インフォメーションや広告・空間演出など、さまざまな目的で使用されるデジタルサイネージですが、ディスプレイの設置方法によってお客様に与える印象やサイネージの効果が大きく変わります。ここでは複数のディスプレイを組み合わせて巨大な画面を実現する「マルチ設置」について紹介します。
デジタルサイネージのモニターを複数組み合わせて、巨大な画面を実現する設置方法を指します。
複数組み合わせて大画面化したディスプレイは遠くからでも視認しやすく、一度に多くの人に見てもらうことができます。2×2の4画面、3×3の9画面構成などはもちろん、縦のみ3画面・横のみ3画面構成などレイアウトも自由。さまざまな目的や広さに応じた設置ができます。近年、駅や空港・ショッピングモールや外食店舗など幅広い業種・用途で需要が高まっています。
ブラビア内蔵アプリ MDS
（Multi Display Settings）
MDSは、1つの映像から任意の矩形（くけい）部分を切り出す「タイリング機能」を備えたブラビア独自のアプリケーション。
ブラビアの設定画面からアプリをインストールして使用できます。
※MDSを利用する際は、最新のソフトウェアに更新が必要です。詳細は法人向けブラビアのWEBサイト（ sony.jp/bravia-biz/update/ ）をご確認ください
MDSの機能が映像を切り取り表示するため、マルチ設置時に映像を分割し個別出力する装置が不要。HDMI分配器を使用したシンプルかつ低コストな機材構成でマルチ設置を実現できます。
MDSなら切り出す映像を画面上で確認しながら設定できるため、映像切り出し範囲の細かい調整が容易。ディスプレイのベゼル部分を非表示領域とする際の細かなマージン調整などもスピーディーに行えます。また、ブラビアのリモコンで手軽に操作できるのもMDSの大きなメリット。必要最低限にしぼりこまれた設定項目や、シンプルで見やすいユーザーインターフェースにより、設定作業をよりスムーズに安心して行うことができます。
Simpleモード：任意の行数・列数を設定して映像を分割
最大で縦5画面×横5画面のディスプレイを使ったタイリングが可能。設定は行数と列数、ベゼル間マージンなどをリモコンで指定するだけ。ブラビアへの入力映像を、MDSが自動で切り出して表示します。
Advanceモード：より自由度の高い画面構成が可能
映像の表示領域を座標で指定し、より複雑な画面構成を実現するモード。異なる画面サイズのブラビアを複数組み合わせるなど、Simpleモードにくらべて自由で複雑なレイアウトが可能です。
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