ワイドでダイナミックな風景写真も撮りたいし、少し望遠にして、同じ風景を違った雰囲気で撮りたいときもあります。そんな時、標準ズーム系より、さらに広い広角から望遠まで1本でまかなえる、ズームレンズがあれば、旅先でも便利です。
■Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZAで撮影
レンズ1本で風景を撮るなら、広角から望遠まで使えるカールツアイスレンズ「Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA」がおすすめです。これ1本で24mm相当から、望遠120mm相当(35mm換算)まで、幅広いレンズ域で高い描写性能が得られます。少し値段は高いですが、使ってみる価値のあるレンズです。
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16mm域にて撮影。遊覧船に乗り橋の下から広角で撮る。橋梁から画面を斜めに突っ切る橋桁がより強調された。 |
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80mmで撮影。高層ビルの展望台から東京湾方面を撮る。レインボーブリッジの向こうに見える海も視野に入ってくる。 |
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16mm域で撮影。遊覧船のデッキのレストランから眺める風景。16mmのワイドな描写で、パノラミックな窓から広がる港風景と中のテーブルの対比が面白い。 |
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80mmで撮影。ふと振り返ったときに見た観覧車、望遠効果で手前のイルミネーションが少しボケることで、観覧車を引き立たせる。 |
■DT 18-200m F3.5-6.3で撮影
風景は望遠で撮ることで、印象的な部分を切り取ることが出来ます。そんなときには、広角からさらに望遠で撮れる「DT 18-200m F3.5-6.3」がおすすめ。広角18mm〜望遠は300mm相当(35mm版換算)までカバーできます。
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22mmにて撮影。ライトアップされた夜の帆船と背景の観覧車。広角側での撮影とαの手ブレ補正機能の効果で、このような被写体でも手持ち撮影が可能。 |
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200mm域で、山の向こうの夕暮れの瞬間を撮影。望遠で切り取る遠くに広がる夕暮れと手前の森のシルエットを表現した。 |
■さらに望遠で風景を撮影
さらに望遠域をカバーできるズームレンズを使うことで、遠くの風景をグーンと引き寄せながら、目では追えない風景を切り取ることができます。広角とは違ったイメージの作品作りが可能です。「75-300mm F4.5-5.6」や「500mm F8 Reflex」なら、 αの手ブレ補正機能により、手持ち撮影でも手ブレを気にすることなく、風景を大胆に切り取ることが出来ます。また、望遠レンズ特有の圧縮効果で、手前と奥の空間が圧縮された感じも表現できます。
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75-300mm F4.5-5.6でつり橋の手前から撮影。300mm域での望遠効果で、はるか先の橋を渡る人の情景が切り取れる。望遠レンズ特有の圧縮効果で、橋の遠近感がなくなり、間の空間が縮まった感じに見える。 |
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500mm F8 Reflexを使用し、富士山7合目から、はるかかなたの山を撮影。夜明けまもない雲の向こうに見える山が印象的。 |
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