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One and Only
鉄道写真家 中井精也 氏 Vol.2
中井氏が“α1”と探す唯一無二の鉄道絶景!
デジタルカメラマガジンとの連動企画を
毎月コラム形式でお届けします

α Universe editorial team

みなさんこんにちは。鉄道写真家の中井精也です。 α1と一緒に日本全国を旅しながら、唯一無二の鉄道絶景を探す「One and Only」。第2回目となる今回は、青森県と秋田県の日本海に沿って走る五能線を旅しました。 総延長147.2kmを誇る長大路線で沿線風景は変化に富んでいますが、特に美しいのは険しい奇岩連なる日本海の風景です。 もちろん今回の旅でもそうした海沿いの絶景を撮ってきましたが、One and Onlyでは、僕自身がこれまで訪れたことの無い場所にも積極的に赴きたいという想いもあり、キャンピングカーで出かけ海だけにこだわらず様々な場所から絶景を探して撮ってきましたので、是非ご覧ください! それではまず最初の1枚になります。

α1,FE 24-70mm F2.8 GM 26mm,F8,1/500秒,ISO400

十二湖駅と陸奥岩崎駅の中間、「ガンガラ穴」と呼ばれる険しい岩山をトンネルが貫き、そこを列車が通過してゆく瞬間を捉えた1枚になります!まさに五能線らしい魅力が凝縮された写真になったと思います。 このポイントは浅瀬の湾になっているので、太陽の位置が高くなる時間帯を狙って撮影しました。その結果、太陽の光が海底まで届き、エメラルドグリーンに輝いてくれました。 写っている車両は「リゾートしらかみ」で、ディーゼルエンジンとリチウム蓄電池を利用して走るハイブリッド気動車です。 青池編成とも呼ばれていますが、白神山地の十二湖の1つで有名な「青池」がその由来です。 まるで箱庭のような美しい風景の中を走る青池編成の車両。 まさに五能線だからこそのシーンだと思います! α1の高精度なAFが岩山を通過してゆく車両をバッチリ捉えてくれつつ、高解像にこの絶景をまるごと捉えてくれました。 続いて2枚目です。

α1,FE 24-70mm F2.8 GM 24mm,F8,1/640秒,ISO800

鉄道ファンの方ならば、この撮影ポジションからの写真は一度は目にされたことがあるんじゃないでしょうか? この構図は、深浦駅に近い場所から撮影をすることができます! 列車の背後には特徴的な奇岩、そしてその奥に広がる青い日本海と空、それら全てを一緒に写すことができます。深浦消防署のすぐ近くにある国道から撮影できるので、五能線を訪れることがあったら、是非チャレンジしてみてください。 ちなみに訪れた際には、もちろん写真を撮るのも良いですが、実際に列車に乗られてこのドラマチックな風景を車窓から満喫することもお勧めします! 3枚目になります。

α1,FE 16-35mm F2.8 GM 17mm,F8,1/4000秒,ISO800

日本海沿岸での撮影といえば、やはり夕陽は外せません! 僕の持論は、たとえ車両が写っていなくても鉄道写真は撮れる!です。まさに沈みゆく綺麗な夕陽を、大好きな驫木(とどろき)駅で撮影しました。 趣のある線路と日本海の夕陽のコラボレーションは情緒的で、何か物語を感じさせてくれるような光景でした。 ホームに立って沈みゆく夕陽を眺めていると、刻々とその表情が変わっていきます。そのゆっくりとした時の流れに、心が癒やされていくのを感じました。 4枚目も夕刻の写真ですが、こちらは日没直後になります。

α1,FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS 148mm,F6.3,1/640秒,ISO800

残照で、まだ空は茜色に染まっている時間帯。たなびく雲が印象的で、とてもドラマチックな1枚になりました。 列車だけを撮りたいと思っていたので、五能線と並走している国道にトラックが来ないかと、少し緊張しながらの撮影でしたが、運良く列車だけが通過してくれました。 ちなみにこの写真は、空を基準にして露出を決めています。列車はかなり暗くなってしまうことになりますが、列車がカーブに差し掛かった瞬間を捉えれば、車両の側面に残照が反射してくれるはずだと想像して挑みました。その読み通り車両の側面が輝き、美しい空を表現しつつ、列車の存在感も出すことができました。 5枚目は、がらりと変わって田園風景です。

α1,FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS 400mm,F8,1/640秒,ISO400

実は今回、五能線に行くことを決めたのは、黄色に色づく田園風景と列車を撮りたいと思ったことも理由のひとつでした。 この写真は、糠森(ぬかもり)山という標高208mの小さな山から見下ろして撮った1枚です。前々から気にはなっていたのですが、初めて訪ねました。 現地に行ってみると山への登り口も分からないような状況だったのですが、地元の鉄道ファンの方から情報を得ることができて、無事に登頂して撮影することができました。 まるでパッチワークのような田園風景の中を、列車がゆっくりと走っていきます。刈り取りが始まったばかりの田んぼでは野焼きの煙が上がり、眼前に広がる東北の美しい風景に思わず心が震えました。 さて次が、今回の五能線の最後の写真になります。

α1,FE 24-70mm F2.8 GM 24mm,F4.5,30秒,ISO1600

あきた白神駅と岩館駅の中間にある第二小入川橋梁での撮影です。 橋梁の背後には日本海が広がる絶好のロケーションで、日中も素晴らしい風景に出会えますが、僕は敢えて夜に挑みました。 星空と鉄橋の上を列車が光跡となるシーンが撮れたならどんなに素敵だろう!と想像したからです。 そうそう簡単に自分が想像した通りになるわけではないので賭けではあるのですが、まさに最高のシチュエーションで撮影することができました! さて第2回目の「One and Only」はいかがでしたか? 次回もα1とともに、僕自信が唯一無二と思えるような鉄道絶景をお届けしたいと思いますので、是非ご期待ください! 鉄道写真家・中井精也でした。

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