本文へ

商品情報・ストアデジタル一眼カメラ α映像作家 貫井勇志の語るオートHDR

映像作家 貫井勇志の語る
オートHDR

工夫次第で自分好みのアート的表現も可能に

04
オート HDR 撮影手順

オートHDRでできる絵画的な表現や幻想的な表現。

肉眼映像に近いナチュラルな映像を再現できるのがオートHDR機能ですが、あえてオートHDRの段差自動設定を外して、露出差レベルを設定することによって、絵画的な表現や幻想的な表現も可能になります。これはHDR機能をもっと楽しむための簡単テクニックです。

これらの撮影例はごく一部のものです。被写体や撮影シーンを工夫することによって、もっとおもしろい映像表現もできることでしょう。遊び心でいろんなものを好きに撮影してみるといいかも知れません。単に見たままの映像を残すだけでなく、いろんな映像表現が楽しめるのがオートHDRです。

オートHDRはこれからのカメラの基本機能となりうるだけでなく、無限の可能性を秘めた機能です。みなさんにも、ぜひその魅力を体験していただきたいと思います。α CLOCK(アルファクロック)には、私がHDR機能を使って撮影した写真も掲載されています。ご興味のある方はぜひご覧ください。

草花

HDR機能の本来の撮影方法にはないやり方で遊んでみました。HDR撮影は1回のレリーズで2回シャッターが切れますが、この写真は、その2度のシャッターの間にフォーカスをズラしたものです。つまり、フォーカスの合った写真と、ズレた写真が合成されている状態です。写真的には少々無理がありますが、新しい機能から自分なりの表現を探してみるのも楽しいものです。

遊具

HDR撮影はHDR効果設定の強弱や、露出設定の組み合わせで、様々な雰囲気を作り出せます。この写真は、ただ公園の遊具を撮ったものですが、どこか非日常的な空間に見える不思議な写真に仕上がっています。

遊具

肉眼映像に近づけるだけがHDRの使い方とは限りません。この写真はかなりコントラストと色合いを強めて撮影していますが、陰のつぶれ具合をHDRでコントロールしています。こうすることによって、リバーサルフィルムのような雰囲気を狙いました。

利便性としてのオートHDR

ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、HDRの技術というのはAdobe® photoshop®などのソフトを使えばパソコン上で作り上げることもできます。例えば、ハイライト部のディティールが再現されているアンダー画像と、シャドウ部のディティールが再現されているオーバー画像、そして適正露出で撮影された画像の中間部分を抽出して合成することでできあがります。

  しかしながら、これをするためには露出の違う写真を数枚撮らなければいけませんし、合成する手間も大変です。手間をかけて作ってもなかなか思い通りのHDR画像は作れず、試行錯誤の繰り返しになったりします。また、HDR合成したい写真が何十枚、何百枚もある場合などは膨大な時間がかかってしまいます。

これらを考えれば、カメラに予め備え付けられたオートHDR機能というのは、カメラマンにとっては非常にありがたい機能です。映像表現のことばかり言ってきましたが、合理性や利便性の部分でも非常に優れたものだと思います。

位置補正機能付きだから安心して撮れる

HDR撮影だからといって必ずしも三脚が必要なわけではありません。位置補正機能が付いていますから、手持ちでのHDR撮影時でも、若干の画像のズレは自動補正されます。肩肘張らず気軽に撮影してみるのが良いでしょう。

Top of This Page

αはソニー株式会社の登録商標です。