
* 掲載内容は2025年10月時点のものです
株式会社イトーキ 様
創業から130年以上を経て、オフィス家具メーカーとして確かな地位を確立。近年ではオフィスの空間デザインやデータ分析、働き方コンサルティング、在宅ワークや家庭学習、公共施設や物流施設など、さまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートされています。国産材の活用拡大や、カーボンオフセット材の採用による環境配慮にも積極的です。
■導入目的
■法人向けブラビアで実現


当社では、本社オフィス機能とショールーム機能を併せもつ空間を設け、実際に働く社員の姿を顧客に間近で見学いただく機会をご提供してきました。それを2024年11月にリニューアルし、ABW(Activity Based Working)*に基づき『「働く」を実践する場』から『「働く」をデザインする場』へと進化させたのが「ITOKI DESIGN HOUSE」です。当社にとってはラボでもあり、ゲストにとっては「未来の働き方」を体感できるショールームとなっています。
*仕事の内容や目的に合わせ、働く場所や時間を個人が自由に選ぶ働き方
私たちはここを企画するにあたり、空間デザインや設置目的に応じた機能を有し、通常より高いグレード感もある設備機器を導入したいと考えました。そこで会議用ディスプレイやサイネージの候補に挙がったのが法人向けブラビアです。当社ではオフィス空間や家具をお客様へ提案する中で、法人向けブラビアも取り扱ってきましたが、機器の不良といった話は聞いたことがありません。その品質や使い勝手を高く評価しており、ブランド力があり、発注から納品までのスピードも早いため、お客様におすすめしやすい。安心して採用できると考えたわけです。


別のショールームでは他社製品を使い、照明や外光の反射によって画面が見づらかったり、会議前にノートパソコンの接続に手間取ったりした経験があります。そのため画質や視認性、操作性、設置の柔軟性や空間に溶け込むデザイン性、さらには保証なども含めて他社製品と総合的に比較検討。結果、もっともバランスが取れていたのは法人向けブラビアでした。
豊富なラインアップがあり、会議室用ディスプレイを3カ所、サイネージは2カ所の計5台、それぞれに最適なサイズを選べました。ここはショールームという特性から、ゲストにディスプレイのご案内をすることもあり、その際に画質やサイズを実機で比較・確認していただけると考えています。


会議室用ディスプレイは、プレゼンテーションルームに98V型、ミーティングルームに65V型、ミーティングブースに55V型を設置しました。いずれも視認性を第一に、座席からの距離と見え方を考えて最適なサイズを選んでいます。重視したのは、高画質・広視野角・低反射といった特性です。特に、プレゼンテーションルームの98V型は重要な商談などで使われるため、より画質にこだわりました。例えばインテリアの提案では、パースを起こして実際に納める家具の色などを確認いただきます。法人向けブラビアは黒の表現もしっかりしていてコントラストが高いため、美しく再現できるのが大変魅力です。また、ダウンライトを設置することから、照明の反射が課題でした。それも法人向けブラビアなら、光を拡散させて映り込みを抑えられるため心配ありません。


そして、会議の出席者全員の顔が視界に入るよう半円形のデスクを採用した、5,6人用のミーティングルームでは広視野角が特に有効でした。両端の角度がある席からも画面表示の内容が無理なく見えます。また、2,3人向けのミーティングブースはガラス張りで外窓に近いため、外光の映り込みを抑えられる法人向けブラビアが最適でした。
さらに、運用面での利便性も重視しました。会議は手早く準備・開始して業務効率化を図りたいものです。そこでノートパソコンを接続した際の、表示までの早さに注目。法人向けブラビアはプロ設定の信号検出による電源制御と入力切換機能を使うことによって、HDMIの接続と連動して自動で電源をオン/オフにしたり、入力を切り替えたりできます。
サイネージは、視認性とデザイン調和の両面から各空間に適しているものを、と考えました。離れた所からご覧いただく必要がある執務スペースには85V型、正面から近距離でご覧いただくマテリアルの展示コーナーには43V型を選定。これらのサイネージでは、イトーキの企業ビジョンや、最新のプロジェクトに関する情報を視覚的に伝達しています。
もっとも重視したのは利便性です。法人向けブラビアの専用アプリ「BRAVIA Signage Free」なら、設定したスケジュールを自動で起動し、コンテンツがループで表示され続け、夜にはオフになる。リモコンで簡単に設定できるだけでなく、USBメモリーでコンテンツ入替やUSB時刻保持ユニットを使用して時間補正などもできることを知っていました。簡単運用を実際にお客様にお見せできるとも考えました。そして、視認性も大切なポイントです。特に執務スペースは大変ひろびろとした空間で、たっぷりの外光が明るい雰囲気をつくり出していますが、法人向けブラビアなら映り込みが抑えられるため心配せず採用できました。
執務スペース
マテリアル展示コーナー


ITOKI DESIGN HOUSEがオープンして約1年、期待どおりの活用ができています。機械的なトラブルもなく、アフターフォローを含めて大変満足しています。新しい機器を導入すると、社員からは「良くない」「使いづらい」といったネガティブな声が来やすいものです。しかし、法人向けブラビアについては、それがほとんどない。トラブルが起きているシーンを見たこともありません。大部分の社員がポジティブな評価をしているのだろうと考えています。
今後この空間での商談が、さらに広がっていくことを期待しています。ディスプレイやサイネージに関して、視認性を最初から意識されているお客様が、実は意外と少ない。ここには他社製ディスプレイも設置しているため、比較しながら視認性や利便性の価値をご説明することで、法人向けブラビアを利用したより良い空間提案につながれば幸いです。

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