XDCAM
映像制作機材 "XDCAM"

システムソリューション

報道ワークフローファイルベースソリューション

X-Disc Archive

X-Disc Archiveは、コンテンツサーバー、データベースサーバーとプロフェッショナルディスクおよびオプティカルディスク・アーカイブカートリッジによる棚管理を有機的につないでアーカイブを行なうソリューションです。 オンライン素材を一時保存する高解像度データキャッシュサーバー、検索・プレビュー用の低解像度プレビューサーバー、素材のメタデータやディスク情報を管理するデータベースサーバーを1パッケージで提供します。 高解像度データキャッシュサーバー上にディスク化/カートリッジ化を容易に実現できるバーチャルライブラリー機能を搭載して、アーカイブディスク作成時の利便性を大幅に向上させつつ、同時にアーカイブ管理機能も充実しています。 また、ディスク/カートリッジ棚管理アーカイブを主体としているため、全てサーバーで管理を行うフルオンラインシステムと比べ、保守費、消費電力などを抑えることができます。更に、アーカイブメディアとして使用するプロフェッショナルディスクとオプティカルディスク・アーカイブカートリッジは従来のテープメディアと比べ、保存環境の許容範囲が広く、長期保存が可能なため、長期的なランニングコストの低減にも貢献します。

WEBブラウザによる操作

システムの運用は、ほとんどの操作をWEBブラウザ(Internet Explorer 等)を介して行うことができるため、専用アプリは不要で、汎用PCにてシステム構築が可能です。(SDIインジェストには別途SDIインジェストオプションパッケージが必要)

  • オフィスで使用中の既存PCから素材情報の確認・追記、プレビュー
  • 編集室からの検索、プレビュー、素材ダウンロード、ディスク/カートリッジ借入れ申請
  • アーカイブ管理室での素材登録、ディスクへのエクスポート、ディスク/カートリッジ貸出し管理、ユーザー権限設定

上記のように、アーカイブ利用者の環境・目的に即した設定・運用に柔軟に対応することで、素材の効率的な再利用を実現します。

バーチャルライブラリーによるディスク作成機能

「バーチャルライブラリー」とは、高解像度データキャッシュサーバー上に登録された素材を、仮想的にプロフェッショナルディスクあるいはオプティカルディスク・アーカイブカートリッジの容量に区切り、管理するものです。それぞれの仮想ディスク/カートリッジは、「政治」「経済」「社会」などユーザーが自由に素材グループを作成して、そのグループに応じた素材の自動/手動振り分けが可能です。バーチャルライブラリーがフル容量になったのを確認して、グループ分けされた素材をディスクあるいはカートリッジへ書き出し、棚管理へ移行できます。さらに棚管理後の棚置き場所管理やディスク貸出管理機能もWEB上で利用できます。

多彩な素材登録機能

XDCAMレコーダーやXDCAMドライブに装填されたプロフェッショナルディスクおよびオプティカルディスク・アーカイブドライブユニットに装填されたカートリッジからのファイルインポート、ホットフォルダー経由でのファイルインポート、VTRからのHD/SD-SDIインジェスト(別途SDIインジェストオプションパッケージが必要)など幅広い素材登録に対応しています。HD/SD-SDIインジェスト時は1本のテープから複数のIN/OUT点を指定して、分割インジェストの一括実行(バッチインジェスト)が可能です。複数の素材が一本化保存された過去の素材テープから、ファイル化する時に効果を発揮します。

メタデータのカスタマイズ、タイムコードメタデータに対応

検索のキーとなるメタデータについては、XDCAMのMXFファイル(クリップ)に含まれているメタデータを自動的にインポートすることが可能なため、手間のかかるメタデータ入力作業の負荷を軽減します。それ以外にも、ユーザーごとに希望のメタデータ項目をカスタマイズする事が可能です。メタデータ項目の形式はテキスト、日付、プルダウンメニュー、数値など様々な形式から選択ができます。また「タイムライン メタデータ」という時間軸を持ったメタデータ管理も可能です。この機能により、一つの素材の中でIN点・OUT点を区切り、複数のシーンを抽出したメタデータ管理をすることができ、より高度な素材管理を実現します。