PWA-RX1
-ネットワークRXステーションアプリケーション-

設定・管理画面

概要

シンプルかつ高い信頼性を備えた、放送用ライブストリーミングアプリケーション

スマートフォン、Wi-Fi、あるいは有線ネットワークを使用して、ネットワーク機能を内蔵したカムコーダーやエンコーダーから伝送されたライブ映像を受信することができます。ネットワークRXステーションアプリケーション「PWA-RX1」はソフトウェアとして提供され、お客様が用意されたサーバーにインストールすることができます。

既にカムコーダーとトランスミッターを組み合わせてのライブストリーミングは一般的になっています。例えば、報道用途では、撮影中の映像を即座に編集担当者に送ることができ、速報性が高めることができます。

素材伝送のソリューションには、衛星やマイクロ波帯などを使用した方法もありますが、コスト面の課題があります。一方で、モバイル回線やWi-Fiベースのソリューションでは、回線状況に応じて、映像のフリーズやコマ落ち、あるいは画質の劣化が発生するリスクがあります。ソニーのネットワークRXステーションアプリケーション「PWA-RX1」では、ソニー独自のQoSを採用しており、伝送の信頼性・高画質化を両立したライブストリーミングを実現できます。

特長

ソニー独自のQoSで安定したライブストリーミングを実現

ライブストリーミング中のネットワークパケットの損失は、映像のフリーズやコマ落ち、画質の劣化や音声の乱れの原因となります。ソニーのQoS(Quality of Service)技術は、伝送中の映像と音声品質の維持に寄与します。ソニー独自のアルゴリズムにより、伝送状況に応じて、帯域幅とバッファサイズを自動的に最適化します。リアルタイム自動再送要求(ARQ)、アダプティブレートコントロール(ARC)、前方誤り訂正(FEC)などの技術により、ストリーミングの品質を高めることができます。

スマートフォン、Wi-Fi、または、有線イーサネットを介した高いコストパフォーマンスを実現するライブストリーミング

PWA-RX1は、スマートフォン、Wi-Fi、有線イーサネットネットワーク経由で、ソニーがサポートするカムコーダーやエンコーダーからの映像と音声を受信します。0.5〜12Mbpsのライブストリーミングに対応します。

カムコーダー、エンコーダー、スマートフォンなど幅広いデバイスに対応

USBドングル、無線LAN、イーサネット接続を搭載するカムコーダーからのストリーミングはもちろん、モバイルアプリケーションのXDCAM pocketからのストリーミングに対応しています。

リモートファイル転送

PWA-RX1は、対応するカムコーダーやエンコーダーで記録されたプロキシメディアを転送することもできます。オペレーターはリモートで、カムコーダーからFTPサーバーやクラウドサービスへファイル転送できます。

同時に2系統のストリーミングを受信

スイッチャーやインジェストサーバーなどのオンプレミスのシステム向けに、最大2系統のストリーミングをSDIで出力できます。PWA-RX1をインストールした複数のサーバーをグループ化することで、一つのユーザーインターフェースを使用しながら、複数のカムコーダー接続やSDI出力を制御することができます。

直感的なWebベースの管理GUI

Webベースの管理GUIソフトウェアConnection Control Managerは、簡単な操作で、カムコーダーとの接続やストリーミングの効率的な管理を実現します。管理画面では、複数のカムコーダーの接続ステータスやサムネイル表示の確認、伝送ビットレートやレイテンシーなどの詳細設定、ストリーミング開始などの制御を行うことができます。