00:00~18:05
(テロップ)
提供:ソニーマーケティング株式会社
写真家の井上浩輝さんが話し始める。
(井上)
こんにちは、写真家の井上浩輝です。
(テロップ)
井上浩輝(Hiroki INOUE)
写真家 │ 早稲田大学基幹理工学部非常勤講師
Photographer │ Part-time Lecturer at Waseda University
キタキツネがいる美しい風景を追いかけた
「きつねたちのいるところ」を撮影している。
The project 'Where the Foxes Roam' involves capturing
the beautiful landscapes inhabited by red foxes.
(井上)
さあ、今年もソニーのスマートフォン、Xperiaのフラッグシップモデルが、さらなる進化をして発表されました。
Xperia 1 VIの背面のアップが映し出される。
(テロップ)
Xperia 1 VI
162×74×8.2mm/192g
Snapdragon® 8 Gen 3 Mobile Platform
12GB and 16GB RAM/256GB and 512GB ROM
6.5” 19.5:9 FHD+ HDR OLED 120Hz Refresh rate
16mm:12MP 1/2.5” Exmor RS™for mobile sensor F2.2
24mm:48MP 1/1.35” Exmor T™for mobile sensor F1.9
85-170mm:12MP 1/3.5” Exmor RS™for mobile sensor F2.3(85mm)-F3.5(170mm)
(井上)
ソニーの一眼デジカメαシリーズで培われてきた技術を、スマートフォンという小さな筐体に全力で投入される「Xperia1シリーズ」。今回はどんな進化があったのか、この写真表現ゼミでは、カメラ機能を中心にその進化を見ていきたいと思います。
アイキャッチが流れる。
(井上)
早速、新しいXperia 1 VIのカメラについて、詳しく見ていきましょう。
(テロップ)
1.3つのカメラ
16mm:F2.2
24mm:F1.9
85-170mm F2.3(85mm)-F3.5(170mm)
*35mm判換算値
(井上)
メインカメラはそれぞれ35mm判換算値で、「16mm」「24mmと48mm」そして「85mmから170mm」という、3つのカメラが搭載されています。見えるかな?3つのカメラ。
16mmのカメラで撮った作例が映し出される。
(テロップ)
1.3つのカメラ-16mm Ultra Wide
(画面右端)
16mm
(35mm判換算値)
Xperia 1 VI
16mm F2.2 12MP
Ultra wide
Shutter Speed:1/125 sec
Aperture:f2.2
ISO:64
(井上)
3つのカメラのうち、最も広角の16mmのUltra Wideのカメラは、広大な風景や狭い空間でも画角の中に捉えることができます。高い解像感と構図で迫力のある絵になっています。この画角のカメラが搭載されたスマートフォンをお持ちの方であれば、「この画角があってよかったな」という経験をしてる方が、少なくないと思います。
24mm、48mmのワイドカメラで撮った作例が映し出される。
(テロップ)
1.3つのカメラ-24mm,48mm Wide
(画面右端)
24mm
(35mm判換算値)
Xperia 1 VI
24mm,48mm F1.9 48MP
Wide
Shutter Speed:1/400 sec
Aperture:f1.9
ISO:200
(井上)
2つ目のカメラは、24mmと48mとして機能するワイドカメラで、最大4,800万画素。「万能で自然な視野」とも言われる24mmは、スマートフォン搭載のカメラレンズの中では、最も多く使うものだと思います。夕暮れの機窓から撮影したこのカット、雲海の質感と広がりを見せつつ、機窓から見える自然な画角となると、24mmあたりがちょうどよいのかもしれません。この24mmのカメラには、4,800万画素のセンサーが搭載されているので、次の作例でご紹介する48mmと切り替えて使うことができます。
24mm、48mmのワイドカメラで撮った、2つ目の作例が映し出される。
(テロップ)
1.3つのカメラ-24mm,48mm Wide
(画面右端)
48mm
(35mm判換算値)
Xperia 1 VI
24mm,48mm F1.9 48MP
Wide
Shutter Speed:1/200 sec
Aperture:f1.9
ISO:25
(井上)
2つ目のカメラを24mmから48mmに切り替えて使用して、撮影したのがこちら。井上が好きな焦点距離は、このあたりにあります。適度なズームで主題を引き立てるような写し方や、少ないゆがみで被写体をより正確に写すことができるため、「撮影おつかれちゃんメシ」の撮影に、もってこいの画角とも言えます。こちらの写真は、出発前の飛行機の中で撮影した1枚。旅の印象的な記憶のためのカットには48mm、これくらいの画角を気に入ってよく使っています。
85mmから170mmのズームレンズカメラで撮った作例が映し出される。
(テロップ)
1.3つのカメラ-85mm-170mm Telephoto
(画面右端)
85mm
(35mm判換算値)
Xperia 1 VI
85mm-170mm F2.3-3.5 12MP
Telephoto
Shutter Speed:1/3200 sec
Aperture:f2.3
ISO:100
(井上)
面白いのが、3つ目のカメラです。35mm判換算値で、85mmから170mmのズームレンズ。全ズーム域がデジタルズームではなく、光学ズームになっているので、その焦点距離でもデジタル特有の劣化を伴わない、自然な写真や映像を撮ることができます。嬉しいことに、今回は170mmまで望遠側が伸びています。強力な手ブレ補正とあいまって、画角のバリエーションが豊かな写真表現に、臨むことができると思います。こちらは85mmで撮影しています。悪くない画角ですよね。
85mmから170mmのズームレンズカメラで撮った、2枚目の作例が映し出される。
(画面右端)
105mm
(35mm判換算値)
Xperia 1 VI
85mm-170mm F2.3-3.5 12MP
Telephoto
Shutter Speed:1/400 sec
Aperture:f2.6
ISO:32
(井上)
望遠レンズ搭載ですから、いつもの白樺ラインダンスの森を撮影してみることにしました。井上のお気に入りの撮影場所で、35mm判換算値で100mm前後で撮影すると、(画角の)おさまりが良い所です。さあ今回は、105mmで撮影しました。撮影のタイミングが、背伸びをするように咲く桜とぴったりだったんですね。ハイエンドのスマートフォンに多く搭載され始めている、この焦点距離のカメラを使っての撮影体験は、撮影距離(焦点距離)が短めだった、かつてのスマートフォンのカメラでの撮影体験とは、別次元の楽しさをもたらしてくれるようになっています。
85mmから170mmのズームレンズカメラで撮った、3枚目の作例が映し出される。
(画面右端)
170mm
(35mm判換算値)
Xperia 1 VI
85mm-170mm F2.3-3.5 12MP
Telephoto
Shutter Speed:1/125 sec
Aperture:f3.5
ISO:32
(井上)
こちらが、望遠端の170mmで撮影したカット。春の霞に煙る、北海道美瑛町の丘々を切り取ってみました。「望遠端でF3.5っていうのは、ちょっと暗いかもしれない」と心配したのですが、ソニーが培ってきた強力な手ブレ補正のおかげで、Xperia 1 VIであればさっとシャッターを切っても、撮れてしまいます。いかがでしょうか。スマートフォンという、とても小さな筐体に組み込まれた望遠ズームレンズの望遠端としては、まずまずの写りかなと思います。3つのカメラによる焦点距離ごとの見え方を比べてみると、このような感じです。
砂浜と山を映した作例が、焦点距離ごと(16mm、24mm、48mm、85mm、135mm、170mm)に横並びで表示される。
(テロップ)
16mmから170mmまでを幅広く高画質にカバー
16mm Ultra Wide
24mm 48mm Wide 切り換え
85mm 135mm 170mm Telephoto スムーズな光学ズーム領域
(井上)
35mm判換算値で16mm、24mm、48mmというのは、スマートフォンに搭載されるカメラの一般的な焦点距離といえますが、3つ目のカメラに搭載されている85mmから170mmというのは、Xperia 1 VIの新しい体験となる焦点距離と言えるでしょう。嬉しいことに、この85mmから170mmまでは、デジタルズームではなく光学ズームになっているので、ズームにしたりワイドにしたりするときに、ガクガクせずスムーズに調整することができるだけでなく、ズームをすることでトリミングされて画素数が欠損していくことのない、素敵なカメラレンズになっています。
アイキャッチが流れる。
(テロップ)
2.カメラ性能と機能のチェック
(井上)
ここからは、このXperia 1 VIのカメラについて、井上の「普段使い」という観点から、気になる性能と機能のチェックをしていきたいと思います。
16mmのカメラで撮った作例が映し出される。
(テロップ)
2.カメラ性能と機能のチェック-息を飲む170mm
(画面右端)
16mm
(35mm判換算値)
Xperia 1 VI
16mm F2.2 12MP
Ultra Wide
Shutter Speed:1/2500 sec
Aperture:f2.2
ISO:64
(井上)
このカットはXperia 1 VIに搭載されている3つのカメラのうち、最も広角の16mmで撮影しています。春が遅い大雪山国立公園へ向かう、道端で見かけた光景を撮ったものです。向こうの川岸に見える黄色いヤナギやイタヤカエデ、緑鮮やかな白樺の新緑が素敵でした。かなり広い画角で撮れていることが分かると思います。Xperia 1 VIの大きな魅力の1つは、先ほどもご紹介していた望遠レンズの搭載です。写真中央の向こう側に見える、2本の白樺が見えるでしょうか。ここを望遠レンズで撮影すると、どうなるでしょうか。こんな感じ。
85mmから170mmのズームレンズカメラで撮った作例が映し出される。
(画面右端)
170mm
(35mm判換算値)
Xperia 1 VI
85mm-170mm F2.3-3.5 12MP
Telephoto
Shutter Speed:1/640 sec
Aperture:f/3.5
ISO:64
(井上)
Xperia 1 VIに搭載されている3つのレンズのうち、35mm判換算値で言うと、85mmから170mmの望遠ズームレンズの、望遠端170mmで撮影しています。これまでよくあるスマートフォンで撮ることができた画角とは、別次元の画角を楽しめることが分かると思います。
24mm、48mmのワイドカメラで撮った作例が映し出される。
(テロップ)
2.カメラ性能と機能のチェック-48MPの解像感
(画面右端)
24mm
(35mm判換算値)
Xperia 1 VI
24mm,48mm F1.9 48MP
Wide
Shutter Speed:1/1600 sec
Aperture:f1.9
ISO:25
(井上)
次に「4,800万画素の解像感」ということで、24mmと48mmとして機能するワイドカメラでの撮影データを見ていきましょう。この2つ目のカメラには、24mm側で4,800万画素として機能させることができる「48MPモード」、4,800万画素のモードがあります(RAW記録には対応せず、JPEG記録のみ対応している)。このカットは、そのモードで撮影しています。4:3のセンサーなので、撮影される写真の全体はこんな感じ。長辺8,000ピクセル短辺6,000ピクセル。超高画素の領域と言ってもよい4,800万画素です。
作例の縦辺に「6,000px」、横辺に「8,000px」と表示される。
(井上)
超高画素センサーでの撮影といえばそう、トリミング。ガツンとやってみましょう。
作例中央のトリミング部分が赤く囲われ、縦辺に「2,160px」、横辺に「3,240px」と表示される。
(井上)
このYouTubeの動画は、最大解像度4Kとして制作しているので、いつもの左寄せ3:2のサイズになるように、長辺が3,240ピクセル、短辺が2,160ピクセルになるようにトリミングをしてみましょう。トリミング後がこちら。
トリミング後の作例が表示される。
(井上)
短辺8,000ピクセルだったオリジナルの画像を、半分以下の長辺3,240ピクセルまでトリミングしても、ここまで解像感が失われない、この感じが素敵です。こういった大胆なトリミングができるのは、とても嬉しいことです。続いて、「ぼけ」の表現について見ていきましょう。
24mm、48mmのワイドカメラで撮った作例が映し出される。
(テロップ)
2.カメラ性能と機能のチェック-「ぼけ」の表現
(画面右端)
48mm
(35mm判換算値)
カメラ機能によるボケ生成
Xperia 1 VI
24mm,48mm F1.9 48MP
Wide
Shutter Speed:1/125 sec
Aperture:f1.9
ISO:50
(井上)
井上が撮影後にいつもスマートフォンで撮っている「撮影おつかれちゃんメシ」。今回は、北海道の美瑛・富良野エリアでの撮影の後によくいただく、いつものラーメン屋さんでの1枚です。せっかくのXperia 1 VIを紹介する撮影ということで、チャーシュー麺にしました。さてこの「撮影おつかれちゃんメシ」の撮影で、最も大切な要素の1つが「ぼけ」。まるで、大きな一眼デジカメに単焦点レンズを装着して撮影したかのような「ぼけ」を、食事の場の雰囲気に大きな影響を与えないで、スマートフォンを使ってさっと実現したいものです。Xperia 1 VIでの「ぼけモード」による撮影では、AIを使った被写体認識や深度推定によって、大きくて自然な「ぼけ」を生成してくれます。「撮影おつかれちゃんメシ」の撮影がはかどるんですね。ラーメンがいい感じに写っています。「ぼけ」もきれいでしょう。
(テロップ)
2.カメラ性能と機能のチェック-テレマクロ
(井上)
このXperia 1 VIの面白い機能として、望遠ズームレンズの望遠側でマクロ撮影ができる「テレマクロ機能」があります。びっくりするほどの倍率、そして「ぼけ」がきれいなマクロ撮影を、スマートフォンで簡単にすることができるのです。例えばこんな感じに。
テレマクロ機能を使った作例が映し出される。
(画面右端)
テレマクロ
Xperia 1 VI
85mm-170mm F2.3-3.5 12MP
Telephoto
Shutter Speed:1/250 sec
Aperture:f2.8
ISO:640
(井上)
ね、結構これすごいでしょう。チャーシュー麺の上に乗っていたネギを、ここまで寄って撮影することができるんですね。驚きのテレマクロ機能です。暗いところ「暗所撮影での写り」についても見ていきましょう。
24mm、48mmのワイドカメラで撮った作例が映し出される。
(テロップ)
2.カメラ性能と機能のチェック-暗所撮影での写り
(画面右端)
48mm
(35mm判換算値)
Xperia 1 VI
24mm,48mm F1.9 48MP
Wide
Shutter Speed:1/50 sec
Aperture:f1.9
ISO:320
(井上)
日没後の旭川空港のターミナルを撮影しました。薄暗い環境であることに加えて、明かりがついているところとそうでないところで、輝度差・明暗の差が大きい、難しいシーンです。いかがでしょうか。かつて、スマートフォンのカメラでこんな撮影ができたでしょうか。近頃のスマートフォン搭載のカメラの進化には、目覚ましいものがあり、低照度環境でも素晴らしい撮影ができるようになっています。この写真「Xperia」という小さな筐体に載っている小さなカメラとしては、十分なクオリティを感じさせてくれます。
24mm、48mmのワイドカメラで撮った。2つ目の作例が映し出される。
(テロップ)
2.カメラ性能と機能のチェック-色づくり
(画面右端)
48mm
(35mm判換算値)
Xperia 1 VI
24mm,48mm F1.9 48MP
Wide
Shutter Speed:1/80 sec
Aperture:f1.9
ISO:32
(井上)
Xperia 1 VIに搭載されている画像エンジンの色作りの特徴は、心に留まった光景の思い出を一層印象的に残すことができる、BRAVIA(ソニーのテレビ)ゆずりの色と言えそうです。透過光のデバイスで見たときに、リアルさを損なわずに一層印象的になる色の仕上がりが、気持ちいいという印象です。
24mm、48mmのワイドカメラで撮った、3つ目の作例が映し出される。
(画面右端)
48mm
(35mm判換算値)
RAWを3:2にトリミングして出力
Xperia 1 VI
24mm,48mm F1.9 48MP
Wide
Shutter Speed:1/6400 sec
Aperture:f1.9
ISO:32
(井上)
また、プロモードで撮影したときに記録できるXperia 1 VIのRAWデータは、デジタル一眼のαシリーズと似た傾向を持っていて、少しハードなRAW現像でも十分に耐えてくれる心強さがありました。
クリエイティブルック機能で、さまざまなモード(ST/OFF、NT/Natural、VV/Vivid、FL/Film、IN/Nostalgic、SH/Bright)を使った時の作例が、横並びで映し出される。
(井上)
このXperia 1 VIにも、デジタル一眼のαシリーズに搭載されている「クリエイティブルック」機能が実装されています。心に留まった光景を、手軽に印象的に仕上げることができて、とても便利です。カメラのUIについても見てみましょう。
カメラのUIが映し出される。
(テロップ)
2.カメラ性能と機能のチェック-カメラのUI
(井上)
Xperia 1 VIには、スマホライクなUIはもちろん、カメラらしい、いえいえ、ソニーのデジタル一眼のαらしいUIも搭載されていて、いつものαの感覚で写真や映像を撮影することができます。任意の設定で撮影したい時にとても便利で、これはソニーの一眼デジカメαに慣れ親しんだユーザーにとって、嬉しいことといえるでしょう。
アイキャッチが流れる。
(テロップ)
3. デジタル一眼「α」との連携
(井上)
ここからは、デジタル一眼カメラαとの連携について見ていきましょう。このXperia 1 VIは、デジタル一眼カメラのαとの連携が強化されていて、αの外部モニターとしても活躍してくれます。
Xperia 1 VIをαに取り付け、外部モニターとして使用している様子。
(テロップ)
3. デジタル一眼「α」との連携-外部モニターとして
(井上)
ディスプレイが前のモデルよりずっと明るくなっていて、屋外での視認性も大きく向上しています。この、より明るくなったディスプレイは、αでの動画撮影の時だけでなく、屋外における普段使いでも嬉しいところでしょう。
(テロップ)
3. デジタル一眼「α」との連携-Creator’s Cloud
(井上)
さてこのXperia 1 VIは、ソニーが展開しているクラウドサービス「Creators’ Cloud」にも対応しています。
「Creators’ Cloud」とα7、Xperia 1 VIの関係図が表示される。
(井上)
ソニーの一眼デジカメαで撮影したデータを、インターネットに接続したXperia 1 VIを経由して、クラウドにアップすることができます。より安全に、より確実に、撮影したデータをバックアップしたり、手ブレ補正や音声の分離など、AIを使った重たい処理をクラウド任せにするという、効率的なワークフローを楽しむこともできます。
(テロップ)
3. デジタル一眼「α」との連携-RAW現像でのパワー
撮った画像を編集する際の、Xperia 1 VIの操作画面の様子。
(井上)
写真を楽しんでいる方の中には、カメラに用意されたプリセットなどでは飽き足らず、自身の写真表現のための編集(RAW現像)を、自身の手でやりたいという方は少なくないと思います。特に、このXperia 1 VIに興味をお持ちの方々は、そういった傾向を強くお持ちかもしれません。Xperia 1 VIにはSnapdragon® 8 Gen 3というパワフルなCPUが搭載されているので、この辺りは安心です。また、より効果的な放熱機構であるベイパーチャンバーも組み込まれているので、連続複数枚の編集でも心強いといえるでしょう。
アイキャッチが流れる。
(テロップ)
4. 作例
Xperia 1 VIの画面に、作例が次々と映し出される様子。
(テロップ)
Xperia 1 VIの動画モードで撮影した映像
(井上)
ここからは、作例をもう少しだけご紹介していきましょう。今回ご紹介している新型Xperia 1 VIを手にして、北海道内を旅しながら撮影をしていました。手軽に旅の思い出を一層印象的に残すデバイスとの、楽しい体験だったと思います。
16mmのカメラで撮った作例が映し出される。
(画面右端)
16mm
(35mm判換算値)
Xperia 1 VI
16mm F2.2 12MP
Ultra Wide
Shutter Speed:1/1250 sec
Aperture:f2.2
ISO:64
(井上)
こちらは、函館の大森浜での1枚。車をとめて砂浜へ降りて海岸線へ近づくときの開放感は、広角で撮っておきたいものです。広い画角を楽しむことができる35mm判換算値で、16mmの最も広角側のカメラで撮影しています。ゆがみが少なくて気持ちがいい写りですよね。
24mm、48mmのワイドカメラで撮った作例が映し出される。
(画面右端)
24mm
(35mm判換算値)
Xperia 1 VI
24mm,48mm F1.9 48MP
Wide
Shutter Speed:1/320 sec
Aperture:f1.9
ISO:25
(井上)
そしてこちらは、富良野盆地を望む高台からの1枚。24mmで撮影しています。そう、24mmの焦点距離のときに撮影可能になるのが、4,800万画素のモード「48MPモード」でしたね。あちこちで撮りまわる中で、大きな風景を前に超高画素の4,800万画素で撮り残すことができるというのは、風景撮影を楽しむ我々にとって、貴重な旅の体験ということができると思います。
85mmから170mmのズームレンズカメラで撮った作例が映し出される。
(画面右端)
85mm
(35mm判換算値)
Xperia 1 VI
85mm-170mm F2.3-3.5 12MP
Telephoto
Shutter Speed:1/1000 sec
Aperture:f2.3
ISO:32
(井上)
こちらは、大雪山国立公園にある渓谷で撮影しています。ようやくやってきた春だったのですが、渓谷の奥からまた冬が追いかけてくるというシーンです。春めいた色の手前の木々と、奥に見える雪をまとった柱状節理を、より迫力のある絵にするために、35mm判換算値で85mmという、デジタル一眼の望遠レンズで楽しんでいたような焦点域で撮影しています。このような画角をXperiaでも楽しむことができるようになったというのが、嬉しいところです。
85mmから170mmのズームレンズカメラで撮った、2枚目の作例が映し出される。
(画面右端)
170mm
(35mm判換算値)
Xperia 1 VI
85mm-170mm F2.3-3.5 12MP
Telephoto
Shutter Speed:1/400 sec
Aperture:f/3.5
ISO:32
(井上)
さらに焦点距離をぐっと伸ばして、35mm判換算値で170mmで撮影したのがこちら。富良野の奥のひっそりとしたところで咲く桜たちです。その奥には、春の霞の中に夕張山系の山々も見えています。170mmという画角をスマートフォンで撮影する体験は、このXperia 1 VIが初めてでした。これは想像以上に楽しく便利なものだったので、皆様にも是非体験していただきたいと、強く思っています。
24mm、48mmのワイドカメラで撮った作例が映し出される。
(画面右端)
48mm
(35mm判換算値)
カメラ機能によるボケ生成
Xperia 1 VI
24mm,48mm F1.9 48MP
Wide
Shutter Speed:1/500 sec
Aperture:f1.9
ISO:40
(井上)
さてこちらは、Xperia 1 VIに搭載されている「ぼけモード」で撮影したツクシ。AIを使った被写体認識や深度推定によって、大きくて自然な「ぼけ」を生成してくれる「ぼけモード」での撮影は、ピントが合っているところの解像と背景の自然な「ぼけ」が特徴です。では、テレマクロ機能を使って、ツクシにさらに近づいてみましょう。
テレマクロ機能を使った作例が映し出される。
(画面右端)
テレマクロ
Xperia 1 VI
85mm-170mm F2.3-3.5 12MP
Telephoto
Shutter Speed:1/200 sec
Aperture:f2.8
ISO:32
(井上)
ちょっとびっくりするようなマクロの世界です。旅先で大きな風景に感動して、16mmや24mmといった広角で撮影するのも素敵な体験ですし、85mmから170mmの望遠レンズを使った、大きな風景を切り取るような撮影も楽しいものですが、時々足元にもカメラを向けて、テレマクロ機能で「小さくて大きな世界」を探すことも、楽しみにしたいものです。
アイキャッチが流れる。
(井上)
さらなる進化を遂げたXperia 1 VIについて、カメラ性能を中心に見てきました。年々進化しているXperia。今回も正当な進化をしていて、一層魅力的になっています。発色も、井上が自宅で見ている(ソニーの)テレビ・BRAVIAシリーズと似た絵作りで、見心地がいいなあと感じています。
BRAVIAの画面とXperia 1 VIの画面のイメージ画像が、並んで映し出される。
(テロップ)
Powered by
BRAVIA
(井上)
大切なことを忘れていました。Xperia 1 VIのボディカラー展開も見ておきましょう。
4色のXperia 1 VIの背面が、横並びで映し出される。
(テロップ)
ブラック プラチナシルバー カーキグリーン スカーレット
(井上)
「ブラック」に「プラチナシルバー」そして「カーキグリーン」。こういった落ち着いた色合いの展開に加えて、今回は真っ赤な「スカーレット」も用意されています。この「カーキグリーン」と「スカーレット」については、SIMフリー限定モデルとのことですので、お気をつけください。ちなみに、井上のおすすめは「ブラック」。ガラス越しの撮影で、ガラスに自分が使っているスマートフォンが映り込むリスクを、大きく減らすことができるためです。Androidのスマートフォンといえば、気になるのがOSのアップデートの保証。Xperia 1 VIはアップデートを3年間保証しています。
(テロップ)
Xperia 1 VI
OSアップデート保証
3年間のOSアップデート保証
→最新の機能やセキュリティ更新をスマートフォンの
一般的な製品寿命まで継続的に受けることができる
(井上)
これは、製品の機能やセキュリティ更新を、スマートフォンの一般的な製品寿命まで継続的に受けることができる、ということを意味します。市場にはさまざまなスマートフォンが存在しますが、アップデート保証期間は製品によって大きく異なるものです。多くのエントリーモデル、またはミドルレンジのモデルは、1年から2年が一般的ですが、Xperia 1 VIのアップデート3年間保証は、長期間にわたる安心感と共に、技術的な陳腐化を遅らせる点で、大きなメリットを提供してくれるのかなと思います。
アイキャッチが流れる。
(井上)
今回の写真表現ゼミでは、カメラ機能が一層進化したXperia 1 VIのカメラ機能に注目して、その魅力を見てきました。Xperia 1 VIを手にすることで、スマートフォンのカメラを使った写真表現の幅だけでなく、その深さも大きくしてくれそうです。このチャンネルでは、次回も新たなテーマと共に、写真表現の楽しさについてお話をしていきます。「楽しかった」「これからも知りたい」という方は高評価を、そしてぜひチャンネル登録をよろしくお願いします。ではまた!
片手をあげて挨拶する井上さん。