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ブルーレイディスク コラム

COLUMN01 「地デジ」時代の到来で、さらなる映像の革新が始まる!その時、社会が求める次世代の光ディスクとは?

「地デジ」ってなに?

最近、街や電気店、テレビコマーシャルで、「地デジ」という言葉をよく耳にしませんか?
これは、「地上デジタル放送」の略称です。ここ最近、全国各地で地上デジタル放送が順次開始されており、今後ますます身近な存在になってくることは間違いないと思われます。現在のテレビ放送は「アナログ方式」と呼ばれる方法で、家庭に電波が届けられているのですが、2011年までには、これが「デジタル方式」(図1)に完全に切り替えられます(注1)
もっとも、デジタル放送自体は既に、BSデジタル放送、CSデジタル放送などとして社会に登場していますが、私たちの生活に最も身近な存在となる地上波テレビ放送も、2011年までには完全にデジタル化されます。今は、アナログ放送とデジタル放送とが入り混じっている“移行期”なのです。

デジタル放送最大のメリットは圧倒的に美しいハイビジョン映像の提供

(注1)地上アナログは2011年7月24日までに、BSアナログ放送は2011年までに、BSアナログハイビジョン放送は2007年に終了することが、国の方針として決定されています。

テレビ放送が「アナログ」から「デジタル」に切り替わることで、何が大きく変わるのでしょうか?「今使っているテレビで番組が見られなくなるの?」「有料になるの?」といった不安や疑問はあることでしょう。
実際、地上アナログ放送が終了する2011年7月以降は、デジタルチューナーのないテレビは、そのままでは使えなく(番組を見られなく)なってしまいます。視聴者にとっては、いいことばかりではないようです。
しかし、デジタル放送の最も大きなメリットは、テレビ局から届けられる映像の多くが「ハイビジョン映像」となり、圧倒的な高画質と高繊細なテレビ映像を手に入れることができる点です。

デジタル放送の普及でハイビジョン化が加速する

これまでもハイビジョン映像は、一般的な標準(SD)画質に比べて、格段に美しく鮮明なことは周知の事実でした。しかし美しく鮮明であるがゆえに、そのデータ量も莫大となり、アナログ放送では限界がありました。
しかしデジタル放送にすると、映像や音声の膨大な情報量を圧縮して送信することができるため、ハイビジョンでの放送が容易にできます。
つまり、地上デジタル放送によって、2011年以降のテレビ放送は全てデジタル化されることになり、美しいハイビジョン放送を楽しめるようになります。それに伴い、臨場感と迫力のある高精細映像を思う存分楽しめるハイビジョンテレビを始め、様々なハイビジョン対応の映像機器が、今後続々と登場してくるでしょう。

「映像を残す」ことはもはや日本人の文化

DVDレコーダーの登場で、「とりあえずHDD(ハードディスク)に録画して、残したいものがあればDVD(ディスク)に残しておく」というのが、私たちの生活スタイルになりつつあります。
内閣府が2006年4月17日に発表した06年3月の消費動向調査よると、DVDプレーヤーの普及率は全世帯の約6割、このうち録画もできるDVDレコーダーの普及率は4割に達し、私たちにとって最も代表的なデジタル家電のひとつとなっています。 「映像を記録して、残す文化」、すなわちテレビ映像であれ、個人の映像であれ、「映像を録って(撮って)ディスクに残す」といった生活スタイルが定着している日本。この生活スタイルは、もう簡単に変わることはないでしょう。

「地デジ」時代の悩みのタネ

既にハイビジョンチューナーを搭載したDVDレコーダーが発売されていますが、DVDにハイビジョンの番組をそのままの画質で保存できないことを、知っていますか?
ハイビジョン放送をDVDに記録するには、標準(SD)画質に再変換しなければなりません。これは現在のDVDの規格では、ハイビジョン映像をハイビジョン画質のまま記録することはできないからです。仮に、DVDにハイビジョン映像を録画できたとしても、DVDの容量では記録時間は30分もありません。(図2)
つまり、「地デジ」時代には、現在のDVDとは異なる大容量の記録ディスクが必要になるのです。

(図2)ハイビジョン放送の録画はDVDの容量では足りなくなる

※※従来のDVD記録方式ではハイビジョン放送を記録することができません。数値はデータ容量から算出した参考値です。