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商品情報・ストアデジタル一眼カメラ αもっとαを楽しむ [新緑編]プロカメラマンによる撮影テクニック
プロカメラマンによる撮影テクニック 新緑編
悪天候も撮影のチャンス
焦点距離: 100mm / F値: 11.0 / シャッター速度: 2.5秒
若葉に落ちた水滴を、マクロレンズで撮影しました。雨の日は、視線の先にある小さなものにも目を向けてみましょう。
焦点距離: 100mm / F値: 11.0 / シャッター速度: 2.5秒

くもりや雨のしっとりとした表情を撮る

6月を迎えると、日本のほとんどの地域で梅雨前の不安定な天候となります。すがすがしい青空に映える新緑も初夏の風景なら、雨の中、しっとりと輝く新緑もまた初夏の風景です。実は、雨やくもりの日こそ、情感あふれる風景を撮影するチャンスなのです。悪天候だからとあきらめずにどんどん出かけて、写真を撮る目を養いましょう。

 

雨の風景を撮るときは、基本的に構図から空をはずしてみてください。雨の日の空は、写真にすると白くなり、しっとりとした風景の中で、ぽっかり浮いてしまいます。空を入れないことが、雨の中でもあでやかな新緑を表現するコツです。

焦点距離: 50mm / F値: 8.0 / シャッター速度: 8秒
ZOOM 川のせせらぎを覆いつくさんばかりの、色鮮やかな新緑を撮影しました。
 
焦点距離: 105mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/500秒
ZOOM 雨やくもりの日は、視線を下ろし、しっとりと湿った地面に注目してみてください。そこにも新しい緑が息づいています。
焦点距離: 105mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/500秒
ZOOM 橋の上から見下ろし、雨に濡れる若葉を真上から撮影。雨の日でも光を最大限に受ける構図なので、比較的鮮やかな新緑を撮ることができます。

霧に浮かぶ幻想的な雰囲気を撮る

雨上がりの山は霧が立ちこめ、写真撮影には不向きのようですが、目を凝らすと、幻想的な風景が浮かび上がってきます。霧の向こうにある風景を想像させる撮りかたができるのも、霧の日ならではです。

焦点距離: 50mm / F値: 8.0 / シャッター速度: 8秒
ZOOM 山肌から立ちのぼる霧。山全体が呼吸をしているような、生命力を感じます。あたたかい季節、雨が上がった直後や翌日に目にする光景です。
 
焦点距離: 105mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/500秒
ZOOM 霧の湖に目を凝らすと、新緑の山が映りこんだ、幻想的な風景が浮かび上がってきました。
焦点距離: 105mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/500秒
ZOOM 早朝の川霧を撮影。ホワイトバランスは「太陽光」にし、深い青につつまれる、朝の静けさを表現しました。

時間帯よって変化する表情を撮る

早朝や夕方の時間帯も、シャッターチャンスです。高い位置からさす日中の光は、新緑本来の緑を鮮やかに見せますが、早朝の光は、風景を青白く包みます。ホワイトバランスで補正せずに、「太陽光」のままにしておくことで、時間帯による変化をそのまま写しとることができます。

焦点距離: 50mm / F値: 8.0 / シャッター速度: 8秒
ZOOM 日の出直前、鏡のように静かな湖面に映りこむ新緑。ホワイトバランスを「オート」にすると目で見るイメージに近い緑色に補正してくれますが、この時間帯の光を生かして、「太陽光」のまま撮影しました。
 
焦点距離: 105mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/500秒
ZOOM 日中の日差しで撮った湖の風景。新緑本来の緑色が、鮮やかに発色し、さざなみで、湖面に映りこむ緑が微かに揺れています。

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1.山を彩る新緑を撮る 2.木々に近づいて撮る
3.青空や水との組み合わせ 4.悪天候も撮影のチャンス
  新緑撮影のおすすめ装備
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