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事例紹介

飛騨高山ケーブルネットワーク株式会社 様

取材にXDCAM HDを採用 編集・送出・アーカイブまでファイルオペレーションを実現

2007年8月1日に岐阜県高山市で開局した飛騨高山ケーブルネットワーク株式会社(Hit net TV!)様は、取材機にXDCAM HDを採用。同年11月1日より、ハイビジョンによる自主放送を開始されました。
同社 技術部マネージャー編成・制作担当 鎌野 寛様、営業推進部 主任 西田 洋様、営業推進部 主任 中澤豊樹様、技術部 制作担当 主任 北本祐介様に、XDCAM HD採用の狙い、制作のワークフロー、運用の成果などについて伺いました。

取材・収録にXDCAM HDを採用 2007年11月から自主放送のハイビジョン放送を開始

当社は、高山市と合併した旧国府町のケーブルテレビ局事業を継承する形で2007年8月に岐阜県高山市で開局しました。2009年1月には旧高山市の全域でサービスを開始できるように、現在、拡張工事と加入者の募集活動を並行して行っています。高山市では初めてのケーブルテレビ局ということもあり、放送・電話・インターネットのトリプルサービスに加え、地域情報の受発信基地として自主放送に注力することをステーションコンセプトにしています。

設備のHD化は、公営から民営への移行にあわせてリフレッシュすべく検討を進め、取材機にXDCAM HDを採用することに決定しました。HD化・テープレス化にスムーズに対応できる点に加え、使い勝手の面でも優れている点が、今回の導入の決め手となっています。

2007年11月に、自主放送の一部でピュアHDのハイビジョン放送を開始しました。XDCAM HDは、長時間のHD記録が可能なだけでなく、ノンリニア編集、サーバー送出へと一貫してファイルベースでオペレーションできます。さらに、プロフェッショナルディスクでアーカイブも可能です。XDCAM HDにより、非常にタイミング良くHD化に対応することができたと思っています。


PDW-F355Lを2式とPDW-F335Lを1式導入。その他に1式のHVR-V1Jも導入。

XDCAM HDカムコーダーPDW-F355Lなどで取材 XDCAM HDレコーダーPDW-F75で取り込みノンリニア編集


取材した素材は、PDW-F75によってノンリニア編集機に取り込んで編集。


DVCAMやベータカム素材をXDCAM HDに取り込むコピーシステム。


オンエア素材や貴重な資料映像はプロフェッショナルディスクでアーカイブ、棚管理。

現在、2式のPDW-F355Lと1式のPDW-F335Lを取材活動に運用しています。HDの高画質はもちろんのこと、ファイル記録ならではといえるクリップによる手軽な素材確認やプレビューなど、使い勝手の良さでスタッフに大変好評です。記録ビットレートは25Mbpsで設定しています。画質的に申し分なく、記録時間的にメリットがあるなど、使い勝手の良さから選択しました。

PDW-F355Lなどで撮った素材は、XDCAM HDレコーダーPDW-F75を使ってノンリニア編集機に取り込み、編集・完パケしたものをサーバー送出するワークフローです。当初は、ノンリニア編集機からサーバーへのファイル転送も検討しましたが、放送する前に試写・確認したいということでプロフェッショナルディスクでマスターに持ち込み、PDW-F75でサーバーにエンコードして送出するというオペレーションにしています。オンエアした素材や資料映像として残しておきたい素材は、プロフェッショナルディスクでアーカイブしています。

その他に、映像資産として継承されたDVCAMやベータカムSXの素材をプロフェッショナルディスクにダビングするコピーシステムにもPDW-F75を1式運用中です。さらに、議会中継について、現在ではIP電送を使って送られてくる映像を放送しているのですが、議会中継だけでなく録画放送を行うため、議場にも1式配備する計画です。これによって、議会の記録をハイビジョンで残すことができます。2層ディスクは長時間記録が可能ですから、市議会の様子を少量のディスクに記録しておくことも可能ではないかと思っています。実際、2層ディスクは講演会やフォーラムなど長時間の収録が必要な取材で威力を発揮しています。

自主放送番組のハイビジョン化に大きく貢献 春の高山祭(山王祭)の取材・収録でも活躍

現在、当社では約9本の自主放送番組を制作し、放送しています。番組によってはSD素材での収録もありますが、XDCAM HDを活用することでハイビジョン化を行っており、4:3のサイドカット画面ながら、すべての番組をハイビジョン放送しています。地元の情報を伝える「飛騨高山情報局」、地元の保育園や幼稚園を訪ねて子どもたちを紹介する「わくわく元気ッズ」、地域や町の魅力を伝える「わがまち再発見」といった番組です。

2008年4月14・15日に開催された高山祭(山王祭)の取材・収録でも、PDW-F355Lが活躍しました。取材した映像は、「飛騨高山情報局」などで放送し、地域の視聴者に好評をいただきました。この高山祭は春と秋に開催される伝統行事なのですが、絢爛豪華な山車で知られており、日本三大美祭にも数えられています。当社にとってはキラーコンテンツの一つになりますから、将来的にはぜひハイビジョン生中継を実施したいと考えています。

そのほかにも、高山には歴史や文化が数多く残っており、市周辺には美しい自然もあります。この魅力を伝えるべく、市民だけでなく外に向けた情報発信にも力を入れていきたいと思いますし、できる限りPDW-F355Lを使って資料映像として残していきたいとも思っています。

スタジオやマスターの更新は、今後の検討課題です。ただ今回、XDCAM HDを先行導入したことで、自主制作番組のハイビジョン時代を着実に進めていくことができています。地域の視聴者に、身近な話題・情報をきれいな映像で伝えていくことで、地元のテレビ局として親しまれるように頑張っていきたいと思います。


4月14・15日に開催された春の高山祭(山王祭)の取材・収録で活躍するPDW-F355L。局のキラーコンテンツとして将来的にはHD生中継を行いたいとの意向も持っています。
(写真提供:飛騨高山ケーブルネットワーク株式会社 様)

技術部マネージャー編成・制作担当 鎌野 寛様

技術部マネージャー編成・制作担当 鎌野 寛様

ケーブルテレビ局として放送・電話・インターネットのトリプルサービスを行っていますが、地域情報の受発信基地として自主放送に注力していきたいと思っています。市民が出るテレビという地元に密着した番組を中心に、高山の情報を外に向けても発信したいと考えています。高山市には春秋の高山祭をはじめとした文化や伝統のほか、周囲には豊かな自然があります。今回、XDCAM HDの導入でハイビジョン放送が可能になり、タイミングが良かったと思っています。

営業推進部 主任 西田 洋様

営業推進部 主任 西田 洋様

テープを使った撮影に慣れていたので、当初はPDW-F355Lに正直戸惑いがありました。しかし、使い慣れてくるとファイル記録の利便性を実感するようになりました。クリップで素材が簡単に確認でき、上書きの心配もないので、機動性に富んだ撮影が可能です。もうテープによる撮影には戻れないと思うほど、非常に使い勝手の良いカムコーダーです。

営業推進部 主任 中澤豊樹様

営業推進部 主任 中澤豊樹様

テープ撮影の経験からは、XDCAM HDはまったく概念が違うと感じました。ただ、使ってみるとクリップによる素材確認、プレビューなどが簡単にでき、非常に使い勝手が良いカメラだと実感しました。HDならではの高画質も魅力で、ディティールの再現性などに魅力を感じます。魅力的な自主制作番組に大きく貢献してくれるのではないかと期待しています。

技術部 制作担当 主任 北本祐介様

技術部 制作担当 主任 北本祐介様

まだ入社したばかりで、撮影や編集も仕事としては初めてでした。ただ、コンピューターソフトウェアの仕事をしていたので、XDCAM HDのファイル記録は馴染みの存在ですから、戸惑いはまったくありませんでした。ですから、ファイルベースのノンリニア編集にはすぐに慣れることができました。逆にテープ記録には戸惑ってしまいます。

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