商品情報・ストアデジタル一眼カメラ α作品撮りで実感した“α”のアドバンテージ 映像ディレクター 岡川太郎

SPECIAL INTERVIEW 映像ディレクター 岡川太郎「Emotion Pictures Ⅱ」

「イメージの羅列。デジタル一眼動画で新しい作品のスタイルが拓(ひら)けた」

NEX-7での映像作品に続いて、“α”による作品づくりに臨んだ岡川太郎氏。後編集にほとんど頼らず、カメラの性能や機能を直接作品に生かす方法で撮影に挑んだ。

デジタル一眼はアマチュアの映像作品の扉を開くもの

岡川氏はWEBなどを中心に、映像作品の幅はもっと広がっていくという。

16:9とか4:3はモニターの制約なわけですが、WEBなどではなくなっていく。縦位置構図9:16の映像や1:1もありうる。デジタル一眼であれば縦位置グリップを使って、そういうアプローチだってできると思う。ちなみに縦位置、グリーンバックの合成用を撮る時などでよくやるのですが、人物だと左右が死んでしまうので縦使いで有効範囲を大きくして撮っています。

―(編集)縦位置グリップにはバッテリーが2個入る上に、撮影しながら交換できます。

―(岡川氏)そうなんですか。それは便利かも!

「デジタル一眼はアマチュアの映像作品の扉を開くもの」

自分一人で全部やるスタイルだと、従来はどうしてもアマチュアっぽくなっちゃう。ところが、“α”だと映像クオリティが確保できてしまう。映像の分野を目指す人にとっては、ハンディカムで作品を撮っていた自分の10代のころから比べたら恐ろしいアドバンテージだなと思います。当時なら編集環境が大事で、お金をためてMacとかパソコンを買う、ということだったのですが、もしかすると今はカメラ本体のほうになっているのかなという気がします。

映画が好きで大学にも入って、いろいろな映像のアプローチにトライしました。地下鉄の乗り降りだけをずっと撮っていたりしました。

今やっと、デジタル一眼の映像をやってみて、インディーズの映画でもないしPVでもないような、個人の作品づくりに手応えがあったと。こういうスタイルでいいんだと。写真を撮るような感覚で撮って、その意味は見る人に委ねるという、そういうアプローチができる。アマチュアの映像愛好家にも、別にドラマを撮らなくてもいい、キレイな花と好きな人を撮ってもそれが作品になるという考え方を勧めることができる。しかもクオリティが高く撮れちゃうから。画(え)のクオリティが低いとそこに引っ張られてしまって、表現がダイレクトに伝わらない。でも今はクオリティが高いからそれがちゃんと伝わる。あとは「見せる場」ですね。WEBだと映像の美しさはまだ限界がありますが、美しい映像を公開したりシェアしたりする方法が出てくればもっとアツい。僕は個展をやりたいです。正直このアプローチが気に入ってたので、多くの人に見てもらいたいですね。

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