IP Liveプロダクションシステム

ソニーはライブ制作ワークフローにおいて、カメラシステム、ビデオスイッチャー、ビデオサーバーといった幅広いラインアップのIP Liveプロダクションシステムへの対応を実現しています。
また、将来的に標準規格であるSMPTE ST 2110への対応も進めています。

  • システムの特徴
  • システムイメージ
  • アライアンス

IP Liveプロダクションシステムの特長

冗長性とヒットレスフェイルオーバー

ソニーのIP Liveプロダクションシステム対応機器には、冗長性確保のためにイーサネットポートが2系統搭載され、伝送経路の二重化が可能です。
片系のネットワークで障害が発生した場合でも、別系のネットワークパケットにシームレスに切り替わり、映像伝送が途切れることはありません。この二重化システムは常時アクティブで稼働し、伝送経路とともにIP Liveシステムマネージャーからの制御信号も二重化が可能です。

低遅延かつ高画質な伝送

IP Liveプロダクションシステムでは、ライブ制作に必要とされるリアルタイム性の確保のため、デバイス間の超低遅延の伝送を実現しています。また、使用するネットワークの帯域に応じて、映像の圧縮も可能です。
ソニーでは、Low Latency Video Codec(LLVC、SMPTE RDD 34:2015)を採用し、4K、HDともに低遅延かつ高画質な映像伝送を実現しています。

基準信号の同期(SMPTE ST 2059)

IP Liveプロダクションシステムでは、SMPTE ST 2059に準拠した形式で、従来のSDI伝送時と同様に高精度の信号同期を実現しています。

ネットワークセキュリティ

IP Liveプロダクションシステムでは、トランスポート層のセキュリティーによる制御経路全体の保護のほか、IP Liveシステムマネージャー上のユーザー認証とデバイス認証により、ネットワークシステムにおけるリスク回避をはかります。

システムステータスのモニタリング

ソニーのIP Liveプロダクションシステムに対応する製品は、SNMPにも対応しており、システム管理デバイスへのアラート送信が可能です。また、遠隔地からのアラート確認や、各デバイスのログデータを参照できるほか、リモートメンテナンスサービスも提供可能です。トラブル発生時には、システム上のアラートをサービス担当者がモニターし、障害の早期解決に向けて対応します。

NMOS Proxy

NMOSに対応していないソニー機器をRDS(Registration and Discovery System)に登録する際、NMOS IS-04に準拠したIP Liveシステムマネージャーを介して他社製システムコントローラーとのマルチキャストアドレスの交換を行う為の機能となります。

詳しい内容をホワイトペーパーに記載しております。 ※これより先は、当社が委託した株式会社セールスフォース・ドットコムのサイトへリンクします。

IP Liveプロダクションシステムイメージ

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IP Live アライアンス

IP LiveプロダクションシステムのアライアンスパートナーであるIP Liveアライアンスはすでに70社*1が加盟しており、主要な放送機器メーカーだけでなく、ネットワークスイッチメーカーや回線事業者などが参加していることが特徴です。

*1:2018年10月現在

IP Liveプロダクションシステムの相互運用性への取り組み

IP Liveアライアンスに加盟いただいているメーカーに対しては、IPでのAV伝送方式である「ネットワーク・メディア・インターフェース(NMI)」の技術情報を提供し、ASICなどの提供も行っているため、高い互換性を確保するとともに、「ネットワーク・メディア・インターフェース」に対応した製品をスムーズに開発いただける環境を整えています。

*2:JT-NM:Joint Task Force on Networked Media

ソニーは、標準化団体やIP Liveアライアンスメンバー、そしてお客さまと連携しながら、IPでのAV伝送技術の標準化に努めています。SMPTEの提唱する標準規格であるSMPTE ST 2110*3や、AMWAで議論を進めているNMOS(Networked Media Open Specifications)など、標準化に向けた活動にも注力しています。

*3:2018年10月現在、SMPTE ST 2110は草案であり、標準化に向けた審議を進めています。