S-Gamut(エスガマット)とは、ソニーの定義しているワイドカラースペースであり、データ形式です。
プリントフィルムを凌駕する広色域と正確な色再現性をもち、撮影時にS-Gamutによるキャプチャーを行う事で、放送用途はもちろん映画制作におけるフィニッシングにもその豊富な色情報を活用する事ができます。
2014年、新たにS-Gamut3/S-Gamut3.Cineを設計、製品に実装をしています。
S-Log(エスログ)とは、ソニーが設計したLogカーブであり、ガンマカーブの一種です。
ビデオ撮影において暗部からハイライトまで黒潰れ、白飛びする事なく撮影・収録し、ポストプロダクション工程において自由度の高いカラーグレーディングを行う事ができるように設計されています。
従来のビデオガンマとの親和性を重視したS-Log/S-Log2に加え、Cineonログと親和性の高いS-Log3を新たな選択肢として加えました。
S-Gamut3.Cineおよび、S-Log3にて収録された素材は、特にポストプロダクションの工程において有用性を発揮します。本ムービーでは実際の素材を扱った3名のカラリストがインプレッションを語ります。
「S709」はCineAltaカメラ VENICEとともに開発されました。滑らかなグラデーションとソフトでローコントラストなトーンカーブでフィルミーな表現を目指した3D LUTです。
Sony Look Profile(ソニールックプロファイル)は、ソニー製カメラでキャプチャーできる広色域や広ダイナミックレンジを、主にTVやCM制作に活用頂くためのルックファイル(3D LUT)の総称です。
具体的には、S-GamutおよびS-Logにより撮影された素材にこれらの各種3D LUTを適用頂く事で、キャプチャー時の情報を最大限に生かした出力結果を得る事が出来ます。
Sony Look Profile に関する解説文書はこちら