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フォトグラファー
梅澤 勉
SIDE STORY

α7S IIをPROカスタマイズ!
梅澤式MoVI10を使った撮影方法

α Universe editorial team

フォトグラファーとしての特長を活かしながら、CMを中心にムービー制作にも積極的に関わっている梅澤勉氏。ソニーα7S IIをMoVI(スタビライザー)に搭載し、最近、新レーベル「ヴィレッジヴァンガードミュージック」からリリースされたYunomi feat.nicamoq のMV「ゆのみっくにお茶してEP」の撮影を行った梅澤式撮影方法を紐解いていく。

MoVI 10に装着するには「小型」が第一条件!

MoVI(スタビライザー)撮影はいま業界内ですごく流行っていて、MoVI 10での撮影を考えたとき、小型で軽量であることとカスタムのしやすさでα7S IIを選びました。MoVIでの撮影はグラム単位で軽ければ軽いほど疲れないうえ、重量が軽いことでMoVIにセットする際の調整時間も圧倒的に少なくて済むので、MV撮影のような6時間ほどの時間を要する手持ち撮影に適していますね。

MoVI 10にモニタ、ワイヤレスのフォローフォーカスをつけて自由に歩きまわる撮影を実現

① ワイヤレスフォローフォーカス(DJI製Focus ワイヤレスリモートフォーカス)
② クリップオンLCDモニター(ソニー製CLM-V55)
③ MoVI 10(Freefly製MoVI M10)
④ MoVI専用スタンド(Freefly製MoVI M10付属品)

MoVIを使うにあたっては、レンズを交換するたびにバランスをとるための緻密な調整が必要ですし、レンズを変える度に重心が変わるので、レンズ交換の都度バランスをとるための緻密な調整が必要です。ですが、MoVI自体はいったんセットを決めてしまえば、撮影中、大胆にカメラを動かしても安定したフレーミングをキープし続けることができます。次に課題になってくるのは、いかになめらかなフォーカス移動を実現するかです。梅澤式といえば、ずばり「ワイヤレスフォローフォーカス」。リモコンで操作できるワイヤレスタイプのフォローフォーカスをスタッフ(フォーカスマン)に託し、僕は現場の画作りに集中します。フォーカスマンは基本的に側にいますが、離れていても問題ありません。

■フォローフォーカス(DJI製Focus ワイヤレスリモートフォーカス)

外部モニターもソニーを使用

カメラ側の機能であるガンマ表示アシスト機能を使って、S-Logのコントラストの低い画から、コントラストのある画に変換したものをモニター表示させられるので、フォーカスやフレーミングに迷わなくて済みました。その画を見ながらフレーミングやフォーカスをしたので、確認が容易に行えました。

■クリップオンLCDモニター(ソニー製CLM-V55)

新レーベル「ヴィレッジヴァンガードミュージック」の第一弾アーティストとして10月12日にリリースされたYunomi feat.nicamoq のMV「ゆのみっくにお茶してEP」は、ヴィレッジヴァンガード下北沢展を舞台に撮影。アーティストのにかもきゅさんが誰もいないお店の中で生活しているという設定ですよね。今回のMVは4K撮影なのでしょうか?

ほぼ4Kで撮影しています。一部、卓袱台をひっくり返すシーン(3:19)と女性が走って逃げる最後のシーン(3:23)ではHS(120fpsのハイスピード撮影)を使用しているため、それぞれのフォーカスを合わせていくのが難しかったですね。少しでもブレると4Kならではの美しい画が生かされないのでそこは特に神経を使いました。

Yunomi feat.nicamoq のMV「ゆのみっくにお茶してEP」

制作=MAIHAN 監督=伊勢田世山 撮影=梅澤勉・島本幸作 照明=前島祐樹 プロダクションマネージャー=笠原時生 衣装制作+スタイリング=さくらいかおり(Light and Lightness) 協力=ヴィレッジヴァンガード下北沢店

■使用レンズ/実際のシーン

使用レンズ:ZEISS Milvus 1.4/50/画像上(3:07)画像下(3:19)
使用レンズ:ZEISS Milvus 2/100M/画像(0:31)
使用レンズ:SEL1635Z/画像(0:04)

――撮影ではLogを生かすためにライティングにも力を入れたとのことですが。
メインカット(0:25)の青っぽいピンク色の表現は監督からの要望です。それに応えるためにS-Log3で撮影し、Premire上でグレーディングしました。ピンクの色味はときに下品にみえたり不健康な感じになるので、監督が望むピンクに合わせるために、ライティングにはこだわりました。ただ、ライトは現場でつくっていく作業なので、ライトマンとは緻密に相談し、調整しました。監督の要望に柔軟にこたえられたのは、Logならではだと思います。

グレーディング前PP9(S-Log3 S-Gamut3)
グレーディング後PP9(S-Log3 S-Gamut3)

――MoVIならではのシーンはありますか?
店内を探検しているシーン(2:51)やローアングルで女性を追いかけるシーン(3:05)などはMoVIならではですね。MoVI自体が水平を保ち、チルトすることなく、追尾を速くしたり遅くしたりできるので、狭い店内を自由に追いかける撮影を可能にしてくれました。また、HSなのに、フルHDのキレイな画質で撮れました。フリッカーを回避するには一般的にはシャッタースピードを1/80secなどと遅くするのですが、HS撮影ですので、そういうわけにもいきません。なるべくフリッカーが出にくい画角で狙うなどフリッカーにいちばん気を使いました。

うめざわ・つとむ
1975年生まれ。D-CORD LIMITED所属。広告、雑誌、ポートレイトを中心にスチル、ムービーの両方で活躍。
http://www.d-cord.com/umezawa/umezawa.html

【機材協力】
TOYO RENTAL
http://www.toyo-ep.jp/rental/

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