法人のお客様デジタルペーパー 事例紹介 Digital Paper VOICE
理化学研究所 バイオリソースセンター 情報解析技術室 博士(理学) 太田 聡史 様
理化学研究所 バイオリソースセンター
理化学研究所は、日本で唯一の自然科学の総合研究所として、物理学、工学、化学、計算科学、生物学、医科学などに及ぶ広い分野で研究を進めている。2001年に設立されたバイオリソースセンターは生命科学の研究に使われる実験動物や植物、細胞や遺伝子、そして微生物などの生物遺伝資源の整備、基盤技術開発などを行う。
思いついたアイデアを逃さず書き留める

私の専門は生物学で遺伝学を研究しています。マウスを用いて生き物の身体のコンピュータモデルを作って、骨格と筋肉について運動機能を調べています。客観的に人間と比較できる形で解析することが目的です。人間とマウスは9000万年前に別れ独立して進化しましたが95%の遺伝情報が一致し、5%の違いがあるだけです。人間とチンパンジーの遺伝情報の違いはわずか0.2%ほどです。遺伝情報の違いは明確になっていますが、身体レベルの違いがどの程度あるのかを研究することが私の仕事です。

研究のアイデアは突然に思いつきます。車を運転しているとき、お皿を洗っているときに脈絡もなく降ってくるような感覚です。私は静かすぎるところでは逆に落ち着かず、喫茶店など環境を変えると仕事がはかどることがあります。アイデアを思いついてから書くまでの時間が短く、デジタルペーパーは素早く取り出せ、アイデアを逃さず書き留めることができるデバイスです。とても軽くて薄いので持って出かけるのに快適です。


論文をじっくり精読することに向いています

デジタルペーパーは論文がA4サイズのほぼ原寸大で、拡大をせずに読めるところが気に入っています。これまでも電子ペーパーの他製品を使っていましたが、画面が小さく拡大しないと読めませんでした。

一日に占める「読む時間」が長いので、デジタルペーパーの画面は液晶ディスプレイとは違って疲れないところが良いです。研究室のデスクトップパソコンには大きなディスプレイを使っています。論文をざっと読むのはパソコン、じっくり精読するのはデジタルペーパーという使い分けをしています。デスクトップパソコンのように固定された画面と、手元で読めるデジタルペーパーとでは疲労度が違います。また、出張時など移動の電車の中で窓際の明るいところでは液晶ディスプレイだと反射が強すぎて見にくいことがありますが、デジタルペーパーの画面は見やすいです。デジタルペーパーのことは「ディスプレイというよりは紙」だと捉えています。


重くてかさばる紙資料が不要になります

1本の論文を書くのに、100〜200本の論文を参照します。プリントアウトして紙で持ち歩くのは、重すぎて不可能です。パソコンとデジタルペーパーをUSBに繋げて論文を転送しています。細かい文字まで鮮明に視認できるので、とても重宝しています。

学会のプログラムや抄録なども厚くて重く持ち歩くのが大変ですが、デジタルペーパーにPDFで入れておけばそんな苦労もありません。バッテリー切れの心配もなく長時間使用できます。書き入れる余白やページ数を気にせずに、メモを取ることができ、紙を積極的に使う理由はなくなりそうですね。

打ち合わせでメモするときもデジタルペーパーは相手に存在を感じさせず圧迫しないのが良いです。ノートパソコンを開くのとは違って相手との間に壁ができないので、距離感が近くなるのではないでしょうか。紙にメモするのとほぼ同じ感覚です。

研究の参考にする学術書はとても高価で分厚いものがほとんどです。最近では、紙の出版よりも電子書籍の方が早いタイミングで発売され、価格も安いものが増えました。今後、デジタルペーパーで学術書が読めるようになることを期待しています。

取材日 2016年2月
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