Networked Live

ソニーはライブ制作ワークフローにおいて、カメラシステム、ビデオスイッチャー、ビデオサーバーといった幅広いラインアップのIP Liveプロダクションシステムへの対応を実現しています。
また、将来的に標準規格であるSMPTE ST 2110への対応も進めています。

  • システムの特徴
  • システムイメージ
  • 相互運用性への取り組み

IP Liveプロダクションシステムの特長

どこからでも高品質なライブ制作を可能に

ソニーが提案する新たなワークフローは映像制作の効率化をもたらします。例えば、本来は局内向けに構築した制作環境を、中継現場や遠隔地にあるスタジオと連携してリモート制作を行うことで、格段に制作の効率化を図ることが可能です。

局内のリソース共有によるライブ制作
リモートプロダクション
局間をつなぐ分散ライブ制作
複数の中継車間の接続による部分的なリソース共有

局内のリソース共有によるライブ制作

IP Live プロダクションシステムでは、スタジオやサブ (副調整室)、および制作機器を局内全体で共有して、制作リソースを効率的に使用することが可能です。スタジオとサブの組み合わせは、ファシリティマネージメントシステムで動的に変更することが可能で、ネットワークの設定変更だけでなく、制作機器の設定のすべての要素(システムフォーマット、コンフィギュレーション、機器間のルーティングなど)を予約された制作スケジュールに合わせて変更することができます。

リモートプロダクション

リモート現場に派遣する制作スタッフや機材を削減でき、局舎に残っているスタッフが同じ日に放送・収録できる番組数を増やす事が可能です。また、ソニーのHDCE-TX30(IPカメラエクステンションアダプター)を利用することにより、CCUレスで遠隔地のカメラの完全な制御、リターン伝送、インカム接続、タリー表示が可能になります。

局間をつなぐ分散ライブ制作

複数の拠点をネットワークでつなぐことで制作リソースを共有することが可能です。それにより、遠隔の拠点にあるライブ制作設備を、メインの放送センターに存在するリソースの一部のように扱うことができます。遠隔の拠点から見た場合も同様です。これは、エンドツーエンドのファシリティマネージメントシステムとネットワークオーケストレーションとSDN制御システムの活用によって実現されます。

複数の中継車間の接続による部分的なリソース共有

ライブ制作の中継現場にある複数の中継車をネットワークで接続させることでメイン中継車とサブ中継車のリソースの共有も可能になります。互いの中継車では、ネットワーク上の共有された任意のリソースにアクセスできるため、カメラ数、スローサーバー、またはスイッチャーM/E列などのリソースを柔軟に確保することが可能になります。

標準規格 (SMPTE ST 2110 および AMWA NMOS) への対応

2017年11月、SMPTEは「ST 2110 Professional Media Over Managed IP Network」を新たに規格化しました。
映像・音声・メタデータなどの要素をそれぞれ独立したストリームに分割して伝送する ST 2110 はライブ制作用途に相応しい伝送方式となっています。ソニーは規格化の初期段階から積極的に関与しており、いち早く ST 2110 対応機器を商品化しています。

また、アドバンスド・メディア・ワークフロー・アソシエーション (AMWA) によって、様々なメーカーの機器やサービス間の相互運用を実現し、ネットワーク上のリソースを管理するために策定された NMOS (Networked Media Open Specifications) にもソニーはいち早く対応しています。

Nevionのソリューションとの融合による高い柔軟性および高可用性の実現

ネットワークベースのメディア伝送においてハイレベルな技術を有する Nevion 社のソリューションと、ソニーの IP Live プロダクションシステムの融合が、より柔軟なライブ制作のワークフローの構築を可能にします。

メディア伝送用のネットワークは、必要に応じて規模を拡張出来る高い柔軟性と、常に確実なデータ転送を可能にする高い耐障害性が求められます。Nevion の VideoIPath は、高度な SDN (Software Defined Network = ネットワークの経路制御の一元管理を可能にするソリューション) 技術を駆使し、従来難しかったこの二つの重要な要素を同時に実現します。

詳しい内容をホワイトペーパーに記載しております。 ※これより先は、当社が委託した株式会社セールスフォース・ドットコムのサイトへリンクします。

IP Liveプロダクションシステムイメージ

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相互運用性への取り組み

IP Liveプロダクションシステムの相互運用性への取り組み

ソニーは、オーディオ技術者協会(AES)、欧州放送連合(EBU)、SMPTE、ビデオサービスフォーラム(VSF)などの技術団体の活動を束ねるグループの一つであるJT-NM(Joint Taskforce on Networked Media)の「JT-NM テストプログラム」に参加しており、SMPTE ST 2110およびNMOSへの準拠を検証し、検証済みバッジを取得しています。

「JT-NMテストプログラム」について詳細は以下のホームページをご参照ください: https://jt-nm.org/jt-nm_tested