11月から提供を開始しているカメラ連携クラウドサービス「C3 Portal」向けのスマートフォン用アプリ「C3 Portal App」から直接「Ci Media Cloud Services」へアップロードが可能になります。対応カメラと「C3 Portal App」を予め接続しておくことで、撮影した素材をスマートフォン経由で、自動で素早くクラウドへアップロードできるようになります。カメラマンの負担を軽減し、インジェストから編集までのワークフローを短縮します。

4. 制作ワークフローのさらなる改善に寄与する新機能

「Ci Media Cloud Services」は、SaaSで提供されているため、ユーザーが常に最新の状態で使用できるように定期的な機能追加や改良を行っています。今回のアップデートで、共同作業における情報共有や制作時のワークフローを大きく改善する各種機能を追加します。
コメント機能により、ファイル単位の共通のメタデータとして、手軽にファイルへの情報入力を行えるようになります。コメントはタイムコード情報を持ち、チャット形式で表示されるため、コメントへの返信記入時や、対応完了時に解決フラグを入れることができます。
また、ソーシャルメディア登録用のファイル作成にも対応します。メディアのプレビュー画面で切り出したい範囲を指定すると、クリッピングツールが起動し、エフェクトやプリセットを選択するだけで、ソーシャルメディアへの登録に最適化されたファイルが生成できます。
Ciワークフロー機能*4では、オリジナルの高解像度ファイルから編集で使用された部分のみの切り出しが可能になります。従来はオフライン編集後、ポストプロダクションにすべての高解像度ファイルを素材として提供する必要がありましたが、ビットレートが高く、ファイル容量が巨大なため、クラウドからのダウンロードに要する時間やコストが課題でした。本機能により、EDL*5を登録することで使用箇所のみを切り出すことができるため、時間とコストを大幅に節約するだけでなく、外部ユーザーとの共有機能「メディアボックス」の作成までを自動化でき、ワンストップでのメディア管理を実現します。

クリッピングツールによる、ソーシャルメディア用登録ファイルの作成画面

*4:出力フォーマットはVFXで使用される形式のみサポート。今後のアップデートにより拡張予定
*5:Edit Decision Listsの略。他の編集ツールからプロジェクトのタイムラインを移行するために使用されるカットリスト情報を指す

主な仕様

主な仕様や詳細については、以下の商品情報サイトをご覧ください。

『Ciメディアクラウドサービス』

※記載されている会社および商品名は、各社の商標または登録商標です。

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