本機に4K対応オプションソフトウェア『HZC-UHD9』をインストールすることで、4K信号出力(2000TVL)に対応します。HDR / SDRの同時出力にも対応し、ソニーの提唱する4K HDR / HD SDRのサイマル制作ワークフローSR Live for HDRに対応します。また、カメラ単体からも12G-SDI / 6G-SDIでの4K信号を出力ができますので、カメラのスタンドアロン運用にも最適です。
標準で1080/59.94iに加え、プログレッシブやPsFなどの各種フォーマットに対応します。4Kでもマルチフォーマットに対応しますので、あらゆるライブ映像制作シーンで活用いただけます。
<対応フォーマット>
HD:1080/59.94i, 59.94p, 29.97PsF, 23.98PsF, 24PsF, 60.00p
4K(*):3840x2160/59.94p, 29.97p, 23.98p, 24p, 60.00p
* 4Kフォーマット対応ソフトウェア『HZC-UHD9』が必要
カメラとカメラコントロールユニットの接続コネクターに、2種類のケーブルが接続可能な光電気複合コネクターを採用しています。3パターンの接続/伝送方法でフレキシブルなシステム構築を可能にします。
本機は、HD Trunk(カメラ本体からカメラコントロールユニットへの信号伝送)・HD Prompter(カメラコントロールユニットからカメラ本体への信号伝送)に加えて、Network Trunk機能に対応します。HD Trunk機能により、『HXC-FZ90』で撮影中のHD映像信号に加えて、本機のSDI端子に入力したHD映像信号を、一本の光ファイバーケーブルでカメラコントロールユニットに同時に伝送できることに加え、Network Trunk機能によって、カメラ機器のネットワーク制御信号もやり取りすることが可能です。『HXC-FZ90』とカムコーダーなどの光伝送機能を有しないカメラとを組み合わせて撮影する際に、カメラ映像やネットワーク制御信号の伝送用ケーブル敷設作業を軽減するなど、運用状況に応じたシステム構築が可能となります。
4Kイメージセンサーを搭載したことで、フルHDの高画質なデジタルエクステンダー(2倍)を実現します。感度を維持しながら、被写体との距離を近づけた撮影が可能です。
通常のインターカムヘッドセットでの通話に加えて、イヤフォンによる通話が可能です。4極プラグに対応しているため、マイク付きの有線イヤフォンを利用できます。
高倍率レンズを装着してクローズアップ映像を撮影する場合、レンズの光学特性上、テレ端での急速な光量低下が起こる現象、通称“Fドロップ”が発生しますが、これをカメラ側で自動補正する新機能“ARIA機能(*)”を搭載しました。本機能は、Fドロップの補正だけに留まらずレンズ周辺減光も同時補正でき、ビデオエンジニアの課題であったスポーツ中継などにおける高倍率レンズ運用を格段に効率化します。
* 本機能を利用するには、対応レンズとの組みあわせが必要です。対応レンズについては、ソニー営業担当やレンズメーカー様にお問合せ下さい
被写体の明るさに応じて、アイリス・シャッター・ゲインを自動制御し、適正露出を保持することが可能となる“TLCS機能”を搭載しています。無人カメラなどの運用時に最適です。
カメラ本体のみの『HXC-FZ90H』と、レンズやビューファインダーなどがセットになった『HXC-FZ90S』の2モデルをラインアップしています。用途や使いたい周辺機器によって選択できます。
HXC-FZ90H: カメラ本体のみ
HXC-FZ90S: 20倍ズームレンズ、7.4型有機ELビューファインダー付属