撮影点数の多いECサイトの商品写真や、頻繁に変わる飲食店のメニュー写真など、社内のスタッフが写真を撮影するケースは数多くあります。顧客の「欲しい」や「食べてみたい」というモチベーションを刺激するには、これらの写真が商品の魅力を十分に伝えていなければなりません。
売上に影響する重要な写真をよりクオリティーの高いものにするには、商品の細部や料理のシズル感を表現するためのカメラが必要です。
このページでは商品撮影のためのカメラの機能と、小型で使いやすいデジタル一眼カメラαをご紹介します。
スマートフォンと一眼カメラの写真との出来映えが違う要素の1つが「イメージセンサーの大きさの違い」です。
イメージセンサーには、レンズから入った光を電気信号に変換する役割があり、このサイズが大きいほど多くの光と画像情報を取り込めるため、より豊かな階調表現やリアルな色の再現が可能になります。
デジタル一眼カメラα7シリーズのフルサイズイメージセンサーは、一般的なスマートフォンで採用されている1/2.3型センサーの約30倍の大きさ。ジュエリーや美術品、美味しさを表現したい料理などは、フルサイズの一眼カメラで撮影することで、背景をぼかしたり、細かなディテールを見せたりなど、多彩な表現が可能になります。
オートフォーカスでピントを合わせる技術はいくつか種類がありますが、デジタル一眼カメラαは像面位相差検出とコントラストAFという2つの技術を組み合わせること(ファストハイブリッドAFシステム)で、スピーディーなピント合わせと広範囲のピント合わせを実現しています。
α7シリーズは撮像領域の約93%をカバーする693点の像面位相差検出AFセンサーに加え、コントラストAF枠を425点に多分割化*。高密度に配置されたAF測距点(そっきょてん)により、高い検出精度を実現し、ピント合わせが難しいシーンでも被写体を瞬時に捉えます。
たとえば、できたての料理の断面を見せるような写真でも、一番見せたいところにピントを合わせ、背景をぼかして撮影するなど、シズル感あふれる撮影ができます。
* 機種によって仕様が異なります
デジタル一眼カメラは、レンズを交換することによって、幅広い写真表現がかんたんにできます。「ソニー E マウント」は、圧倒的な解像力と美しいぼけ味を高次元で両立している「G Master」を筆頭に、なめらかで美しいぼけ味が特長の「G レンズ」や、忠実な色再現とヌケの良い透明感のある描写が特長の「ツァイスレンズ」などをラインアップしています。
たとえば、商品撮影で小さな商品に寄って撮りたい場合は、マクロレンズがおすすめ。逆に、不動産物件の撮影で狭い場所で室内を広々と見せたい場合は広角レンズを選ぶというように、被写体に合わせてレンズを選べます。
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