F65RSのCMOSイメージセンサーは、水平画素8K、総画素数約2000万画素(*1)を配置することで、スーパー35mmカメラとして業界最高(*2)の解像度を実現しました。このCMOSイメージセンサーを「F65RS」に搭載することで、よりクオリティーの高い4Kコンテンツ制作を実現しています。
*1 有効画素数約1900万画素
*2 2011年9月1日現在
弊社製デジタルシネマカメラF35のトータルラチチュード12ストップを超える14ストップを実現。暗部の粒状性がよく、かつハイライトの白飛びの少ない撮影が可能です。
また色再現性についてもF35を超える、広色域を実現。ポストプロダクションにおけるカラーコレクションの自由度をさらに広げます。AMPAS-IIF仕様(*)に準拠した現像処理を行うことで、極めてフィルムに近いコントラストと色再現性を得ることが出来ます。
* AMPAS-IIF:AMPAS(映画芸術化学アカデミー)による次世代シネマ制作マスターフォーマット
画面内を高速に移動する被写体の撮影では、CMOSセンサー特有のローリングシャッター歪みが生じますが、新開発のロータリーシャッターでCMOSを遮光して画素を読み出すことで、歪みのない画像が得られます。シャッター開角度は11.2度-180度で、連続的に変更することも可能です。またロータリーシャッターに合わせて4種類のNDフィルター(0.9/1.2/1.5/1.8)も合わせて搭載し、マットボックス内にNDフィルターを取り付けることなく光量を調節することができ、撮影の準備時間を短縮します。
ソニー独自の最新半導体技術を用いて、多画素・高密度センサーながらも、120コマ/秒のハイフレームレート駆動(*)を実現。24pの映画制作なら5倍のハイスピード撮影、CMや番組などの30pの制作では4倍のハイスピード撮影ができます。また、可変速撮影にも対応し、1-120pの任意のフレームレートの撮影や、記録しながらのフレームレート変更にも対応しています。
* F65RAW-HFR収録時
カメラ内部にもHD現像ハードウェアを内蔵しているので、HDビューファインダーやHD-SDI出力でのHDモニタリングが可能です。また、SR-R1などのHDレコーダーを接続して、HD収録(YCbCr 4:2:2)を行うといった運用も可能です。HD出力には任意のLUT(Look Up Table)を当てることができ、ユーザーの任意の色・コントラストに設定できます。また2倍、4倍の拡大(マグニファイ)機能を備えており、HDモニターでも4Kの画素単位でのフォーカス、解像度の確認が可能です。
* iOS版はApp Storeにてダウンロード可能です。Android版はGoogle Playにてダウンロード開始予定です