XDCAM
映像制作機材 "XDCAM"
PMW-TD300
3Dショルダーカムコーダー

PMW-TD300

商品の特長

撮像素子には1/2型“Exmor”フルHD(有効画素1920×1080画素)3CMOSセンサーを左右それぞれの撮影用に搭載。高い解像度とともに高感度、低ノイズ、広いダイナミックレンジを実現するため、1/2型サイズのセンサーを採用しながら、筐体は従来のショルダーカムコーダーと同等のサイズを実現しています。

新たに開発したデュアルレンズシステムにより左右レンズのフォーカス、ズーム、アイリス動作を連動させて操作することができます。また、2つのレンズの中心間距離を45mmと短く設計することにより、これまで二眼一体型3Dカメラで課題となっていた、最短コンバージェンスポイントも1.2mを実現しており、より被写体に近づいて撮影することができます。

3D映像は迫力や臨場感あふれる映像表現が可能となる一方で、コンバージェンスや視差など従来の2D撮影には無かった要素を撮影条件に合わせて適切に調整する必要があります。適切に調整されていない映像は、飛び出し感が強すぎたり、不自然な立体感を感じるような映像になります。
本商品では視聴しやすく高品質な3D撮影をサポートする様々な機能を搭載しています。

  • ※ コンバージェンス:対象物に両眼の視線を合わせる際に発生する角度のこと
    ※ 視差:画面上の左右の映像のずれ幅のこと

・裸眼3D液晶ビューファインダー
3Dメガネを掛けなくても立体視することのできる大型3.5インチ3Dビューファインダーを搭載し、カメラマンの方が映像の立体感を直感的に確認しながら撮影を進めることができます。

・3D視差警告表示
ビューファインダー上の映像の視差が過大となる部分のエッジに色を付け、不自然な3D映像となる可能性を警告します。

・ワンプッシュオートコンバージェンスボタン
ワンプッシュで現在、フォーカスが合わさっている場所にコンバージェンスポイントを移動させることができます。

・様々な表示モード
ビューファインダー上に、左のみ(L)、右のみ(R)、左右ミックス(L+R)、アナグリフ、左右差分表示(L-R)、など様々な表示を行うことが可能で、コンバージェンスコントロールをサポートします。

  • ※ アナグリフ:左右それぞれの映像を赤青に着色したもの。(アナグリフ眼鏡で3D視聴することはできません。)

・グリッド表示
ビューファインダー上にグリッドを表示することができ、視覚的に視差量を把握することができます。グリッド幅は可変することができます。

記録フォーマットや記録メディアは高い実績を持つXDCAM EXシリーズ製品と共通で、既にXDCAM EXシリーズをお持ちのお客様はSxSメモリーカードなどの資産を活用することができます。

左右の映像は2枚のSxSメモリーカードにそれぞれ収録を行います。メモリーカードスロットは左右それぞれの収録用に各々2つずつ、計4つのSxSメモリーカードスロットが用意されています。2枚のメモリーカードをまたいで連続して収録することができるため、64GBのSxSメモリーカードを4枚装着することにより6時間を超える3D撮影を行うことができます。

3D撮影だけでなく、左側のレンズのみ使用した2D撮影にも対応します。その際、SxSメモリーカードは、左側映像用のスロットにのみの装着で撮影可能です。

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