ご担当者の紹介
CCNet株式会社
春日井局 編成制作グループ長
稲吉 智章様
CCNet株式会社は、東海3県20市区町の広域なサービス提供エリアで、社会インフラを創造するケーブルテレビ局です。「地域に、笑顔と感動を」というブランドメッセージのもと、行政や大学、企業などと連携し、地域と共に成長する企業を目指しています。
CCNetは、愛知・岐阜・三重の3県20市区町の地域の暮らしを支えるケーブルテレビ局です。ケーブルテレビの放送のみならず、インターネット、固定電話、MVNOの提供など、地域の放送・通信を支えています。また、防災・防犯に積極的に取り組み、エリア内に約400台のライブカメラを設置し、交通状況や気象映像をリアルタイムで提供することにより、地域の安全・安心に貢献しています。
制作・放送するコミュニティチャンネルは、対象エリアごとに制作され、地域に密着した映像や情報を届けています。その映像資産のアーカイブに『Ci Media Cloud』を活用しています。
開局から30年以上が経過し、CCNetには多くのアーカイブ映像が蓄積されてきました。そのため、テープやディスクといった物理メディアの保管場所の確保や、耐用年数、それらのサポート体制に課題を感じるようになってきました。加えて、将来的な映像の有効活用を見据えた時に、従来の運用方法では限界があると考え、クラウドを活用したアーカイブの仕組みを検討し始めました。
もともとCCNetでは、より良い業務環境、番組づくりのワークフローを構築するために、クラウドの活用やIT化には積極的に取り組んでおり、アーカイブのクラウド化においても色々なサービス・システム構築を検討しました。
検討を進めるなかで、『Ci Meia Cloud』は、通常のストレージに加え、アーカイブに適した安価なディープアーカイブストレージが用意されている点が魅力的でした。アップロード後には一定期間後に自動でアーカイブストレージに移行される仕組みは長期保管を前提とした運用に適していました。プレビュー機能や検索機能が充実していること、API連携が標準機能としてできる、という点でも他のサービスと比べて便利に使えると感じました。また、自社で一からアプリケーションの開発をせずとも、アーカイブの運用ができる事が魅力的で、採用を決めました。CCNetでは自動送出システムもソニー製のX100を採用しており、そのほかのカメラも含め、撮影・送出・アーカイブといったワークフローを同一メーカーで統一できる点も、将来の拡張性やサポートの面で安心があり、導入の後押しになりました。
現在CCNetでは、『Ci Media Cloud』を導入し、既存のシステムとAPI連携をさせることによって、放送済みの番組映像を自動でアーカイブする仕組みを作っています。送出システムを管理するシステムを独自で構築しており、特定のサーバーと『Ci Media Cloud』と連携させることにより、人の作業を介さずクラウドにアーカイブがされる運用になっています。以前は、放送済みの番組映像を、編集機を使ってブルーレイディスクに書き出し、必要な情報と共に棚で管理していました。『Ci Media Cloud』を利用することによって、こうした作業がなくなり、人的リソースや編集機、保管スペースに空きが生まれました。
CCNetでは制作した番組や映像を、他社のケーブルテレビ局や、企業、行政などの取引先の方に確認、提供する際にも『Ci Media Cloud』のメディアボックス機能を利用しています。取引先の方は、メディアボックスで発行したURLにアクセスすれば、映像の確認(プレビュー)やダウンロードができるので、簡単に共有することができます。取引先によっては、予め特定のメディアボックスを作成しておき、新しいコンテンツを共有する際にはそのメディアボックスにコンテンツを追加することで、確認いただけるので、毎回リンクを発行する手間が省けています。外部の方にとっても、セキュリティ的にも安心で、ダウンロードが不要の『Ci Media Cloud』での共有は、違和感なく受け入れられています。
またCCNetの営業担当者は、アーカイブされている映像を、制作事例や参考映像として利用しています。外出先から『Ci Media Cloud』にアクセスして顧客に紹介することができますし、メディアボックスのURLをお客様に提供し営業資料として見てもらうこともでき、貴重なアーカイブ映像を営業資料やポートフォリオとして効率的に使うことができています。
『Ci Media Cloud』でのアーカイブの運用を始めましたが、この取り組みの価値は10年後、20年後にさらに顕れてくると思っています。放送した番組の貴重な映像が、必要に応じて取り出すことができる、二次利用ができるというのはCCNetのみならず、地域の方にとっても重要なことだと思っています。学校の統廃合の歴史や、地域のイベントの変遷など、地域に密着しているケーブルテレビだからこそ、そのアーカイブ映像は価値あるものであり、未来の住民の方々の笑顔につながると思っています。
そのためには、アーカイブのためのルール作りやメタデータの整理と管理が必要だと思っています。さらなる自動化や連携、AIなどを活用して人の作業の負担を軽減しながら、映像活用の幅を拡げていくことができると思っています。『Ci Media Cloud』も、AIの活用、外部システムや他の放送機器との連携を期待しています。