広い会議室や細かな画像閲覧において65V型ではサイズ不足

当社で最も広く100人以上を収容できるこの本社・大会議室では、月に一度100人ほどの全社員が集まる社員集会を開いています。会社が全従業員へ情報を伝達するときや、従業員と意見を交換する際に大型ディスプレイを利用しています。しかし、以前に使っていた65V型のディスプレイではサイズが不十分で、会議室の後方席からは表示内容がわかりづらく、会議室の中ほどに後方へ向けてディスプレイをもう1台設置し補完してきました。

また、この大会議室はスライディングウォールで仕切ることができるため、少人数の個別会議であれば、中・小サイズの会議室に間取りを変更して使っています。そのため、ディスプレイは以前からスタンド設置型にし、部屋の仕切り方や席のレイアウトに合わせて自由に移動できるようにしてきました。このような実務に関連する個別会議では図面や写真を映すことが多く、その際ディスプレイには精細で鮮明な表示能力が求められます。躯体関係などの精密な図面は誤りなく読み取る必要がありますし、写真の細部を確認して現場や施工部分の安全性と品質を議論しなければなりません。以前のディスプレイでは図面や写真の細部を確認しづらかったため、画面表示とは別に紙にプリントして一人ひとりに配り、出席者は画面とプリントを見比べながら何とか内容を理解していました。

より大画面のディスプレイを導入しようという話になり、当社で長くお付き合いのあるベンダー様にご相談したところ、3社の製品をご紹介いただけました。選定で最も重視したのは「視認性」です。実は、2019年に竣工したこの本社社屋はグッドデザイン賞や日本空間デザイン賞を受賞していまして、会議が行われていないときは社員食堂として利用されるこの大会議室も、こだわりの設計がされています。南側の壁面をガラス張りにすることで屋外を見渡せる開放感があり、採光性の高い造りになっています。そのため以前はディスプレイの画面に、室内照明だけでなく外光も写り込むことが気になっていました。

そこで、広く明るい室内でも皆にストレスなく見てもらえるよう、画面が大きいことだけでなく、鮮明な画像を映し出せることも重視しています。このため、導入前に実物を見て画面のサイズと視認性を確認させていただき、法人向けブラビアなら高精細で鮮明な画像が、映り込みなどに邪魔されず見られることがわかりました。契約にあたっては、より安心できる5年の長期保証に入っています。

導入から1年以上経ちましたがトラブルなど一切なく、期待したとおりの高い視認性が得られています。まずは、スライディングウォールで大会議室を仕切った中・小の会議室における使用では、図面や写真を大きく映せるため、細部もよく理解できるようになりました。特に、3Dモデルの図面を見る際には98V型サイズの有用性を感じています。いちいち拡大表示しなくも大きく見えるので、画像を別途印刷・配付する必要がなくなり、かなりのペーパーレスにつながっています。

また小さい会議室における使用だと、画面に近い最前列からは見にくいのではないかという心配も無用でした。視野角の広い法人向けブラビアなら、画面の脇から見上げるような角度からでも鮮明に見えています。そして、会議室のレイアウト変更にあわせ、ディスプレイを移動させるのもスムーズです。安定感あるしっかりとした造りのスタンドであるため一見とても重そうなのですが、2人いれば無理なく動かせています。

全体会では、大会議室の後方席からも画面の内容がよく見えるようになりました。精細な解像度と鮮明な発色による美しさにも感心しています。近くから見ても、遠くから見ても、本当にきれいですね。少し前に創立記念の式典を大会議室で催し、そこでプロが撮った当社の施工実績を上映しました。その際もロールカーテンを全開にし、室内を明るくして開催したのですが、外光の映り込みなどは全く気にならず、写真をとても美しく見せられ、式典に華を添えることができました。他の従業員らも画面の大きさに、そして美しさに驚いていました。