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ネイチャーフォトグラファー 柏倉陽介氏a project with NATIONAL GEOGRAPHIC 道東編 Vol.1/3

柏倉氏が捉えた、北海道“道東”の大自然。
ナショナルジオグラフィックとの
共同制作により珠玉の映像が生まれました。

α Universe editorial team

「プロローグ」

ネイチャーフォトグラファーの柏倉陽介です。昨年の夏、ソニーさんから期せずしてお声掛けいただき「極限の目撃者」というテーマで、真夏の西表島で撮影に臨みました。これが最初で最後の機会だと思い、撮影地を散々悩んだ挙句、いつか撮りたいと心に秘めていた熱帯の美しい光景を残すことに成功しました。一生の思い出に残るほどの撮影経験をさせていただきました。そんな私のもとに、ソニーさんから前回の西表島がとても好評であること、そして今度は「真冬に北限へ向かい、同じく美しき日本の光景を捉えに行かれませんか?」とのお誘いの連絡を頂戴しました。

このお誘いをいただいたのは、暮れも差し迫った12月でして、実は次の作品撮りのために日本地図と睨めっこをしている真っ最中でもありました。
とくに北海道は、まだまだ私が訪れたことのない場所がたくさんあり、行くしかないだろうと、ほぼ決めかけていたところでしたので、渡りに船とばかりに喜んでお引き受けすることにしました。
そしてその時私の頭に浮かんだのは、一面が銀世界の山々、そして雪の中のヒグマとキタキツネの姿でした。私が大好きな“想像をカタチにする”旅の始まりです。

「いざ真冬の道東へ」

まずは羽田から飛行機で1時間40分ほどの旭川空港へ降り立ち、最初に撮りたいとイメージした白銀の山を目指し旭岳大雪山へと赴きました。
到着すると現地は猛吹雪・・・。雪の中を、ロープウェイの麓から徒歩で山を登ることにしました。恐らくこれまでの私なら、この時点でいったん立ち止まるところなんですが、前回の西表島での「自分が撮りたいと強く想ったからこそ、思い描いた光景が撮れた」という、あの経験が心に深く刻み込まれていたせいで、今回の撮影も「きっと自分の“想像”はカタチになる」と妙な自信に充ち溢れて臨んでいたのです。
そんな思いもあり、吹雪も意に介さず撮影に向かいました。それに加えて今回の撮影同行クルーの方々は、なんと皆さん全員が前回の西表島と同じ方々。ますます「絶対に撮れる」という強い確信を持ちました。 そして吹雪の中の登山を経て、急に風が止み太陽の光が差し込み始めた時、私の眼前には言葉にできないほどに美しい冬の光景が広がっていました。

さらに真冬の道東が私に届けてくれた贈り物は、この大雪山のドラマチックな光景だけではありませんでした。出発時に私が思い浮かべた、あの野生動物たちも、なんと私の眼前にその姿を現してくれたのです。

眼前に拡がる大雪山の光景

道東滞在中は、少しでも時間があればシャッターを切り続けている自分がいました。
朝陽と共に海岸へ出掛け、夕陽となればキツネを追いかけて雪原へ向かいそうして前回の撮影を通して強い信頼関係で結ばれた撮影クルーの方々に、西表島の時以上に、また今回も助けていただきながら、遂に1本の映像が完成いたしました。もちろんαも、真夏のジャングルに負けず劣らず、真冬の雪の中でも大活躍をしてくれました。 それでは、まるで私に写真の神様が舞い降りたかのような、奇跡の瞬間を捉えてまいりましたので、是非その映像をご覧ください。

* 4K画質でご覧いただくには、YouTube動画プレーヤー右下の歯車アイコンをクリックして、2160P(4K)を選択してください。なおネットワーク環境によってはスムーズに再生ができない場合がありますのでご容赦ください。

次回VOL.2では、映像で使われた6枚の写真について、それぞれの写真に対する私の想いや感じたことをご紹介させていただきたいと思います。 宜しくお願い致します。

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