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Adventure TRAIN

Adventure TRAIN 第12回 小湊鐵道
鉄道写真家 中井精也 氏
中井精也がαと旅する鉄道冒険記
デジタルカメラマガジンとの連動企画を
毎月コラム形式でお届けします

α Universe editorial team
α1,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 200mm,F4,1/320秒,ISO400

小湊鐵道 上総大久保~養老渓谷 緑輝く夏山は、まるで絵本のような「緑のトンネルの世界」に。緑を色鮮やかに表現するためにPLフィルターとクリエイティブルックの「VV」で強調した。VVでシャドウを+3にすると見たときの印象に近い明るさになる。PLフィルターは青空を濃くするために使うと思いがちだが、葉の乱反射を防ぎ、本来の緑を表現するのにも有効だ

記憶にある夏の風景を求めて
猛烈な暑さの中、小湊鐵道へ

この夏は記録的な猛暑が続いた。撮影の過酷さはもちろん、ただ生活しているだけでアドベンチャーな状況だが、裏を返かえせば夏らしい作品を狙うには最高の状況とも言える。今回、旅をしたのは昔ながらのローカル線の原風景を今に残す小湊鐵道。テーマは「記憶の中の夏」に決めた。実際にそうであったかはもはや定かではないが、子どもの頃の夏は今よりもキラキラと輝いていたように思う。あの鮮烈な夏の風景を、この夏らしい夏に、どうしてもα1で再現してみたかった。

僕たちが使うカメラは、目の前の風景をそのまま写す機械だ。でも写真は目の前の風景をそのまま写すものではないと僕は考えている。そのまま写すだけでは、記憶の中で年々美化されていく夏の色には到底かなわない。だから僕は、αという最高の道具を使って、現実の風景を理想のあの鮮烈だった夏の色に近づけていく。 高い位置からほぼ直角に降り注ぐ夏の光は、遮る空気の層が薄いぶんとてもクリアーだ。その強烈な光線は大きな明暗差を生み、風景にメリハリを与える。αシリーズに搭載されているクリエイティブルックは、ハイライトとシャドウの描写を意のままにコントロールすることで、夏のメリハリを効かせたイメージ通りの作品を生み出すことができる。今回αで捉えた夏の風景は、どれも記憶の中以上にキラキラと輝いていた。 夕焼けのヒマワリ畑に列車が現れたとき、突然自転車に乗ったおじさんがファインダーを横切った。α1のモニターに現れた写真を見た瞬間、まるで記憶の中の風景を撮影したかのような、確かな手応えを感じた。

<NEW PRODUCTS>
夏色はハイライトとシャドウのコントロールが決め手

撮影後にレタッチするだけではなく、現場でできるだけ理想の色に近づけるように心掛けている。夏空の風景を撮るときは、PLフィルター+クリエイティブルック「VV」をセレクトするのが基本。さらに雲の白飛びを抑えるためにハイライトを+3、肉眼の印象に近づけるためにシャドウを+4調整している。調整値は現場の条件によって変わるが、方向性は変わらない。

PLフィルター+クリエイティブルック「VV」でハイライト+3、シャドウ+4に調整。メリハリがありつつ、コントラストがキツ過ぎない自然な仕上がりに PLフィルターなし、クリエイティブルック「ST」で撮影。ほぼ肉眼で見たままの風景だが、夏らしい鮮やかさはない

α1,FE 24-70mm F2.8 GM II 24mm,F8,1/500秒,ISO400

小湊鐵道 上総川間駅付近 もこもこと浮かぶ夏雲は絵になるが、そのぶん曇ってしまうリスクも高いのでドキドキしながら撮影。こちらはPLフィルター+「VV」でハイライト+3調整のみ。赤い気動車が夏の風景に映える

α1,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 98mm,F2.8,1/8000秒,ISO800

小湊鐵道 上総川間駅付近 まさに記憶の中の夏の風景が撮れたかのような渾身の1枚。偶然通りがかった自転車のおじさんが、まるでデジャビュのように記憶の中の風景と重なる

α7R V,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 200mm,F4.5,1/1250秒,ISO800

小湊鐵道 月崎~上総大久保 線路脇で見つけたサルスベリの花。メリハリをなくして優しい雰囲気にするため、「VV」からハイライトとシャドウを+4調整している

α1,FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS 422mm,F8,1/160秒,ISO1600

小湊鐵道 上総久保駅 秋が旬のイチョウだが、涼し気な夏も実に絵になる。日が陰ってしまったが、あえて色補正せずに、涼し気な印象に仕上げた

α1,FE 16-35mm F2.8 GM 16mm,F8,1/800秒,ISO800

小湊鐵道 上総鶴舞~上総久保 印象的な1本の木を主役に。ここではメルヘンな雰囲気を強調するため、「VV」からシャドウを+6調整。背景の入道雲が良いポイントになった

<ADVENTURE EPISODE>
大俯瞰ポイントを発見するも下回りが見えず断念……

通い慣れた小湊鐵道だが、新ポイントを探そうと山に分け入るアドベンチャー。そして素晴らしい俯瞰ポイントを発見! でも列車が来たら、夏草で下回りが見えず撃沈。季節を変えてまたチャレンジだ。

α7R V,FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS 496mm,F9,1/400秒,ISO800

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