「BRC-AM7」は4K60p、4K HDR対応のほか、光学20倍ズームレンズや全画素超解像ズーム、電子式可変NDフィルターなどさまざまな高画質機能を搭載。さらに、より進化した「PTZオートフレーミング機能」にも対応し、幅広い映像制作シーンで活躍します。
AIアナリティクスを活用することで、被写体(人物)をカメラが自動で追尾し、自然な構図で自動調整しながら撮影を行う、それが「PTZオートフレーミング機能」です。カメラに搭載されたソニー独自のAIアルゴリズムがリアルタイムに骨格検出や頭部位置検出、特徴マッチングなどを行うことで、常に自然な画角を維持します。また一方で、軽いお辞儀など被写体の微細な動きにはカメラが細かく動くことはなく、なめらかで自然なカメラワークを実現します。
新開発のパン・チルト駆動機構により0.004度/秒の超低速から180度/秒の高速までの動作を、NC25以下(*)の静音で実現します。スタジオやクラッシックコンサートなど静かさが求められる場面にも、撮影シーンの幅を広げます。
* 弊社測定基準による
新たにPTZオートフレーミング機能と像面位相差AFの連動を実現。被写体にフォーカスを合わせ続けながら、自動追尾撮影を行います。
被写体の視線方向に3段階の空間確保を可能にし、自然な構図調整を実現します。
オートフレーミングを実行する範囲を設定することが可能になります。追尾動作が自動の場合、追尾対象が設定範囲から出ると、画角はスタートポジションに戻り次の追尾対象が設定範囲に入るまで待機します。
全身サイズからクローズアップ(バストショット)まで無段階での構図調整機能や、カメラの構図をあらかじめ登録して呼び出せる構図プリセット機能など、PTZオートフレーミング機能の使い勝手を大きく向上させるさまざまな機能を搭載しています。
複数人が同時にフレームに収まるようカメラが自動で調整し、自然な構図で撮影できます。指定した「メインの被写体(1人)」に近い人物「サブの被写体(7人)」の最大8人まで、カメラが自動で選択しフレーミングを行います。さらに、付属IRリモコンで、1人 / 複数人の切替操作も可能です。
[ ご注意 ] ※サブの被写体を任意に選択することはできません ※想定する被写体以外の人物が画角に入らない環境でご利用ください ※指定した画角/構図を維持するよう構図調整がされますが、指定した人数が画角内に収まることを最優先してフレーミングが行われます
あらかじめ顔を撮影した被写体に優先度をつけて登録可能(最大40人まで)。顔登録機能をオンにするとAIが人物の顔をマッチングし、自動でフレーミングを行います。
[ ご注意 ] ※顔登録が可能なのはBRC-AM7の実機で撮影した顔画像のみです。撮影済みの顔画像などからの登録はできません ※複数人フレーミング時に、顔登録機能でマッチングできるのは「メインの被写体」のみです。2人目以降の「サブの被写体」の検知には機能しません
1.0型の4K対応積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS(TM)と、最新の画像処理エンジンBIONZ XRを組み合わせることで、4K 60pの高解像かつ低ノイズでの撮影を実現。5Kオーバーサンプリング(*)により、解像感の高い4K映像が撮影できるのに加え、4K HDR撮影にも対応し、明るい場面から暗い場面までをくっきりと描写します。
* 約5000×2800ピクセルで撮影した画像を3840×2160解像度に変換。4K120p記録の場合、オーバーサンプリングはかかりません
光学20倍ズームと、解像感を保持したまま高倍率ズームが可能な全画素超解像ズームを備え、4Kで最大30倍(*)までの望遠撮影が可能です。
* 4K解像度の場合。フルHD解像の場合は最大40倍
フィルターの透過率を1/4 - 1/128までシームレスに調整。被写界深度を変えずに露出を調整できるほか、オート設定によって常にカメラ側で設定した光量に自動調節できます。外光で明るさが変化する環境での撮影や、照明効果のある舞台の撮影など、さまざまな環境での撮影に対応します。
・映像出力端子:12G-SDI/3G-SDI/光ファイバー(SFP+)
・音声入力端子:XLR-3ピンx2、3.5mmステレオミニジャック
・外部同期入力端子 / TC入力端子を装備
・XLR 4ピン/PoE++(*)の2種類の電源供給方式に対応
* IEEE802.3bt Type4 Class8に対応
・ テレコンバートモードに対応(1.5倍)
・ 内部録画機能強化:インターバルレック、キャッシュレックに対応
・ 美肌効果(ソフトスキンエフェクト)
・ 登録したシーンファイルを互換性のあるカメラ(*)に共有可能
・ SRT H.265ストリーム出力対応
・ XAVC(MXF)ファイル形式収録 対応
* 対象カメラはホームページにて別途ご案内します
標準規格である「ITU709」やソニー業務用カメラの分光特性に沿った「709tone」、シネマカメラに近い色味を再現する「S-Cinetone」など、あらかじめ用意されたシーンファイルを使い好みのルック(*)で撮影できます。また、S-Log3にも対応しHDR撮影も可能です。
* 映像の色やトーン、シャープネスなどを含む映像表現
CFexpress TypeA/SDXCメモリーカードに対応したデュアルスロットを搭載し、カメラ内部での映像収録が可能。4K 60p/4K 24pなどでの収録のほか、4K 120p(*)によるハイフレームレート撮影にも対応しています。
* 4K 120pでの撮影の場合、周辺画角が約23%クロップされます
※ 電源供給がPoE給電の場合、内部収録機能は使用できません
マスターセットアップユニット「MSU-3500」「MSU-3000」、リモートコントロールパネル「RCP-3501」から画質調整などの制御が可能。可変NDフィルター/AWB/エリア表示(ゲート)/コールにも対応します。さらに、カメラコントロールネットワークアダプター「CNA-2」の“Web RCP機能”(*)により、Webブラウザ上からのカメラ制御を実現します。
* CNA-2 Ver. 1.2(2025年秋リリース予定)にて対応予定
パン・チルトと、ズームの動きをシンクロさせることで、自然なプリセット移動を実現する「Zoom Sync」に対応。さらに “パンチルト速度単位”機能で、プリセット移動時の速度、もしくは時間の設定が可能です。また、全画素超解像ズーム域(1倍以上)においてもプリセットポジションが登録できます。
free-dプロトコルの複数出力対応
free-dプロトコルの座標オフセットデータ出力対応
PC・タブレット端末に対応したWebアプリケーションにより、カメラのパン・チルト・ズームなどの操作、PTZオートフレーミング機能に関する各種設定や内部記録の録画、再生操作などが可能。PTZオートフレーミング機能の構図変更など主要な操作はメイン画面上に配置され、現場での運用性を高めます。
・RTSP / RTMP / RTMPS / SRT / NDI|HXなどさまざまな映像ストリーミング方式に対応
・軽量・コンパクトな筐体でクレーンやバトンなどへの設置が容易