従来のディープブラックコーティングと低反射コーティングの特性を併せ持つ、「ディープブラック&低反射コーティング技術」を新開発。深く引き締まった黒の表現と照明の影響を抑えた低反射を両立しています。
※ 低反射コーティングは約130度の範囲内で機能します
新開発のコーティング技術により、隣接するLEDディスプレイやスタジオ用照明機材からの外光によるコントラスト低下を大幅に抑えられ、違和感なくリアリティーの高い撮影が可能です。そのためポストプロダクションでの修正作業が低減します。
高性能ドライバーICの採用により、7,680Hzの高リフレッシュレートを実現しました。これにより、スキャンライン(水平方向の黒い線)を回避して、撮影することができます。
1,500cd/m2の高輝度と、デジタルシネマ向け規格DCI-P3を約98%以上カバーする広色域を実現。臨場感と没入感のある映像で、リアルな仮想空間を創り出すことが可能です。
新設計したディスプレイキャビネットは、特別な工具を使わなくてもディスプレイキャビネット同士をロックできるレバー式ロック機構や、正確な位置合わせが容易にできる位置決めピンなどの新しい機構を採用しています。
キャビネットの強度がさらに向上。また、専用の角度調整ブロック(*)を使用した機構を新たに採用し、 高精度なカーブ設置が可能です。
* 標準で「0度/2.5度」用の角度調整ブロックが装着されています。キャビネットは最大10度までのカーブ設置に対応しています
LEDモジュールの表面はコーティングにより保護されており、かつLEDキャビネットにエッジプロテクションやスライドイン機構を搭載しているため、設置時にLEDモジュールがぶつかることによる破損を低減します。
新たに「Z軸調整機構」を搭載し、段差が気になる部分 を簡単に修正できます。高精度に調整されたフラットなディスプレイ表面に より、リアルで美しい映像を映し出します。
※ 前面および背面から調整が可能です
ディスプレイを組み上げた状態のまま、すべてのLEDモジュールを前面および背面からも交換することができる「クイックモジュール交換機能」を搭載しています。
映像ソースを受信し複数のディスプレイキャビネットに映像を分配するディスプレイコントローラーには、業界で広く使われているBrompton社の『Tessera SX40』を使用可能です。追加のトレーニングが不要なため作業効率の維持が可能です。
高効率の微細なLEDチップとソニーの電力制御技術を組み合わせることで、低消費電力化を実現しています。従来のLEDと比較し、最大輝度で算出した単位輝度当たりの電力効率を約32%向上(*)させています。
* 単位輝度当たりの電力効率とは光源がある輝度を出すのに必要な電力量を示します。Bシリーズ「ZRD-B15A」とVERONA「ZRD-VP15EB」(キャリブレーション機能オン時)の比較において