広がるαプロフェッショナルフォトグラファー

α Photographer’s Voice

α Photographer’s Voice
Phtographer 冨樂 和也
Photographer

冨樂 和也

「私の仕事の相棒として
頼れる存在になっています」

冨樂 和也(ふらく かずや)

1965年、福岡県北九州市小倉生まれ。広告写真・旅・食・ファッション・スポーツなどの雑誌撮影、ポートレート・スナップなどの人物撮影、建物・風景・ショップ・イベントなどの取材撮影、プライベートフォト・客船でのクルーズ撮影、医療や企業などの撮影、等広いジャンルで活躍。

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「αとの出会い」

α5100 + E 55-210mm F4.5-6.3 OSS 1/2000 F5.6 ISO250

私は広告写真をメインにさまざまな仕事をしています。旅、ファッション、食べ物、スポーツなど、クライアントの依頼内容に応じてさまざまシーン・被写体を撮影しています。カメラマンとしてのキャリアはもう20年になります。仕事を始めた当初はスポーツをメインに撮影しており、アフロに所属して4年ほどオリンピックやワールドカップなど、世界のスポーツの撮影をしてきました。アフロ退社後に新たなジャンルの撮影にチャレンジするために単身イタリアへ赴き、スナップやファッションの撮影を中心に仕事をしました。そんな中、某有名ファッション誌から声がかかり、スナップの連載を担当することになりました。しばらくその雑誌の仕事を経験した後に帰国して広告カメラマンとして今も活動をしています。

私のαとの出会いはα6000、α5100、α77 IIなどの4D FOCUSモデルの広告写真撮影でした。私はこれまでスポーツ撮影を長くやっていたということもあり、4D FOCUSの高速オートフォーカスをアピールする作例撮影で声がかかりました。その撮影で初めてαに触れることになったのですが、αの広告写真を撮影するにあたりα使ったことがない人間がαの作例を撮影することに違和感がありました。その違和感は写真を通じて受け手に伝わってしまうと思いますし、説得力のある写真が撮れないと思ったので、そのタイミングで全ての機材をαに買い替えました。その時にα6000とともにα7Rを購入し、その後にα7S、α7R IIを購入しました。

αに変えることに不安はなかった

α7R + Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS 25 F22 ISO100

αに変えること、ミラーレスカメラに変えることに対してはあまり抵抗や不安はありませんでした。イメージセンサー製造のリーディングカンパニーとしての安心感やカールツァイスレンズが使えるという期待もありましたし、αの電子ビューファインダー(EVF)は解像度が高く、見やすいことは知っていましたし、実際に使ってみるとその期待をさらに上回るものがありました。イメージセンサーにおいてはα7R IIの裏面照射センサーを越えるものはないのではないでしょうか。高解像度はもちろん、高感度撮影においてあれだけ画質が落ちずに感度を上げられる高画素のカメラは他にないと思います。そのイメージセンサーに5軸手ブレ補正と小型ボディが加わることによって、撮影の幅が非常に広がります。高画素のカメラは他にもありますが、三脚を使わずに手持ちでこれだけ美しい写真が撮れるのはα7R IIだからこそだと言えます。私は主にズームレンズで撮影することが多いのですが、カールツァイスレンズにもGレンズにもたいへん満足しています。描写や色はもちろんですが、ボケが非常にきれいですし、吊り橋などワイヤーロープの線がいっぱい入った被写体を撮る時は、二線ボケが出てしまうことがよくあるのですが、ぜんぜん出ず、高性能なカメラとレンズが融合し、とても良い描写とボケを生み出すところが好きです。

私はマニュアルフォーカス撮影が多いのですが、ピント拡大してしっかりピントを合わせられるのは大きな武器だと思います。撮影後にいちいちモニター見なくてもファインダー上で撮影画像を確認できるのも助かりますね。また、カメラ本体が小さいということはやはり大きなメリットです。機材が軽くなるなどはもちろんですが、スナップ撮影やポートレートの撮影のときは撮られている側がカメラを意識しないので、自然な表情や雰囲気をそのまま写真に写せます。また、そのカメラによって撮られる画が素晴らしいこと。αは私の仕事の相棒として頼れる存在になっています。